ことしのノーベル平和賞に日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会が選ばれたことを受けて、2017年にICAN=核兵器廃絶国際キャンペーンがノーベル平和賞を受賞した際、授賞式で被爆者として初めてスピーチを行ったカナダ在住の広島の被爆者、サーロー節子さん(92)がコメントを出し、祝意を示すとともに核廃絶の必要性を訴えました。 この中で、サーローさんは「被爆者として心から大きな喜びを感じています。本当におめでとうございます。日本被団協は核戦争がいかに筆舌に尽くしがたい悲惨を人間にもたらすかを世界に伝えるため、結成から68年間、被爆体験のつらい記憶を語り、私たち在外被爆者とともに核兵器廃絶を訴えてきました。私も広島での大学時代に大変お世話になった森瀧市郎先生をはじめ、先人が苦労に苦労を重ねて被爆者援護の道を切り開いてきた団体でもあります」として、日本被団協の設立に関わり、代表委員を務めた森瀧市郎さん