乳量の減少などの症状が出る牛の感染症「ランピースキン病」に感染した牛が国内では初めて福岡県内で相次いで確認されました。福岡県は、まん延防止のため法律に基づいて感染が確認された農場から半径20キロ以内の牛に対してワクチン接種を命じました。 牛の感染症「ランピースキン病」は、牛の皮膚にしこりやむくみのほか乳量の減少、発熱などの症状がみられる病気です。 蚊や吸血性のハエなどが媒介し、2019年以降、アジアでの感染が拡大しています。 福岡県の発表によりますと、今月6日以降、糸島市の8つの農場で乳牛への感染が相次いで確認されました。 国内での感染確認は初めてです。 これを受けて、福岡県はまん延を防止しようと家畜伝染病予防法に基づいて18日、牛の所有者に対してワクチン接種を命じました。 対象となるのは、感染が確認された農場から半径20キロ以内の区域で飼育されている牛で、接種の期間は今月21日から来年3