将棋の八大タイトルの1つ、「叡王戦」五番勝負の第4局が31日千葉県で行われ、タイトルを持つ藤井聡太八冠(21)に伊藤匠七段(21)が挑みます。藤井八冠はここまで1勝2敗とあとがない状況で、八冠を維持できるか注目の対局となっています。 「叡王戦」五番勝負は、ここまで伊藤七段が2勝、藤井八冠が1勝で、伊藤七段がタイトル奪取に王手をかけています。 30日は千葉県柏市に設けられた対局室を2人が訪れ、「検分」を行って駒や室内の照明などを確認しました。 続いて行われた前夜祭で藤井八冠は、「スコア的には追い込まれて苦しい状況ではありますが、しっかり集中して最後まで楽しんでいただける熱戦にできるよう全力を尽くしたい」とあいさつし、伊藤七段は、「シリーズとしては佳境と言える1局かなと思いますが、自分としては久々の大きい舞台での対局です。熱戦をお見せしたい」と意気込みを語りました。