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ドラクエ3
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前回までの記事で書いたように、DTMを中心とするVOCALOIDの音楽制作者には、出来上がった作品をフリーで使わせてもらいたい、使わせてあげたいという意向が強く、こうした姿勢が一時、商業カラオケにおいて問題となっていた。 何故かというと、現行のカラオケ配信では、楽曲の著作権をJASRACなどの管理団体に信託していない制作者には、著作権使用料の分配が受けられない仕組みになっているからだ。特に全国津々浦々の娯楽施設で歌われるカラオケでは、調査力という意味で圧倒的に強いのはJASRACであり、カラオケで著作権料を受け取るには、事実上JASRACに信託するしかないという状況である。 ところがVOCALOIDオリジナル曲をJASRACに信託すると、特に初期においては楽曲制作者がファンの支持を失う恐れがあった。また、古参DTMユーザーには、MIDIによる既存楽曲のカバー・アレンジのインターネット上
前回、VOCALOID関係では様々なコミュニティが存在するものの、情報流通やファン同士の交流の場としては、ツイッターがメインになりつつある状況を書いた。理由としては、テキストベースなので一般の視聴者にも参加しやすいことと、システム的にVOCALOID界隈の各種情報の収集や拡散に向いていることが挙げられ、FaceBookと違って発言に実名を必要としないことも一役買っているのではないかという話をした。 今回はその続きで、コミュニティにまつわる問題点について書いてみたい。 コミュニティにまつわる問題点 VOCALOIDに関する情報の共有や曲の感想・解釈に関する議論などはネット上の各所で出来るようになったものの、それ以上、特にVOCALOID全体について語る場所は少ない。ツイッターには字数制限があり、見ている側も沢山の人をフォローすればタイムライン上の流れも速くなるため、投稿が途切れがちで、長文で
これまで、VOCALOIDを使った音楽活動がいかに受け入れられ、人気を博してきたかについて書いてきたが、今回から数週にわたって、今後の動向、特に外部との関係がどうなるかを、VOCALOIDオリジナル曲のカラオケ配信にまつわる問題を軸にして書いてみたい。 遺恨の根本・「JASRACはMIDIを潰した」 話はいきなり、十数年前に遡る。まだVOCALOIDという技術が開発開始されたばかりで、初の日本語版VOCALOID・MEIKOが出るよりずっと前の話だ。 2000年8月に、日本音楽著作権協会(以下JASRAC)が、音楽データファイルの一種であるMIDI(Musical Instrument Digital Interface、電子楽器デジタルインタフェース。電子楽器の演奏データを機器間でやり取りするための世界共通規格。ファイルフォーマットも含む)ファイルの、個人サイトにおける公開に対して課金
最初に、VOCALOID(ボーカロイド)の歴史を語っていく中で、前提になる知識を押さえておこう。 平均的なDTM(Desktop Music、パソコンなどコンピュータで音楽を作成すること)ソフトの売上だ。一体何本売れているのだろうか?実際には一千本売れればいい方とされており、ソフトメーカーも数社いるのでシェアを分けあっている、そういう状態だった。 この状況を前提として、以下の記録や数値を読んでいただきたい。 初音ミク以前のVOCALOID 第1回で書いた通り、初音ミクはVOCALOIDとしてはVer.2のエンジンを使用している。ということは、当然Ver.1のエンジンやそれを使用したソフトがあるはずだし、実際に存在している。今では初音ミクのお姉さん・お兄さん的な立場とされることが多い「MEIKO」と「KAITO」がそれに当たる。他に英語のVOCALOIDも存在しているが、初音ミクなどと直接は
ボカロ音楽による変化を「FREE(フリーミアム)」の視点から語ります。2011年1月30日ボーカロイドの歴史もはやブームではないVOCALOID – 初のオリコン一位から見えてきたもの 2011年1月30日ボーカロイドの歴史認知されてきた「ボカロ」 – 初音ミク二周年イベントと第三の参入 2011年1月30日ボーカロイドの歴史「緑の悪魔」奮戦記 – VOCALOIDの商業進出は苦難の道だった 2011年1月26日ボーカロイドの歴史VOCALOID史最大の「祭り」に至るまで – クリプトンのVOCALOIDが出揃った日 2011年1月23日ボーカロイドの歴史VOCALOID(ボーカロイド)の歴史を紐解いてみる – スタートはDTMだった シェア Tweet 初音ミクのコンサート VOCALOIDが流行りだしてから三年目、2010年最初の大きなイベントとしては、3月9日の「初音ミ
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