(CNN) トランプ次期米大統領の政権移行チームは閣僚指名者の少なくとも一部について、連邦捜査局(FBI)による従来の身元調査を避け、民間企業を使って候補者の調査を行っていることが分かった。政権移行の計画に詳しい関係者が明らかにした。 関係者によると、トランプ氏やその周辺はFBIのシステムについて、スピードが遅すぎ、政策課題の実行に速やかに着手するというトランプ氏の計画の妨げとなる問題が多いとみている。FBIの徹底的な身元調査を巡っては、政治的攻撃に利用される不名誉な情報が掘り起こされるケースがあるとの批判がある。 トランプ氏はこのところ次期政権の高官級ポストの人選を相次ぎ発表しており、その中にはマット・ゲーツ元下院議員を司法長官に、トゥルシ・ギャバード元下院議員を国家情報長官に充てる人事も含まれる。 誰を指名するか、誰と情報共有するかを決める権限は究極的には大統領にあり、身元調査の慣例に