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アメリカ大統領選
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多くの報道、専門家の解説がなされているので、もうこまごまとは書かない。 結論から言えば、 (1)今回の雨、(2)今回の時間帯、(3)被災地の条件、の3つを考えると、 「確実に安全に生き残る手段は?」と聞かれれば、 それは「なかった」と答えることになる。 つまり、「こうすれば確実に避難できた」ということは、ほぼありえないということだ。 逆に言えば、避難行動をおこすにあたり、 ゲリラ豪雨=局地的短時間豪雨=の災害で、これ以上にない悪い条件で発生した、 ということでもある。 話を「あの場所に、否応なく、すでに住んでいる」 というところから話を始めるのであれば、 あの場所にある以上、被害を避けることは難しく、 未明の暗い中の時間100㎜の豪雨、地表を行くもままならない中では、 せめて、基礎も含めて頑丈な建物の2階以上に住む、という条件でしか、人命確保もありえなかったということになる。 これは認めて
大槌町の市街地の自噴井戸。 調査をしているのを公表すると言ってからはや2ヶ月。 未だ出てこないのはどういうことだ、とあちこちからお叱りを受けています。 一斉調査を前にここに掲載します。 ここに載せているのは一部の浅井戸(△のものなど)を除き、 基本的に自噴のもので、被災後、自噴あるいはその痕跡が見られたものを載せた。 湧水があるところは水温で簡易に判定した。 現在のところ、安渡も含めて180ヶ所を掲載した。 実際にはもっとたくさんの舟・井戸があったことがわかっているので、まだまだ一部を示しているにすぎないことは承知いただきたい。 === 画像版 高解像度版はこちらから。 調査対象、とあるのは、5/20の一斉調査の調査対象の意味である。 十字マークも湧水がある、あるいは痕跡があったものと判断したもの。 撤去や埋め立てとなったものについても、これまでに鷲見が現地で確認しているものは、上記の18
=== WBSもまだまだ 日経の路線を引いているのに、これはないな、と思ったこと。 あるコーナーのテーマは 「建設業界で人材不足」 公共事業拡大路線も、建設現場では人材不足。 そこで、人材派遣会社や女子の人材に注目が集まっている、などのトピックがあった。 だが、そこでおかしなことが。 そのコーナーでは、 まず、公共土木を受ける建設会社が規模縮小してきているために、人材育成が進まない、というのが紹介された。そこで、人材不足をどうするかが問題と成る。 そこで、現場監督を中心とした人材派遣会社が紹介される。企業の要求に応えきれないほど、すぐに派遣が決まっていくという、紹介。そこで、いかに人を集めるかということになる。 サロンのような場で、人材を集めたり、勧誘したり、紹介している、そんな場面が紹介。それに参加していた人が、 「リーマン・ショックの時に父親に(建設業は)やめとけ、と言われた」 という
=== 「御用学者」 冗談を書こう. そう,日本にいるほぼすべての学者は,御用学者である. なぜなら,文部科学省から,お金をもらっているからだ. 科学研究費はもちろん,大学には文科省からのお金が直接,またはまわりまわって入っている.お金が入っていなくても,文科省には大学は言いなりになっているのである. つまり,文科省の手先である. よって,「御用学者」じゃない学者は,いない. では,建設や環境に関する学者はどうか. だいたい,委員会とかに出ている学者は認められている学者なのだろうから,委員会に出ているというだけで御用学者だというのであれば,これまたたいていの認められている学者は御用学者である. 生物の研究者であろうが,それは全く同じだ. 彼らだって,どこからか研究費を得なくてはいけない. もっと言えば,調査にお金をかけさせるために,モノを言う立場の人々も多くいる. それは公金で調査をさせる
=== 誤報 時事通信 5月20日(日)21時40分配信 パトカーに追跡され激突死=ミニバン運転の22歳男性―札幌 ーーー 正しくは,「パトカーから逃走中に激突死」 なんとしても警察が悪いことにしたいらしい. 時事は警察に相当な恨みがあるのだろう. === 自爆 毎日新聞 5月21日(月)12時0分配信 <禁酒令>「やりすぎ」「実効性あるか」…強権発動に戸惑い (福岡市長の市職員の自宅外飲酒禁止について,市民の反応) 「1カ月ぐらい外で飲まなくても、家で飲めれば十分だ」。続発する不祥事に、同市のタクシー運転手、○○○○○さん(54)は当然といった様子。 ーーー 商売あがったり,という事態にもものすごく寛容なご様子. 「戸惑い」なんてどこ吹く風. === 本論 朝日新聞の5月17日の記事. 「発電所を造り続けるのはなぜ?〈教えて!電気料金〉」 という特集で,大平要という記者の署名記事は,全く
