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衆院選
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●死刑判決ねぇ。 死刑を讃美する人たちは、犯人に対して優しいねぇ(苦笑) 私が犯罪被害者家族で、犯人に対して恨みを持っているのであれば、絶対に死刑なんていう「あの世への釈放」を許したりしないんだがなぁ。だいたいこの国では「死んだら仏様」(小泉純一郎)なんだから、死んだだけでどれだけ悪辣な犯罪でも、犯人が死ぬだけのことで、あっさりと浄化されてしまうわけだ。で、残された犯罪被害者家族はどうするんだ? 私が犯罪被害者家族だとしたら、犯人に死んで仏様なんかになって欲しくない。かといって、犯人に対する更生なども期待しない。なんでそんなものを更生なんてさせて、社会に釈放してやらなければならないのか。 結局、あの世にせよこの世にせよ、私が犯罪被害者家族だとすれば、ありとあらゆる釈放を許したくはない。犯罪者は社会に出るのでもなく、かといって死によって浄化されるのではなく、その狭間の自由なき留置場でも刑務所
●“「大嫌いな○○小学校」と卒業式で言い間違え” 小6、「死んでおわび」と飛び降り自殺 こういう間違え方は「間違っても「大嫌いな」なんて言ってはいけない」とか思っていると、実際に間違えることがあるよな。 そこに気持ちを込めれば込めるほど、こうした間違いは出てくるわけで、卒業式なんてものに心を込めず、学校なんか愛さずに「大好きな○○小学校(棒読み)」ってやるのが一番ですね。 ●城繁幸『3年で辞めた若者はどこへ行ったのか』読了。 私の名前も登場している。 『若者はなぜ3年で辞めるのか?』で展開した「年功序列から職務給へ」という賃金体形転換の必要性を、昭和的価値観をひとつひとつ検証していくという手法で、より明確に主張している。 一見過激で無軌道なネオリベラリズムを無批判に主張しているように見えるけれども、やはり論理的に考える限り、城の考え方は、昭和的価値観によってガチガチに固定化された就業利権を
●さぁて、そろそろ腰を据えていろいろとやるか。 ●日銀総裁が空白なことについて、なんか「民主党は政争の道具にしている」なんて言っている連中がいるけど、政党政治において、ありとあらゆる物事は政争の道具に決まってんじゃん。ましてや日本の経済全体に影響を与えかねない日銀の人事に口を出さないなら、いったい何に対して口を出せと言うのか。 ほかにも検索してると、「拉致問題を政争の道具にするな」とか「日米関係を政争の道具にするな」とか「なんとか事件の被害者を政争の道具にするな」とか、ありとあらゆる政治的な話題で、政争をしてはいけないみたいですよ。 「政争の道具にするな」は、与党の安定多数でなにごともロクに思考せずにノーハンドルノーブレーキの政治を続けて、その結果から目を背け続けてきた馬鹿な国民の「政治上の平和ボケ」を象徴するキーワードですね。 ●宮崎県の位置を知っている高校生が42.7%しかいないとかい
●今まで、いまいち躊躇してたんだけど、勢いで例の本を買ってみた。 躊躇していた理由ってのは、やっぱり「おまえ、何成功者ヅラしてメディアに出てんだよ!」みたいなのがあって、こちら側の住民だった人間がふとあっち側で偉そうなツラをしているのが嫌だったという、子供じみた理由。 伊集院もラジオで言っていたのだけれど、やっぱりデブから痩せた人間はデブに対して必要以上に上から見る視線を感じるワケですよ。「今までの自分はデブだったから、こんなにヒドイことがあった云々、そして痩せたらこんなにいいことがあった」みたいな。 いや、例の本ってのは、岡田斗司夫『いつまでもデブと思うなよ』なんですけどね。 で、確かにその「デブだから悪かったというのは、心の問題」というのも分かるし、俺もそう思ってたんだけど、実際本を読んでみると、現状が見た目至上主義だということには納得してしまうし、自分自身も今の自分の現状を考えて「や
