貧血とは、血液中に含まれるヘモグロビンの量が減少した状態のこと。 ヘモグロビンは、酸素をからだのすみずみまで運搬するという大切な働きをしているため、ヘモグロビンが減少すると全身が酸素不足になり、疲れやすい、めまい、動悸、息切れ、立ちくらみ、頭痛などの症状があらわれます。 貧血の70%は、ヘモグロビンの重要な材料のひとつである鉄分が不足することによる鉄欠乏性貧血です。 貧血を解消するために最も大事なことは、からだに必要な栄養素をバランスよくとることです。たんぱく質・糖類・脂質・ミネラル・ビタミンを1日3回の食事にまんべんなく取り入れるようにしましょう。 鉄欠乏性貧血では、体内の鉄分が不足しています。鉄分の1日必要摂取量(男性10mg、女性12mg)を毎日3回の食事で確実にとりいれたいですね。鉄には“ヘム鉄”と“非ヘム鉄”があり、吸収されやすいヘム鉄は魚や肉に、吸収されにくい非ヘム鉄は野菜