初公判を前に無罪の決意を強くする中核派活動家の高田暁典(左から2人目)、古郡陸(同3人目)、松木誉明(同4人目)、西納岳史(同5人目)、冨山小太郎(同5人目)の5被告ら=1月10日、広島市中区(矢田幸己撮影) 「軍事法廷じゃないか!」「違法なのはお前だ!」。令和5年の平和記念式典で対応していた広島市職員に集団で暴行したとして、暴力行為法違反(集団的暴行)罪に問われた中核派活動家の冨山小太郎被告(38)=大阪府高槻市=ら男5人の初公判が今月10日、広島地裁で開かれた。5人は事件を露骨な政治弾圧で国家による犯罪と主張。いずれも起訴内容を否認し、公訴棄却を求めた。証拠として提出された事件の動画が傍聴席から見えず、支援者のいらだちが最高潮に。裁判長に罵声を浴びせ、収拾がつかない事態に陥った。 戦争やめるために「闘う」地裁でもっとも大きく、60人分の傍聴席が埋まった304号法廷。罪状認否で、A4判6