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発表のポイント 無機結晶化学の知見を数理計画問題として定式化した結晶構造探索手法を考案し、銅酸化物超伝導体La2-xSrxCuO4の結晶構造などさまざまな酸化物の結晶構造を再現した。 従来手法とは比較にならないほど非常に小さい計算コストでの網羅探索が可能となり、無機結晶化学の知見に適合する未知の結晶構造プロトタイプの発見が可能であることを示した。 同手法の応用により、高機能材料として有用なカルコゲン化物や複合アニオン化合物の予測と発見への貢献が期待される。 全文PDF 概要 東京大学物性研究所の小正路 崚太郎 大学院生(当時)と尾崎 泰助 教授の研究グループは、無機結晶化学の経験則を数理計画問題として定式化した結晶構造探索手法「数理結晶化学」を考案し、酸化物の結晶構造プロトタイプを網羅的に探索する新しいアルゴリズムを開発しました。このアルゴリズムにより、酸化物の結晶構造を包括的に理解する手
発表のポイント 絶縁体であるYbB12の磁場下熱測定により、新粒子「電荷中性のフェルミ粒子」を観測した。 これまで存在は提案されていたものの、実在が明確でなかった「電荷中性の複合フェルミ粒子」が、磁場下で量子化したことを示唆している。 新粒子の探索は、物性研究のみならず素粒子物理とも関わる研究題目であり、今回の発見はさまざまな学術領域へのインパクトを有する成果。 全文PDF 概要 東京大学物性研究所の楊卓(ツォウ・ヤン)特任研究員と小濱芳允准教授、フランス原子力庁(CEA)のChristophe Marcenat(クリストフ・マーセナー)教授、コーネル大学のDebanjan Chowdhury(デバンジャン・チョードゥリー)准教授らを中心とした研究グループは、茨城大学の伊賀文俊教授の育成した純良単結晶を用い、東北大学、ネール研究所、フランス国立強磁場研究所との共同研究により、近藤絶縁体(注
発表のポイント 有機分子固体で、電子バンド構造にスピン分裂を示す反強磁性体「補償フェリ磁性体」が実現する新しい機構を発見しました。 補償フェリ磁性体は、今まで合金系などの無機化合物で実現可能性が議論されてきましたが、有機化合物特有の格子構造を用いることで実現できることを示しました。 本研究で発見した補償フェリ磁性体は、スピン分裂に起因する高効率なスピン流生成が可能なため、スピントロニクスに新しい潮流をもたらすことが期待されます。 本研究で発見した補償フェリ磁性体を実現する新機構。通常の反強磁性体(左図)では電子バンド構造にスピン分裂が生じないが、2つの異なるダイマー上にスピンを互い違いに配置することによってスピン分裂が生じる補償フェリ磁性(右図)が実現できることを示した。 全文PDF 概要 東京大学物性研究所の吉見一慶特任研究員、三澤貴宏特任准教授、名古屋大学大学院理学研究科の小林晃人准教
発表のポイント 銅酸化物高温超伝導体において、電荷が微少かつ均一に分布する乱れの無い極めて綺麗な結晶面を見出し、その電荷の振る舞いを解明した。 電荷分布に乱れのない綺麗な結晶面では、従来の常識に反して、モット絶縁体に注入される電荷が限りなく微少であっても長寿命の粒子が生成され、自由に動き回れることが分かった。 37年もの歴史を経て構築された銅酸化物高温超伝導体の電子相図は、乱れの影響を受けた結晶面特有のものである可能性が高い。それに変わるより本質的な電子相図を見出したことで、高温超伝導研究に新展開が期待される。 発表概要 東京大学物性研究所の黒川輝風大学院生(同大学大学院理学系研究科在籍(当時))、近藤猛准教授、および東京理科大学先進工学部電子システム工学科の磯野隼佑大学院生(当時)、常盤和靖教授の研究グループは、東京大学物性研究所の小濱芳允准教授、東京理科大学先進工学部物理工学科の遠山貴
15年近く論争となっていた水の軟X線発光スペクトルの温度依存性や同位体依存性を理論的に再現することに成功 軟X線発光分光に特有の散乱過程によって水の構造とその変化を強調して観測できることが判明 様々な環境における水の構造とその役割を分子レベルで理解するための理論的裏付けが可能に 広島大学大学院先進理工系科学研究科の高橋修准教授、ルンド大学MAX IV研究所の徳島高研究員、東京大学物性研究所 附属極限コヒーレント光科学研究センターの原田慈久教授の国際共同研究チームは、水の軟X線発光スペクトルを理論的に計算し、その温度依存性および同位体依存性を正しく説明することに成功しました。本研究は米国の物理学雑誌「Physical Review Letters」オンライン版に2月25日に掲載される予定です。 全文PDF 発表論文 発表雑誌: Physical Review Letters 論文タイトル:I
