演劇堂で来月7、8日 滝腰さんら地元出身の俳優共演 日本大芸術学部演劇学科の学生が七尾市中島町に滞在して舞台作品を創り上げる「ノトゲキ」の実行委員会が9月7、8日、同市中島町中島の能登演劇堂前で「銀河鉄道の夜」(宮沢賢治原作)を上演する。2019年夏に始まったプロジェクトだが、今夏は地震の影響で学生の合宿は見合わせる。それでも被災者を励まそうと、プロの俳優らを交えて演劇を届ける。 (大野沙羅) ノトゲキは、同市中島町笠師保出身の俳優滝腰教寛さん(39)=東京都=が発案し、住民の協力を得て実現した。合宿は19年夏に初めて開き、翌2年間はコロナ禍でオンライン交流にとどまったが、22年に再開。学生は2~3週間、空き家で共同生活を送り、祭りに参加したり、アルバイトをしたりと地元住民と関わりながら、舞台作品の制作や稽古にいそしむ。昨年は、のと鉄道(穴水町)の車両内で「銀河鉄道の夜」の上演に初挑戦した