殺人発生率、30年間で最低に 「中南米で最も安全」―エルサルバドル 2024年01月04日15時38分配信 中米エルサルバドルの巨大刑務所に収監されたギャング組織「マラス」の構成員=2023年3月、中部テコルカ(エルサルバドル大統領府が公開)(AFP時事) 【サンサルバドルAFP時事】中米エルサルバドル政府は3日、2023年に国内で発生した殺人が前年の3分の1以下となる154件だったと発表した。殺人発生率は人口10万人当たり2.4件で、過去30年間で最低。国連機関集計の世界平均と比べても、3割ほど低いという。 組織犯罪撲滅に尽力してきたブケレ大統領はX(旧ツイッター)で「今やエルサルバドルは、中南米一安全な国になった」と誇示。ビジャトロ法務・公共治安相は記者会見で、殺人発生率は米州ではカナダに次ぐ低さだと胸を張った。19年のブケレ氏就任当時、エルサルバドルは国土の8割がギャング支配地域で、