ことし2024年の「全国学力テスト」の結果が公表され、小中学生ともに記述式など思考力や表現力が必要な問題で引き続き課題があることがわかりました。 文部科学省は「無解答率は減っていて問題に取り組む姿勢は見られる」として、正答率の向上につながるような授業改善を促していきたいとしています。 全国学力テスト 小学6年生と中学3年生が対象 全国学力テストは文部科学省が毎年、小学6年生と中学3年生を対象に行っていて、ことしはおよそ186万人が「国語」と「算数・数学」のテストに参加し、29日結果が公表されました。 全国の国公私立の平均正答率は、小学校の国語が67.8%、算数が63.6%、中学校の国語が58.4%、数学が53%でした。 このうち課題となってきた思考力や表現力などが必要な問題を見ると、基礎的な知識が求められる問題と比べて平均正答率はいずれも低く、小学校の国語で3.8ポイント、算数で21.3ポ