リニア中央新幹線の地下トンネル工事が行われている「第一首都圏トンネル小野路工区」に近い東京・町田市の住宅の庭で、10月、水と気泡が湧き出て、JR東海は掘削機による工事を中断しました。JR東海の丹羽俊介社長は11月13日、工事を再開する際には住民や周辺の関係自治体に対し、調査結果を説明したいという考えを示しました。現場や調査の状況などについてまとめました。 リニア中央新幹線 東京・名古屋間で工事 JR東海は、総事業費およそ9兆300億円にのぼる「リニア中央新幹線」の整備計画を進めています。最高速度は時速500キロで、東海道新幹線と比べて▼東京・品川と名古屋の間はおよそ1時間短い40分、▼東京・品川と大阪の間はおよそ1時間15分短い1時間7分で結ぶ計画で、現在、東京・名古屋間の工事が進められています。 東京・町田市「第一首都圏トンネル小野路工区」 東京・町田市では、町田市の掘削開始地点から深さ