旧経営陣に2.8億円賠償命令 エフエム東京、退職金は認める―東京地裁 時事通信 社会部2024年10月10日16時00分配信 エフエム東京本社=東京都千代田区 エフエム東京の旧経営陣が不適切な会計処理をしたとして、同社が当時の会長ら元取締役4人に計約4億8000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が10日、東京地裁であった。笹本哲朗裁判長は「取締役としての任務を怠った責任がある」などとして、4人に計約2億8000万円の支払いを命じた。 黒坂社長が辞任へ 不適切な言動で内部通報―エフエム東京 一方、元会長ら2人が同社に退職慰労金を求めた訴訟では、請求通り同社に計約2億8000万円の支払いを命じた。 判決によると、元会長ら4人は同社の子会社を連結子会社と扱わない会計処理を行ったり、2億円余りを貸し付けたりした。 笹本裁判長は会計処理が会社法に違反するほか、貸し付けの判断に著しく不合理な点があると指