兵庫県の斎藤元彦知事の告発文書を巡る一連の問題で、兵庫県議会の全議員(86人)が辞職要求し、不信任決議案を提出する方針であることを受け、斎藤知事は11日午後、定例会見で、涙を浮かべ、声を詰まらせながら「大変申し訳ない思い。自分自身に対して悔しい気持ちでもある」と述べた。 会見では、3年前の選挙で斎藤知事を支援した自民党や維新の会の県議らも辞職要求に動くことについての受け止めを問われた。 斎藤知事は、数秒考えた後に口を開き、複数の自民県議の名前を挙げた上で、「百条委員会(県議会調査特別委員会)の委員長もそうですが、当時、重い決断の中で出馬要請をしてもらった。私も一緒にやりましょうと決断した。私としては自分がやれる政策や公務をしてきた」と振り返った。 続けて「先生方のアドバイスも、十分に受け止められなかったこともあると思うが、議会が終わるたびに会派の控室に行くと『がんばれよ』と言ってもらってい