日程 : 2019年1月28日(月) 4:00 pm - 5:00 pm 場所 : 物性研究所本館6階 大講義室(A632) *開催場所を変更しました 講師 : 澤田 亮人 氏 所属 : NEC システムプラットフォーム研究所 世話人 : 加藤 岳生, 阪野 塁 e-mail: sakano@issp.u-tokyo.ac.jp講演言語 : 日本語 近年、強化学習をベースとしたシンプルで汎用性の高いゲームAIの学習方法が確立され、囲碁や将棋を含む様々なマインドスポーツでの応用例が報告されている。強化学習はそのシンプルさ故に一見成熟した技術に見えるが、その最適化や汎用化には様々な技術的な課題が残っている。例えば、学習における教師データの質と量のトレードオフや、各種学習条件の調整を限られた計算資源でいかに効率的に行うかや、より強いAIをつくるためにどこを調整するべきかは、ゲームの性質によるとこ
東京大学 発表のポイント 新規導入した電磁濃縮(注1)超強磁場発生装置が完成し、これを用いて1200テスラ(注2)という強力な磁場を発生させ、それを高い信頼性で計測することに成功しました。 1000テスラを優に超えた超強力な磁場が発生可能であること、また、1000テスラ領域での極限的な超強磁場環境での物性計測が安定して行えることが示されました。 物性測定の新たなプローブとなり、強磁場科学の次世代に向けて新しい段階に踏み出しました。 発表概要 東京大学物性研究所の嶽山正二郎教授と松田康弘准教授の研究グループ(澤部博信技術職員、中村大輔助教、池田暁彦助教)は、文科省最先端研究基盤事業「次世代パルス最強磁場発生装置の整備」計画の下に物性研究所附属国際超強磁場科学研究施設で整備してきた1000テスラ級電磁濃縮超強磁場発生装置を完成させました。これを用いて1200 テスラという強力な磁場を発生し、高
Home > ニュース > 世界最高磁場の大幅記録更新985テスラを達成 −電磁濃縮法により、物性測定に実用可能な超強磁場を発生− 東京大学 東京大学 物性研究所 発表のポイント: 電磁濃縮法(注1、図1)という超強磁場発生方法で985テスラという強力な磁場を発生させ、それを高精度に計測することに成功しました。 1000テスラという超強力な磁場が発生可能であること、また、今後、1000テスラ領域での極限的な超強磁場環境での物性計測が可能であることを示しました。 物性物理学の新しい発見とマテリアルサイエンスへの多大な貢献が期待されます。 発表概要: 東京大学物性研究所の嶽山正二郎教授、中村大輔助教、澤部博信技術職員の研究グループは、電磁濃縮法という超強磁場発生方法で985 テスラという強力な磁場を発生し、それを高精度に計測することに成功しました。室内での実験、かつ高度に制御された磁場として、
新鉱物、セリウムバナジウム赤坂石(Vanadoakasakaite-(Ce))by denken2024年10月4日群馬県桐生市から発見された鉱物が、国際鉱物学連合の… 続きを読む »新鉱物、セリウムバナジウム赤坂石(Vanadoakasakaite-(Ce)) 写真の著作権についてby denken2024年7月24日2024年7月25日このサイトに掲載してある写真の著作権は、クリエイテ… 続きを読む »写真の著作権について 新鉱物、宮脇石(Miyawakiite-(Y))by denken2024年5月5日福島県から発見された鉱物が、国際鉱物学連合の新鉱物… 続きを読む »新鉱物、宮脇石(Miyawakiite-(Y)) 定期更新:節電運用中by denken2024年4月3日諸事情から節電運用となっています。 当面の間、透過… 続きを読む »定期更新:節電運用中 新鉱物、不知火鉱
東京大学 物性研究所 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 発表のポイント 見る方向や光の偏光方向によって、色が劇的に変化する、レニウムを含む新物質の合成に成功した。 光の偏光方向によって、吸収する光が異なることで、色が変化する機構を解明。 「多色性」と呼ばれるこの物質の性質は、5d電子(注1)をもつ元素に特有の性質であり、同様の光学特性をもつ物質の開発指針を与える。 印刷用PDF 発表概要 東京大学物性研究所の平井大悟郎助教、廣井善二教授らの研究グループは、5d電子をもつ元素のレニウム(Re)を含む新物質Ca3ReO5Cl2の合成に成功しました。この物質は、見る方向によって色が緑からオレンジに変化し、さらに光の偏光により、赤・黄・緑の3つの全く異なる色を示すことを発見しました(図1)。 本物質では、含まれるレニウムのd電子(注1)がエネルギーのより高い状態に励起されるときに、光を吸収する
