水分を多く含む豆腐は、そのまま使うと料理が水っぽくなってしまいがち。仕上がりがべちゃべちゃになったり、味がぼやけたりするため、水切りが必要になります。また、くずれにくくするため、というのも理由のひとつ。水分が減ることで身が締まるため、豆腐ステーキや麻婆豆腐など、形を保ちたい料理では水切りをしっかりしておくと良いでしょう。 江口さん「豆腐に熱を加えると水分が出やすくなるので、汁物を除いた加熱調理では水切りを行うのがおすすめ。好みにもよりますが、冷奴のようにつるりとした食感を活かしたいときは、器に出してしばらくおき、出た水分を捨てるだけでもおいしくなります。水切りの時間がないときは、この方法をお試しください」