NHKのラジオ国際放送で尖閣諸島(沖縄県石垣市)が中国の領土などと放送したことに関し、謝罪するアナウンサー=26日午後、東京都千代田区(相川直輝撮影) NHKのラジオ国際放送で、尖閣諸島(沖縄県石垣市)を「中国の領土」と主張し「南京大虐殺を忘れるな。慰安婦を忘れるな」などと発言した中国籍の男性スタッフを巡っては、NHKの待遇面に不満を漏らしていたとされる一方、仕事ぶりは「真面目」と評されている。アナウンス業務で中国の主張に沿った持論を展開するという極めて異例の事態だが、周囲の関係者は「単独犯」との見方を示している。 「愛国心を募らせていったか」「仕事現場での評判は悪くなかった。腰は低く、言葉遣いも丁寧。だから仕事の指名も多かった」 男性スタッフを15年近く知る在日中国人の男性はこう語る。 派遣ホームページ(HP)や関係者によると、男性スタッフは49歳。中国・天津の大学で英語を専攻し、20代