いまだにこんな時代錯誤の「抗議」を行っているのかと、啞然(あぜん)とするほかない。 広島県廿日市(はつかいち)市と同市教育委員会などが後援し、同市で開かれた陸上自衛隊音楽隊のコンサートに地元中学校の生徒が参加したのは問題であるとして、革新系の「教科書問題を考える市民ネットワーク・ひろしま」や「九条の会・はつかいち」など3団体が市などに抗議した。 自衛隊によるコンサートへの参加は「中学生にとって非常に危険」と主張している。 自衛隊は合憲で、国会が議決した自衛隊法などに基づいて存在している。隊員は命がけで、国と国民を守る崇高な任務にあたっている。今回のような抗議は自衛隊を貶(おとし)めるのに加え、明白な職業差別でもある。断じて容認できない。 市と市教委が抗議に応じなかったのは当然だ。子供たちのためにも、自衛隊員のためにも今後も毅然(きぜん)と対応してほしい。 コンサートは広島県自衛隊家族会の主