今年は、日本の未来と過去を守らなくてはならない年になるだろう。 抑止力の構築を急がないと、日本は数年内に、戦後初めて戦争を仕掛けられる恐れがある。平和を守っていく年にしたい。 戦後80年である。大東亜戦争(太平洋戦争)について中国や朝鮮半島、左派からの史実を踏まえない誹謗(ひぼう)は増すだろう。気概を持って反論しなければ国民精神は縮(ちぢ)こまり、日本の歴史や当時懸命に生きた日本人の名誉は守れない。 政府や政治家が鈍ければ、国民は叱咤(しった)激励したり、自ら声をあげたりしていかねばなるまい。 能登半島地震から1年が経(た)った。復興を願うと共に、将来起きるかもしれない危難から日本や地域を守る必要性も痛感する。ウクライナや中東の戦争をみてほしい。自然だけでなく人間も大災害をもたらす。安全保障は独立と繁栄の基盤といえる。 統幕長の危機感共有を自衛隊制服組トップの吉田圭秀統合幕僚長は昨年最後の