減少する中国赴任希望 日系企業、人材確保に懸念―男児刺殺1カ月 時事通信 外経部2024年10月19日07時31分配信 【図解】中国在留邦人数の推移 【北京時事】中国広東省深センで日本人学校の男児が刺殺された事件から18日で1カ月。中国では日本人が巻き込まれる殺傷事件が続き、在留邦人は不安を募らせている。日本企業からは「中国赴任希望者はさらに減るだろう」(北京の電機大手)と、中国ビジネスへの影響を心配する声が出ている。 乏しい情報、消えぬ不安 通学再開も手探りの安全対策―男児刺殺事件1カ月―中国・深セン 「来年度から事務所の日本人は一人になるかもしれない」。上海駐在の30代機械メーカー社員はこう嘆いた。同僚が3月末で帰国する予定だが、後任が事件後に辞退。代わりがまだ決まっていないからだ。 日本の外務省によると、中国在留邦人数は大規模反日デモが起きた2012年をピークに減少に転じた。翌13年