●門松は 冥土の旅の一里塚 めでたくもありめでたくもなし これ、毎年書いている気もしますが、本年も皆様、よろしくお願いします。 昨年は単行本も上梓できたということで、今年の目標は論者としての更なる発展と、あとは彼女をつくって一緒に温泉旅行でも行きたいなということを目標に、頑張りたいと思います。 いやね、俺20代に旅行と言えるような旅行を一回もしていないんですよ。 それはお金がなかったというのもそうだし、相手もいなかったので、まったく何もできなかったわけです。 だから、一回ぐらい2泊ぐらいの温泉旅行に行ってみたいんだよねぇ。 浴衣で温泉街を歩いて、バカみたいな射的をやったりさ。 こんなのさぁ、ある種の人たちにとっては本当にどうでもいい、気づいたら当たり前に果たせているようなことなのでしょうが、私にとってはそうではありません。 それができるかどうかが、自分の人生の意味そのものを決めかねない、強
●掲示板へのレス タイトル : Re: 苦労=就活? 投稿日 : 2007/12/28(Fri) 00:09 投稿者 : 正社院 > あなたのおっしゃる「苦労」とは、「就活」なのですか? 少なくとも、親元で就活せずに済んでいる赤木さんより、面接で何十回も落ちた人の方が実直でまっとうな「苦労」してると思いますが。 それはそれとして、「実直でまっとうな苦労」をしても「成果」を出さないと今やサラリーマン社会では評価されません。そういう意味で、「成果」を出している赤木さんのほうが「苦労」していても結果を出していないフリーターよりエラいんです。 そこまで理解していながら、どうして最後の部分で日和るのでしょうか? つまり、「就活の多少」は、結果を導き出さない限り、努力として認められないのですから、就職できていない人にとっては、なんら意味がないのです。 さらに言えば、履歴書を1,000通送って就職した人
●掲示板への返答 タイトル: Re^9: 赤木くんへ 投稿日 : 2007/12/12(Wed) 12:10 投稿者 : 栃木出身の20代後半 > 私が非難している点、また問いたい点は、 > 先日から繰り返しているが「論客としての赤木智弘」と > 「個人としての赤木智弘」の矛盾である。 上記を読みました? なんか他の人にもこの点を触れられると、 さりげなくスルーしていますけど。 今度もスルーですか?佐野ネタで反論ですか? 私の論理と行動に、どこにも矛盾はありません。 「十分に裕福な安定労働層の人間が、貧困労働層を救おうとしない」ことのみが問題であり、貧困層の行動は一切問題ではないと言っています。 すなわち、私が論じる上で、「個人としての赤木智弘」など、論じる価値はないのです。 それともそんなに貧困労働層を世間に晒して、笑い物にしたいのですか? 最終的に得たお金と社会的地位でしか、人間の生き
●9日は、いよいよ紀伊国屋サザンシアターでトークイベント&サイン会です。 当日でも席は開いていると思いますので、時間があればぜひご来場ください。 ●なんか、最近は自分の仕事の露出を追うだけでも大変。忙しいことはいいことだけど、これだけ忙しいと移動だけでも馬鹿にならないので、本当に東京で生活したい……。マジで誰か当面の生活資金、100万ぐらい無利子で貸してくれないか? 3年ぐらいで頑張って返すから。 JCCast第11回がアップされています。 週刊文春の「著者は語る」に出ています。 朝日新聞の読書面に掲載されるそうです。ついに新聞書評きましたね。都心の本屋には、新聞書評掲載本のコーナーがよくありますので、そこに一週間並ぶことになります。これはかなりの宣伝になりますね。しめしめ。 ●現在、これまでMacでやっていた日記の更新環境を、Winに移行中です。 問題は、やはりエディタで、これまではmi
[PR] 初単行本『若者を見殺しにする国』 アマゾンで絶賛予約受付中 1575円なので、単品購入でも送料無料です。 ●またなんか文章が書けなくなってきたな。 リハビリをかねて、考え途中のことを適当に書き連ねてみる。 ●この間、PARC自由学校で話をした時に、平井玄さんと「横の依存」「縦の依存」という話になって、それ以来そのことの重要性を色々と考えている。ここでいう依存という言葉は「連帯」と置き換えてもいいだろう。 私は、現状をどうにかするためには、「縦の連帯」が必要不可欠であると考える。すなわち、権力やお金を持っている人間と、持っていない人間の連帯だ。 平井玄さんは「それは絶対にありえない」という、そして「横の連帯」すなわち、同じような立場にある人たちの間で、情報や必要なものを共有するべきだという。 私だって、「縦の連帯がありえない」ということは、分かっている。しかし、それを単純には受け入
