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ドラクエ3
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演劇実験室◎万有引力『─ 説教節の主題による見世物オペラ ─ 身毒丸』 撮影=伊藤青蛙 初演の『身毒丸』を観たのは1978年。それが天井桟敷との出会いだった。天井桟敷の演出家兼音楽担当のJ・A・シーザーのコンサートでピアノ、シンセサイザーを担当していた友人Hに誘われたのだが、それまでは状況劇場、東京キッドブラザース、68/71黒色テントには足しげく通っていたものの、青森出身の寺山修司には同郷の近親憎悪めいたものがあって避けていた。そのわだかまりが、この舞台を見た瞬間、氷解した。映画「田園に死す」や「書を捨てよ、町へ出よう」を見た時の衝撃とはまた別の、体中の血が沸き立つような衝撃に襲われた。この日を境に天井桟敷に傾倒し、あまつさえ、演劇にかかわっていくというその後の人生を方向づけたのだから、『身毒丸』は私にとっては大きな転回点の作品だ。 サブタイトルは「説経節の主題による見世物オペラ」。それ
Jan Fabre “C’est du Théâtre comme c’était à espérer et à prévoir” © Michel CAVALCA パリ・オペラ座を擁し、クラシック・バレエの伝統が支配的なバレエ大国のフランスでは、ドイツやアメリカに比べて現代舞踊の発展はかなり遅れた。クラシック・バレエの舞踊理念や美意識に対抗して革新的な表現活動が台頭したのは1980年代のことだ。60年代から始まった文化芸術運動の波と文化大臣となったジャック・ラングの下で推し進められた文化政策が具体的に実り始めた結果だが、それと呼応して新たなダンスの潮流を生み出す刺激的な磁場となったのが、80年代初頭に開始された幾つかのダンス・フェスティバルである。なかでも、南仏のモンペリエ・ダンス・フェスティバル(2014年10月掲載の時評「第34回モンペリエ・ダンス・フェスティバル報告〜多様性と変化へ
スペイン国立ダンスカンパニー オハッド・ナハリン振付『マイナス16』 photo:Arnold Groeschel 舞台からダンサーが降りてきて観客に話しかけたり、観客を舞台に呼び寄せたりすることがある。実はちょっと苦手である。気ままな夢想を中断させられて現実に引き戻されるということもあるし、自分が出て行って何か失敗したら困るな、という心配もある。またそういうシーンがくると、緊迫感がほどけて、気が抜けるということもある。その場で突然招かれて観客が参加することもあれば、あらかじめ観客が参加することを知っていてあえて前の席に座ったりする観客もいる。また作品そのものが、募集した素人だけで作られることもある。プロだけでは何か足りないものがあるのだろうか? 振付家は何を見せたくてそのようなシーンを作るのだろうか? 素人のどこに魅力を感じているのか、最近の舞台を中心にいくつかの作品を振り返って、その理
松山響子 2024/06/25 爽やかでバランスの取れたスピード感のある『ハムレットQ1』――PARCOプロデュース2024『ハムレットQ1』/松山響子 はコメントを受け付けていません2024-06-25T18:02:18+00:00
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