2016年11月29日に立山連峰・浄土山(富山県)で発生した雪崩事故の現場調査を11月30日に行いましたので、速報としてお知らせ致します。数値等は速報値ですので、この後、変更される可能性もあります。 ●事故データ● 日付: 2016年11月29日 時刻: 8時30分頃 概略: 立山連峰の室堂と一ノ越の間、浄土山の北東斜面で雪崩が発生し、登山中の6人パーティの内3人が雪崩に巻き込まれ埋没。仲間による捜索救助活動が行われ、その後、山岳警備隊によって搬送が行われたが、内1人が病院にて死亡(窒息)が確認された。 場所: 浄土山・北東斜面(地形図) 標高2,600m付近 ●雪崩データ● 種 類: 面発生乾雪表層雪崩(ウインドスラブ) 規 模: サイズ2 (流下距離140m) 破断面: 幅12m、厚さ20-100cm前後、斜度35度 弱 層: こしもざらめ雪(1-2mm)およびあられ、厚さ1cm 滑り