●初単行本『若者を見殺しにする国』 アマゾンで絶賛予約受付中 1575円なので、単品購入でも送料無料です。 ●さて、ぼちぼち更新をちゃんと再開していくことにします。 といっても、なかなか書こうと思うことがないんですよね。 逆に書こうと思うことは、考えを詰めていくことが面倒だったりする。 これまで日記の更新に使っていた文字数が、仕事に持っていかれることになるし、かといって、文字の生産量はそうそう増えないので、どうしても日記に使う文字数が削られていって0になってしまう。 もちろん、仕事の方で出せない部分を、こっちで出そうというのはあるのだけれど、仕事があるとこっちを考えるのが面倒になってしまう。仕事は約束で「やらなければいけない仕事」だけれど、日記は「やってもやらなくてもいいこと」になってしまっているので。 そのあたりをどう折り合いを付けていけばいいんだろう? 雑談的なことを日記に書く? 雑談
●初単行本『若者を見殺しにする国』 アマゾンで絶賛予約受付中 ●昨日は夜にいろいろ更新をしようと思っていたのだけれど、AT-Xで放送された「スクールデイズ」の最終話を見たら、更新するものがふっとんじゃった(笑)。あんな場つなぎ内閣、どうでもいいよ。 いや、マジでこれがスケジュール通り2週間前ぐらいに放送されていたら、本の原稿、完成しなかったかも。 さて、昨日に至るスクールデイズの歴史をいい加減にまとめてみることにする。(マジメな記事ではないので、まともに読まないように。あと、普通にネタバレあり) 2005年4月 18禁美少女ゲームとしてスクールデイズ発売。マルチエンディング方式で、ずーっと言葉狙いでプレイすると、いつの間にか世界とできてしまう理不尽仕様で、ポルナレフAAが流行(『言葉一筋だったのに、気が付いたら、世界に告白していた』 おれも 何が起こったのか わからなかった…)。 おざなり
●ゲームあふるる国に生まれて 第3回「「オンライン対戦」によって脚光を浴びた、「あの」ジャンル(その1)」よろしくです。 ちなみに、このコラムでは完全に「普通のゲームコラム」を目指して書いてますので、社会問題とかは基本的には取り扱わない方向で。 ●なんだかんだと、月1回ぐらいのペースで雨宮さんと会っているな。 こないだも雨宮さんの本の企画で、数人の人と話してきた。 夜勤明けに東京直行で、話が終わってすぐに戻ってきて、2時間ぐらい寝てまた夜勤という強行軍。 やっぱり移動に時間がかかりすぎるなぁ。東京で暮したいなぁ。 ●朝青龍の件は、相撲協会がみっともないと思うよ。 どうせ辞めさせる腹づもりなら、明確に「クビ」を宣告すればいい。 それが4ヶ月の謹慎だとかさ、これは会社でいうところの「窓のない部屋に仕事もないままに押し込める」手法と同じだろう。協会や会社が責任をとらず、退職を個人の責任に貶める古
●「痛いニュース」から来た人にご案内。 『論座 4月号』に、社民党の福島みずほを始めとする大物左派の方々から反論がきていますが、その内容がおおむね皆様の反応と同じなので、機会があれば読んでみると、面白いのではないでしょうか。 そしてもし、お気に入りの文章がございましたら、左翼になってみてもいいのでは? なお、『論座 1月号』に掲載された、原文はこちら。 「「丸山眞男」をひっぱたきたい 31歳フリーター。希望は、戦争。」 ところで「努力をした」ということが、「他者に認められる」というのは、どういうことなのでしょうか? たとえば、「生活ができないフリーターは、昔の労働者よりも努力していない」ということを証明するには、どうしたらいいのでしょうか? たとえば、パリス・ヒルトンという人はお金をたくさん持っていますが、彼女はフリーター達よりも努力をしているのでしょうか? そのあたりを考えてみると、面白
●仙台の給食はどうなってるんだ? 給食費未払いの問題ではなく、なんかメタボとか生活習慣病のような、健康の過大視問題のような気がする。子供に必要なカロリーを厳密に考え過ぎているような。 ●今売りの「SPA!」で、神足裕司がネットカフェ難民の現状に気づいたようです。 一時期を日雇い労働者として過ごした彼が、「貧困を経験した」と思っていた物が、決して貧困では無かったことに、ついに気付きました。 神足裕司は、少し前に亡くなった渡辺和博と共に「金塊巻」という本を出版し、「マル金、マルビ」という言葉を産み出しました。 ここでいう「マル金、マルビ」というのは、あくまでも「同じ職業でお金を持っているマル金と、貧乏なマルビ」という意味であり、マルビはみすぼらしくても決して食うに困るような意味ではありませんでした。当時の一億総中流から脱し、一億総上層を目指す経済状況、そして「貧困なき社会」を象徴するような本で
