パリ五輪のトライアスロンでセーヌ川を泳いだ複数の選手が体調不良を訴えた問題で、米経済誌「フォーブス」(電子版)は大腸菌感染症以外にもドブネズミなどの尿を介して伝染する「レプトスピラ症」などの細菌感染症が発生する可能性を指摘した。セーヌ川はトライアスロン以外に水泳のオープンウオーター(OWS)の会場にもなっており、8日に女子、9日に男子が行われる予定。 同誌は「心配しなければならないのは大腸菌だけではない。汚染された水による他の感染症は、症状が出るまでに時間がかかる」とした上で、今後発生する可能性がある感染症として「レプトスピラ症」などを挙げた。 同誌は「数人の競技者しか病気にかかっておらず、確証となる検査結果もないため、セーヌ川が原因かどうかは分からない」と前置きしながら、「ワールド・トライアスロン(トライアスロンの統括団体)は、大腸菌レベルについて包括的な基準値に変更するよう検討したほう