中国南方航空初のC919が滑走路への着陸を準備する様子=9月21日、杭州蕭山国際空港/CFOTO/Future Publishing/Getty Images 北京(CNN) 私は航空会社数十社の旅客機で、世界中を100万マイル以上旅してきた。北京から上海まで中国国際航空の短距離便に搭乗した回数は数えきれない。 北京と上海を結ぶ便は、航空各社が週に60便以上、毎日運航している。ボーイング747や最新型のエアバスA350など、大型旅客機が使われることも多い。 ほぼ1000機を保有する中国国際航空は、私が直近で利用した便にナローボディー機を使用した。ただし単なる幅の狭い機体ではない。同航空初の、そして今のところ唯一の「C919」だった。 C919は中国初の本格国産旅客機で、上海に拠点を置く国有企業の中国商用飛機(COMAC)が製造した。長年をかけて開発され、予定が大幅にずれ込んだ末に、双発機の