トランプ氏、対ロ融和にかじ 停戦仲介へ前のめり―政権内部に混乱も 時事通信 外信部2025年02月24日07時08分配信 トランプ米大統領=21日、ワシントン(EPA時事) 【ワシントン時事】1月に発足した第2次トランプ米政権は、ロシアのウクライナ侵攻に対する米政府の方針を180度転換し、対ロ融和にかじを切った。トランプ大統領は停戦交渉の仲介に意欲を示し、ロシアとの直接協議を開始。しかし、ロシアに秋波を送る形で停戦を急ぐ姿勢は、危うさをはらんでいる。 「われわれはウクライナに関し、彼ら(バイデン前政権)が3年間で達成した以上の進歩を成し遂げた」。トランプ氏は今月21日、ロシアのプーチン大統領と停戦交渉開始で合意したことを自賛した。 トランプ氏はロシアと関係正常化を図る一方、ウクライナのゼレンスキー大統領への非難を強めている。特にゼレンスキー氏を「選挙なき独裁者」と呼び、「戦争を始めるべきで