以前のエントリ(*,**)でも書いたことと関係する. いろんな人々を敵に回す発言だろうが,書かせていただく. ーーーー どうしてもそういう結論にしたいらしい. 朝日新聞:「発電ダム放流 反発相次ぐ」 http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK201109150027.html 批判があることが結論なのだ. うんざりである. その批判への批判はどうなるのか. 「放流量」が過去最大を記録,と書いてある. それは,流入量が最大であり,それは「放流量」と一致している,と書かねばならない. (私は,放流量と言う言葉を否定したい.) どうあっても, 最大流量の通過ではなく, 最大に放ったことにしたいらしい. 誤解の拡散と再生産に加担している. ーーー まだましな記事.しかし「人災」 毎日新聞:「台風12号豪雨:ダム事前放流せず 洪水対策規定なく」 http:/
台風12号は紀伊半島を中心に,甚大な被害をもたらし, 近年では2004年台風23号のものを上回ることが確実とのことである. これまた広域の災害であるので, 自分の様な一匹狼な研究者には,どのように向かい合うべきか,ということで困る. 当初は他の仕事もあり,やり過ごすつもりでいたのだが, これだけ甚大な災害ということになると, 専門としては,向き合わないわけにもいかない. という心境にさせられる. そこで,一つの小さな地域・流域のみを扱うこととした. その対象は那智川である. 昨日9月6日に現場に出かけた.日帰りである. 周りの日記は後日書くことにして, 今は,見てきたものについて報告する. 今回は,現場を見て,考えることが仕事だ. === 写真 下記のPicasaに手抜きで,抽出なしで掲載している. IEよりChromeで読むことをお勧めする. 那智川関係の写真のアルバム https://
今日の朝日新聞に中部電力社長の浜岡原発に関するインタビュー記事が掲載されていた. これに関係することを,喫茶店で長々と書いたのだが, 気に入らない. しかし,これにかけた時間がちょっともったいないので,ここにpdfにして,置いておこう. 「hamaoka.pdf」をダウンロード 料金が認可制で,株式会社,というのは,どういう存在なのだろう,というのもちょっと考えさせられる. そうとうに矛盾した存在ではないだろうか. 全体使用量に応じて,料金を釣り上げる料金体系とする, あるいは, 市場原理が利用できる環境を整え,つまり,時々刻々と瞬間的に,需要に応じて電力価格が決められる状況ならば,(供給が固定されるから,値段がつり上がって,) 節電,使用電力の消費の自己規制が行われる余地はある. しかし,瞬間的に値段が使用量にフィードバックする仕組みが各家庭でなければ, 機能しないなぁ,とか, 結局停電
=== 今回の災害を受けて 3つ思ったことを書いておこう. ・今後の国全体の姿. ・災害対応の体制,防災計画と1対1の協定 ・東海地域 日本語としてはかなり不完全性が高いが,メモとして残す. === 今後の国全体の姿. 今回の災害は,今後, ・国そのもの全体の機能, ・国の産業経済, ・国民生活の質, ・インフラ等の質 を,おそらくは制限し,低下させる方向に変える契機となるものだろう. そうでなければ,いまでも可笑しな方向に走っているのがより整合が取れないようになっていく. 簡単に言えば「バブルはもう一回来るのでは?」という淡い期待はあり得ない,厳しさをもっていろんなことをやっていかなければならない,という気づきの契機となるということである. 「行政が,あれも,これもやりましょう」 「公正な市場の下でモノやサービスを流通させましょう」 などということは,ひょっとしたらもうあり得ない,と言う
