JR東日本が3日発表した2024年4~12月期連結決算は、売上高が前年同期比6・2%増の2兆1260億円、純利益が17・0%増の2166億円で、増収増益となった。インバウンド(訪日客)の増加を背景に鉄道やホテル関連の事業が好調で、駅にある商業施設の売り上げ増も業績を押し上げた。 事業別の営業利益は、主力の「運輸」が22・9%増、「流通・サービス」が18・6%増、「不動産・ホテル」が13・8%増と大きく伸び、いずれも増収増益を達成した。 運輸は北陸新幹線の延伸開業による波及効果もあり、新幹線の利用が増えた。在来線やバスも好調だった。 25年3月期の業績予想は据え置き、売上高は前期比4・5%増の2兆8520億円、純利益は6・9%増の2100億円を見込む。