●オールニートニッポンのサイトで、エッセイの連載を開始しました。 「ゲームあふるる国に生まれて」と題して、TVゲーム関連の話を、週一回程度、書いて行きます。 ●一週間以上更新が開いたけど、ニュース的に重要なものってありましたっけ? 地震、河合隼雄死去……村上とかはどうでもいいし、それぐらいか? 特に何か言いたいニュースはないですね。ああ、年金については触れておかないと。 ●年金さぁ。なにあの「第三者委員会」って。 要は「本人がマジメなら、払ったことにする」ってことでしょ。 年金問題でよく「マジメに年金を払った人が、ちゃんと年金を受け取れなければならない」なんていうけれども、「マジメに年金を払」えるほどに収入に余裕があったことこそが、経済成長世代の特権じゃねーか。 それは一方で、マジメでも年金を払えるような収入が無いワーキングプアは、老後どうなっても構わないということです。 「とある高額な金
●論座の2007年1月号と6月号に掲載された、「「丸山眞男」をひっぱたきたい」と「続「『丸山眞男』を ひっぱたきたい」」を公開しました。 「希望は戦争」という、安直な要約ばかりが流通し、それが誤解を招いていることもあり、原文をアップすることにしました。 読んでいただければ、私がいかに「戦争を忌避しつつも、しかし、戦争にしか期待を込めることができない諦念」を表明しているかが分かっていただけるかと思います。 トラックバック このエントリーのトラックバックURL: http://www.journalism.jp/mt/mt-tb.cgi/3187 このリストは、次のエントリーを参照しています: 「論座」の文章を公開しました: 》 梅雨だし「フリーターの希望は戦争」の赤木智弘さんから返答を頂いたので性懲りもなく反論してみました from 2億5540万の瞳 ビューティフル・ジャパン あらボウヤち
●ふと思い立って、豚の角煮を作ってみたが、味が濃すぎるなぁ。醤油と砂糖が多すぎたか? ●第326回のマル激で、「丸山(以下略)」に触れていただいています。 Part2の後半ぐらいのところです。この回は無料放送なので、みなさんご覧ください。 で、結論としては、そこで語られている内容でいいのかなと思います。 つまり、強者が弱者に対して責任を持つということ。それは宮台のいうところの「パトリオティズム」であるし、小林の実践としての「アシスタントにしてあげること」であるし、萱野のいうところの「経済的パトリオティズム」であると。 いわゆる「ネオリベ」である経団連の愛国心のなさこそ、左派は糾弾するべきであるのだけれども、「同じ日本人の弱者を助ける」という事に対して「愛国」を否定することで自尊心を産み出してきた左派は積極的ではない、と。 まぁ、それどころか、経団連的「ネオリベ精神」をそのまま引き継いじゃっ
●「2億5540万の瞳 ビューティフル・ジャパン」さんへの返答が、ちょうどいい「希望は戦争」論についてのFAQになるかなと思うので、記事にします。 赤木さんが「人間としての尊厳」に言及されるとは思いもよりませんでした。「日本が軍国化し、戦争が起き、たくさんの人が死ねば、日本は流動化する」の赤木智弘さん御本人ですよね? そもそも、私の視点は「いかに弱者の尊厳を回復するか」という点にあります。 「希望は戦争」論は、あくまでもその視点の上に立脚した論理です。 何よりも先に言っておきたいのは「他人がたくさん死ねば職にありつけるから戦争が希望」と言い放つ赤木さんに「人間の尊厳」を口にする資格はありません。 しかし、現在の社会でも「他人が死ぬことを期待している経済体制」が存在しています。つまり「使い捨て労働者」の問題ですね。雇用計画はあくまでも「企業」側が立てるものであり、非正規労働者の割合が増えてい
●鈴木謙介がなにか言っているようで。 ラジオで言ったほうはまだ詳細が分からないので、「冬枯れの街」さんの方から。 Synodosレクチャー 鈴木謙介×芹沢一也(司会) 鈴木謙介講演会 日時 2007年8月18日 14時30分〜16時30分(14時開場) タイトル 「サイバー・アナーキズムの時代」 比較的若い世代による、社会と大人への「異議申し立て」が注目を集めている。ある者は「大人」の「若者」に対するバッシングを糾弾し、別の者は、自らが得ることのできなかった可能性を、「戦争待望論」をちらつかせながら、「既得権」を持つ人びとに対して要求する。「こんな国はもう滅ぼすしかない」と叫ぶ声が、ネタ半分とはいえ喝采を浴びる一方、制度を脱臼させるような社会運動、カーニヴァル的な抗議運動も、じわじわと広がりを見せている。こうした動きを、どのように理解するべきか。重要なのは、これらの異議申し立てが、硬直した