正月早々,読んでいて腹が立った記事があったので,書かせていただく. ==== 河川災害が起こる. 河川整備の当面の目標の改修が終わっているとする. 特に,県が管理する河川で災害が起こるとする. ゲリラ豪雨で災害が起こるとする. その河川改修が「暫定の目標」は達しているものの「将来の目標」までは進んでいないとする. 河川改修が進んでいても計画高水位を超える洪水が発生するとする. そして,計画高水位を超える洪水が発生するとする. 破堤したとする. 市民が怒る. 役所が市民に説明をするとする. 問題は,はたして,この状況で,市民や市議会議員は,役所の言うことをまともに聞いて,考え,判断しているだろうか. あえて言おう,今までみた経験では「100% NO!」である. 絶対に冷静に見ていないだろう. 何を言っても「どうしてこの危険な河川を放置しておいたのか?」と言うのである. 私は,こんな人たちと話
他の国・地域に比べる事や、 経済的実力とか、生産性の高さとか、 そういう意味での実力、のことではない。 普通のことが、正しく回るようになっているか、という意味での実力について。 ーーー 流れてきた情報、SNSのまとめのようなものの中に、こういうのがあった。 市道のアスファルトに穴が空いていた。 そこを車で走って、気が付かずに、タイヤホイールが破損した、車のボディーの下がへこんだ。 それで、その補償の負担が、道路管理者の市と自己負担の割合が、 5:5で提示されたとか、7:3や9:1で決着したとか、 10:0にきまっとるだろという言い分とか、 やいのやいのと書かれているものを目にした。 (見たくて読んだわけではない。) それで、自己負担は、やはり前方不注意は免れないから1割とか3割とか言われるのは、しかたない、という話のようである。 ーーーーー だが、私は負担結果はどうでもよくて、 アスファル
必要があってFFTを使ったので、 メモとして記録しておく。 FFTをネットで検索すると、ファイナルファンタジーなんとか、が 沢山ひっかかり、本当に調べたいものへの障害になる。 ■20120726追記 参考ファイルを修正した. 「FFT-memo.pdf」をダウンロード に、メモをまとめたpdfを置く。 「FFT-test.xls」をダウンロードに、サンプルのエクセルファイルを置く。 サンプルシートを2枚にしました. まだ誤りがあるかもしれない。 ■ === フーリエ解析 ひょんなことからフーリエ解析なるものを使うことになった。 理系(工学系?)の大学生ならば一度は通る道である。 一番身近なのは、音の分析だろう。 ・高周波成分(高音域) ・低周波成分(低音域) がそれぞれどれくらい含まれているのか、 を見るときに使うのである。 人間の耳は、 20ヘルツ(1秒間に20回振動)の低音から、 2万
■ 書きすぎたところがあるので、修正しました。ごめんなさい。 ■ === これは日記です。 午前に、授業とゼミ。 午後は、山間地開発地とその周辺の環境保全に関する勉強会。 === 勉強会。 ・今日のメインは、ミゾゴイという鳥に関する勉強。 ・山間地里山の環境保全と空間管理の議論 ーーー この勉強会・検討会の趣旨はこうである。 西三河の山間地の開発(テストコース)がある。 その開発は当初予定より、面積縮小となり、 縮小で残された土地は取得されたまま、となる。 そこで、 (1)その開発による環境上の影響を小さくするための方法を検討する。 (2)その残地をいかに環境上の代償機能・機能向上できるように、環境保全するための方法を検討する。 というのが趣旨である。 (1)(2)は完全には分離されない。(1)と(2)を組み合わせることで、一体的な効果を高めることができるからである。 例えば、開発地の修正
こういう言葉を使うと難しいが、 陸地に住んでいる私たち人間が、 その場所が、 どの程度の洪水のリスク(危険度や頻度)を持っているのか、 を知ることは、ちょっと難しいことである。 いまは、それを他人が(役所)が調べたり計算したりして、図面などで表現してくれる。 具体的には、ハザードマップであったり、浸水実績図であったり、あるいはほかのもっとわかりやすい資料だったりする。 ーーー 大きな河川の場合、ある大きさの雨によって、たとえば150年に一度の雨、(正確にはある年にそれ以上の雨が降る確率が1/150)によって、川があふれるとする。 堤防を作っても、盛るには土構造の堤防には高さが危険すぎたり、 掘ったり幅を広げたりするには土地がなかったり岩があったり、と、 その場所の川の工事だけでは、その雨を流しきれない場合がある。 そうすると、選択肢は2つだけになる。 (1)上流に水を一旦ためる機能を持たせ
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