サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
アメリカ大統領選
www.kenko-kenbi.or.jp
お知らせ 平成27年10月22日 一般財団法人東京顕微鏡院 標記の件につきまして、当法人は、有限会社田川化工社様から依頼された、シャワーヘッドを通した水の、レジオネラ属菌の検査を実施しましたが、殺菌・滅菌効果の有無に関する評価には関与しておりません。
2012年11月2日 財団法人東京顕微鏡院 食と環境の科学センター 財団法人東京顕微鏡院 理事 伊藤 武 野菜などの浅漬(一夜漬)は生鮮野菜と食塩、しょう油、アミノ酸液、食酢、調味液、酒粕、ぬかなどを原料として短時間に付け込んだものであり、甘酸っぱく、おいしさが強い食品であります。ただし、長期間発酵させた漬物から比較するとpHも5程度であり酸性が弱いものが多いし、食塩濃度も控えめであることから、微生物学的な対策が重要視される食品です。 今年(平成24年)の8月に北海道において白菜の浅漬による腸管出血性大腸菌O157食中毒発生がありました。過去においても同様な浅漬を原因食品としたO157食中毒(表1)がみられており、これらの報告に基づいて食中毒の概要を紹介するとともに問題点についても言及します。 表1. 野菜漬け物による腸管出血性大腸菌O157食中毒 1.カブの浅漬によるO157食中毒 1)
ウェルシュ菌はセレウス菌と同様に菌体内に芽胞を形成する細菌で、土壌の常在細菌であるし、健康者も腸管内に常在する細菌です。しかし、常在ウェルシュ菌とは異なる特殊な性状を獲得したウェルシュ菌が食中毒を起こします。加熱でも死滅しない芽胞を持つ細菌であるので、加熱調理した食品が原因食品となります。ウェルシュ菌は酸素がある環境では増殖できない偏性嫌気性の細菌であり、酸素に暴露されると徐々に死滅してきますが、芽胞は酸素に暴露しても死滅しません。 ウェルシュ菌食中毒はわが国では1983年から食中毒統計に計上され、図1のごとく毎年約25件の発生件数(患者数が約2,500名)報告されています。大量に調理するところで発生し、1事件に占める患者数が多く、給食病とも呼ばれます。ウェルシュ菌の食品衛生学的特徴と食中毒の起こり方について紹介します。 1.食中毒起病性ウェルシュ菌の特徴 1)芽胞の耐熱性が高い 古くより
2016年9月2日更新 一般財団法人東京顕微鏡院 理事 伊藤 武 まえがき サルモネラ、腸管出血性大腸菌、腸炎ビブリオなどの食中毒菌は熱抵抗性が低く、食品中のこれらの病原菌は75℃、1分の加処理により死滅することから、衛生管理基準として75℃1分の加熱条件が提示されています。しかし、食中毒菌の中には加熱しても死滅しないセレウス菌、ウエルシュ菌、ボツリヌス菌と呼ばれる特殊な細菌があります。 今回は、加熱しても死滅しないセレウス菌について解説いたします。 セレウス菌は加熱してもなぜ死滅しないか? セレウス菌は発育の段階で生育に不利な条件となると芽胞と呼ばれる特殊な構造物を作り、悪条件下でも生き延びます。 生育条件が整ってくると芽胞が発芽をし、増殖状態(栄養型)に形態が変化します(図2)。増殖型は芽胞とは異なり、75℃の加熱で死滅いたします。セレウス菌はこのような芽胞形成することから100℃、3
2013年6月28日 一般財団法人東京顕微鏡院 食と環境の科学センター 食品理化学検査部 部長 中里光男 はじめに 魚介類及びその加工品に起因する食中毒はここ数年100~150件前後、全食中毒件数のほぼ10%で推移しています。その主原因は腸炎ビブリオやノロウイルスのような細菌やウイルスですが、このうち5~20件ほどがヒスタミンによる食中毒です。 ヒスタミン食中毒はヒスタミンが多量に蓄積された魚介類やその加工品を喫食することによって起こる中毒です。ヒスタミンは魚介類に付着したある種の細菌によって生成されますが、熱に安定であるため、焼き物や揚げ物などの食品でも中毒は起こります。ヒスタミン食中毒は細菌が直接的な中毒の原因ではないことから、厚生労働省の食中毒病因物質別分類では化学物質が原因の食中毒に分類されています。そのようなヒスタミン中毒について概説します。 食中毒の症状 ヒスタミンによる食中毒
財団情報・公益事業 当法人は1891(明治24)年4月1日に細菌学者遠山椿吉博士が開設した東京顕微鏡検査所が発祥であり、 2021年4月1日に創立130周年を迎えました。 私たちは、食品と環境の安全性に関する検査や公益活動等を通して社会に貢献しています。
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『Front Page - 一般財団法人 東京顕微鏡院』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く