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衆院選
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90 Sr 137 Cs 3) n=20 0.001 0.021 0.003 0.085 1996 1997 4) n=15 n=14 0.001 0.014 <0.0001 0.011 0.001 0.27 0.002 0.10 1995 2000 n 90 Sr 137 Cs Bq/kg
ヨウ素(元素記号は I )には24種類の同位体があります。同位体とは化学的性質は同じですが、“重さ(質量数)”が異なる元素のことをいいます。この24種類のヨウ素の中で、放射線を出さないのは、“重さ”が127のヨウ素(127 I と書きます)だけです。核実験や原子炉事故時に検出されるのは、131 I 、132 I 、133 I などです。 129 I も原子炉の中でつくられますが、上に述べた3種の放射性ヨウ素に比べ、量が格段に少ないので、検出されにくいのです。しかし使用済核燃料を長期保存して、半減期の短いヨウ素が減衰すると、おもに現れてきます。表に核分裂によってつくられる代表的なヨウ素同位体の種類と半減期を示します。129 I の半減期はおよそ1600万年、その他のヨウ素同位体の半減期はそれにくらべはるかに短いことがわかります。 原子炉事故の時に真っ先に検出されるのは、気体か、気体状になり易
皆さん、「半減期」という言葉をお聞きになったことがありますか?私の手許にある国語辞典には、「半減」という言葉の解説は載っていましたが、「半減期」は載っていませんでした。この言葉が学術用語だからでしょう。ちなみに「半減」とは半分に減ることです。「期」は期間(時間)ですから、「半減期」とは半分に減るまでに要する時間です。いったい何が半分に減るのでしょうか? 学術用語でよく使われる「半減期」は、物理学的半減期と生物学的半減期です。単に半減期といえば、物理学的半減期を指すことが多いように思います。 物理学的半減期は、ある放射性核種の数が半分に減るのに要する時間のことであり、生物学的半減期は、いったん生体内に取り込まれた物質が、排泄作用等により、体内から失われ、半分に減るまでに要する時間です。 図1 放射能の減り方 ここでは物理学的半減期に焦点を合わせて、お話しすることにします。 今からざっと40年
-下北の海で捕集材料の性能試験進む- 現在日本の発電量の約1/3は原子力で賄われています。原子力発電の燃料はウランです。そのウラン資源について調べてみました。 海水の中には、海水1トン当たりナトリウム(Na)が約10kg、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)等が約2kg含まれていますが、この他に極微量ながらウラン(U)やチタン(T)、パナジウム(V)、コバルト(Co)などの有用希少金属資源がそれぞれ1~3mg溶け込んでいると言われています。この海水中のウランを採りだす研究はイギリス、ドイツ、中国などで行われてきました。わが国でも、通産省の金属鉱業事業団が香川県仁尾町に実験プラントを建設して実証試験を行ってきました。海水全体のウランの溶存総量は約45億トンと膨大であり、陸地に埋蔵されているウランの約1千倍以上と試算されていますが、海水中では極めて低濃度で存在しているため、従来の技術では海
日本の平成7年の平均寿命は、男性76.38歳、女性82.85歳となっていて、世界でもトップレベルの長寿国です。ところで、平均寿命とはだれの寿命なのでしようか?平均寿命は、0歳児が生きると期待される年数(平均余命)です。この平均寿命は、国勢調査や人口動態統計(生まれた人や死んだ人についての調査)を利用して厚生省が作成する生命表に載っています。日本では、大正10年から14年の人□について作成された生命表が最初の正確な生命表とされています。 さて、これより古い時代の平均寿命はどうだったのでしようか。最も古い生命表は、ロンドン市民について17世紀中頃に作成されたのもので、この時の平均寿命は、わずか18.2歳でした。また、17世紀末には、ハレー彗星の発見で有名な天文学者のハレーがシレジアのプレスロウ市(現在のポーランド、Wroclaw)の生命表を作成しました。これはロンドン市民の生命表と比べてかなり
環境研について
1972年9月、フランスの原子力庁は“天然の原子炉が発見された”という不思議な報告をしました。 通常、天然ウラン中に、核分裂反応を起こしにくいウラン238が約99.3%、核分裂を起こしやすく核燃料として使われるウラン235が約0.7%含まれています。この比率は地球上のどこのウランでも変わりありません。ところが、フランスが採鉱を行っていたアフリカのガボン共和国のオクロ地区にあるウラン鉱山からでてくる天然ウランから、ウラン235の存在量が少ないところが見つかりました。この事実に、フランスの原子力科学者は大変困りました。詳しく調査を行ったところ、オクロの鉱山では、ウラン235の存在量の異常のほかに、ウランの核分裂が起きなければ出てこない物質が発見されました。この結果から、フランスの科学者は、ウラン鉱床の中で核分裂の連鎖反応が起こり、ウラン235の割合が少なくなったと判断しました。また、この核分裂
初夏に美しく咲き乱れたスカシユリやヤマユリも夏には葉が枯れて大きな球根が土の中にできています。春に植えたジャガイモは夏前に大きく太って、新ジャガとして店頭に並びます。買ってきてつい忘れてしまったタマネギの球根が芽を出してやせ細り、ネギになってしまったり、枯れてしまったと思ったシクラメンを庭の隈に放置しておいたら、饅頭のようなイモからまた芽がでてきて、かわいく思って家の中に戻したり、生活の中には球根や芋があふれています。球根や芋は土のなかにできるので“ねっこ”だと思いがちですが、ジャガイモは茎で、タマネギやユリの球根は葉で、ナガイモは根と茎の中間です。みなさんが知っている球根や芋は植物のどんな器官に由来するのか調べてみましょう。 【球根の分類】 球根は表1に示すように、葉起源の「りん(鱗)茎」、茎起源の「球茎」、「塊茎」、「根茎」、根起源の「塊根」に分けられます。タマネギ(図2)やニンニクの
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世界各国で食品の殺菌、殺虫、発芽防止、成熟遅延などの目的で、種々の食品に放射線を照射しています。これはいずれも食品の保存中に、食べられなくなることを防ぐために行われています。放射線に殺菌作用があることは、古くは外国の研究者により1898年と1904年に報告されています。また1916年にはスウェーデンでいちごへの照射が検討されています。1930年にはフランスで食品照射の特許の登録が行われています。このように食品照射の歴史は古いのですが、世界中で実用化が進んだのは、第2次世界大戦後のことです。 ●日本の食品照射 現在日本で照射が許可されている食品は、じゃがいものみです。じゃがいもの照射が始まる前は、5℃で冷蔵していましたが、その費用が大きく、糖分の増加や出荷後の発芽の問題がありました。じゃがいもの収穫期は本州で6月頃、北海道では9~10月頃ですが、3~5月頃までの端境期に高値をつけることがあり
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