衆院本会議で第102代内閣総理大臣に指名された自民党の石破茂総裁(右奥)=10月1日、国会内【時事通信社】 自民党の石破茂新総裁の誕生から新政権発足、そして衆院選へ。政治は目まぐるしく動いている。自民党総裁選で石破氏を支援した山崎拓元副総裁はこのほど、福岡市内で講演し、石破政権誕生の舞台裏や政局の見通しを語った。衆院選で自民党が単独過半数を割った場合、石破首相の退陣論が強まり、与党過半数割れなら政界再編の可能性も示した。主な講演内容は以下の通り。(時事通信福岡支社 高士珠季、解説委員 村田純一) 石破氏が総裁選出馬を決意した日 政治はドラマであり、今回の自民党総裁選挙も本当にドラマの連続だった。 3月7日、「小泉同窓会」という小泉政権のメンバーらが集まる会があった。小泉純一郎元首相、武部勤元自民党幹事長、亀井静香元政調会長、二階俊博元幹事長と私。話題になったのは、総裁選のことだった。4月に