「こういうのに詳しい人、絶対社内のどこかにいるよなあ」となる。しかしその人が見つからないし、見つけ方も分からない。ちょっと新しいテーマを検討したいときに、多くの人が不便を感じたことのあるシチュエーションではないだろうか。社内の「知りたい人」と「知っている人」が出会えるような、非公式のコミュニケーションが生まれるしくみがないものか。 米ヒューレット・パッカード(HP)の元CEO(最高経営責任者)、ルー・プラット氏は次のように言った。 「HPが知っていることを、HPが知ることができたら、それだけで生産性が3倍になるだろう」(i)。この言葉を数年前に知ったのだが、とても印象深く記憶している。 これは多くの大企業が抱える問題意識ではないだろうか。 長年にわたり繰り返される通常業務ならいざ知らず、ちょっと新しいテーマを検討しようとしたとき、「こういうのに詳しい人、絶対社内のどこかにいるよなあ」となる