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 物性研だより第 56 巻第 3 号 10 東京大学大学院工学系研究科 物理工学専攻 渡辺 悠樹 物性研究所 量子物質研究グループ 押川 正毅 1.はじめに 私たちの身の回りは対称性の自発的破れで満ち満ちていま す。例えば結晶は空間の並進対称性を自発的に破っている と言われます。もともと結晶がなければ、空間自体は完全 に滑らかで、どの点に注目しても全く等価です。そのため 結晶を構成する原子の一つ一つの運動法則は空間の位置に よりません。これが空間の連続的並進対称性です。ところ がひとたび結晶ができると、結晶内部の原子は周期的な配 列をなし、空間の「原子がある点」と「ない点」が明確に 区別されます。したがって空間の各点の等価性が壊れてお り、並進対称性が破れたことになります。結晶ができた後 も、結晶の単位胞は全て等価なので、結晶は基本並進ベク トルの整数倍の重ね合わ
Alloy phase diagrams online (提供元 ASM) 合金の2元状態図・3元状態図データベース データ更新: 随時 アクセス: 物性研内のパソコンから下記URLに接続 (物性研所属者のみ利用可能) https://matdata.asminternational.org/apd/ CSD : Cambridge structural database (提供元 CCDC) X線・中性子線回折で解析した有機化合物・有機金属化合物の結晶構造データベース。 世界でもっとも権威ある結晶構造データベースとして有名。書誌事項、分子構造、結晶構造の 検索プログラムのほか、結晶構造表示、データ解析のプログラムを含む。 [提供元のwebサイト] [製品案内(日本語)] データ更新: 年1回+随時更新 アクセス: 図書室パソコンWin2,または研究室のパソコンにインストール可。 下記UR
説明 このオプションは、Scott Meyers 著『Effective C++』のプログラミング・ガイドラインに基づく警告を有効にします。このオプションを指定すると、コンパイラーは次のガイドラインに基づいて警告を出力します。 #define ではなく、const と inline を使用する。(ユーザーコードのみ。システム・ヘッダー・コードには適用されません。) <stdio.h> ではなく、<iostream> を使用する。 malloc と free ではなく、new と delete を使用する。 C 形式ではなく、C++ 形式のコメントを使用する。システムヘッダーにある C コメントは診断されません。 デストラクターでポインターメンバーに対して delete を使用する。コンパイラーは、delete を使用していないすべてのポインターを診断します。 ポイ
サイエンス・カフェ 原子を見たことはある? 〜走査プローブ顕微鏡で探るナノの世界〜 講師:土師 将裕 助教 10/28(土)13:30〜14:00 A棟6Fラウンジ 原子ってどれくらい小さい?最先端顕微鏡を使って、見たことのないとても小さな世界へ皆様を誘います。10億分の1メートルの世界をご覧ください。 女子学生のためのプログラミング入門粒子の動きをAIプログラミングしよう! 10/27(金)10:30〜, 11:30〜, 13:30〜, 14:30〜, 15:30〜 各回45分 10/28(土)10:30〜, 11:30〜, 15:30〜 各回45分 A棟6F614 粒子の動きを顕微鏡で観察。その運動をpythonでプログラミングして再現してみよう。 対象:女子学生、各回5名程度 参加方法:A棟6F 614室にて整理券配布、先着順 林研究室
ジョン・ジュンヒョク氏(近藤研M2)がInternational Symposium on Quantum Electronicsでポスター賞を受賞
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