兵庫県知事だった斎藤元彦氏(46)の失職に伴う知事選について、県議会最大会派の自民党県議団(37人)は27日、自主投票とすることを決めた。独自候補の擁立を巡って方針が二転三転したが、結局該当者が見つからず、断念した。一方で、県議会は9月に全会一致で斎藤氏に不信任決議を可決しており、選挙戦で斎藤氏への支援は禁じるとした。 県議団は27日午後に議員団総会を開催。関係者によると、自民県連が出馬を打診していた党所属の国会議員から拒否されたことが報告された。その上で、既に立候補を表明している8人に対する団の姿勢を協議。前尼崎市長の稲村和美氏(51)を推す声があったが、反対論が強く、まとまらなかった。 自民は2021年の前回知事選で日本維新の会とともに斎藤氏を推薦したが、不信任決議案を提出した経緯などを踏まえ、北野幹事長から「斎藤氏を支援するような県民に誤解を招く行動は厳につつしんでほしい」などと、違