●なんとあの『下流志向』内田樹先生が私の事を中央公論で取り上げてくれたそうで。 “時代遅れ”の学校が子どもの下流下を食い止める 138ページ 内田 そうですね。今の若い人たちの中には実際に 「戦争を期待している」と公言する人までいますから。 諏訪 そんな人がいるんですか? 内田 ええ、若者のワーキングプアが生まれているという 中で出てきた特異な論調だと思うのですが、本当に いるんです。そのロジックは要するに 「格差が固定している時代の中で自分が最下層にいる。 もし戦争になれば全員が不幸になる。不幸において平等が 達成されるなら私は戦争を歓迎する」 ということです。自己努力ではシステム内での上昇が 望めないから、システムそのものを壊してしまえという 危機待望論です。近代後期社会が行き詰まっていることは たぶん、みんなが感じている。でも「歴史は完成に向かって 進化している」という進歩史観につい
●テレビ朝日「オタクの末路はホームレス」秋葉原編:「アサリ屋」は実在するのか? 場所や日程の組み替えは個人的に問題だと思わないのだが、やはり売って値段がつくような品物が、秋葉原のゴミ袋に入っているというのが気になる。 しかし、問題の本筋は、こうした報道が「ホームレスになってしまうような非」をホームレスの側に押しつけ、現実のホームレスを産み出すような社会構造を擁護してしまっていることだろう。 「ワーキングプア」とは、「(真面目に)働いているのに貧困である」ことを明確に示した言葉だが、「ネットカフェ難民」という言葉からは社会構造の問題をうかがい知ることはできない。 その結果、貧困層に対する「誤った指摘」が生まれることになる。 その具体例が、愛・蔵太による「ネットカフェ難民なんてただの報道の演出です」という記事だろう。ここに「貧困層に対する誤った理解」が、既存の「マスコミ不信」とシンクロする形で
●上野千鶴子先生が、私の平和観を肯定してくださっています。 ほぼ同時期に出た文章で、同じような平和観を提唱しながら、その結論が180度違うのは、どうしてなのでしょうか。 わたしの平和論10(最終回)(月刊オルタ 2006年12月号) 「平和とは日常茶飯事が続くことである」 中井さんの 卓見である。「過ぎ去って初めて珠玉のごときものとなる」のが、平和だ、とかれは言う。幸福と同じように、その最中にいて、平和の価値を知ることは少ない。 今日のように明日もつづく。そのことがどんなに貴重なことか。そう思わなければ女は子を産み育てられないし、老人は安心して歳をとれない。フェミニズムとはかっこよくも、おおしくもない、日常を生き延びる思想だ。ヒロイズムはフェミニズムの敵、とわたしはずっと思ってきた。中井さんに教えられて、それを再確認した思いである。 「平和とは日常茶飯事が続くことである」 素晴らしい言葉で
●どうもネットを見ていると、「ペッパーランチの店内でペッパーランチ従業員によって、卑劣な犯罪が行なわれた」ことと、「ペッパーランチという店自体が犯罪を犯した or ペッパーランチという店自体が犯罪の巣窟である」ことの区別がついていない人間が本当にいるようです。気持ち悪いですね。 ●第320回の「マル檄トーク」で、私の『「丸山眞男」をひっぱたきたい』が取り上げられています。(Part.2の42分ぐらいのところから) その中で萱野稔人さんは「経済の問題ではなく、社会的承認の問題ではないか」というわけです。 確かに、まず「戦争」ということを考えて、その時に「自分が兵隊になる」すなわち、既存左派の「お前が兵隊に行くことに成るのだ」という対論に答える形で、「自分が兵隊になって、戦争の中で死ねば、靖国なりなんなりで英霊として丁重に葬られる」ということはあるわけです。しかしそれは、「国家が戦争に至る」と
●先日にひきつづき、お仕事情報。 ミリオン出版の『漫画 実話ナックルズ 7月号』にコラムを寄せています。(72ページ下段に掲載) ところで、私の隣のページにモリタク(森永卓郎)が書いているのですが、結論として「フリーターを採用してくれる中小企業は必ずあるので就職するべき」みたいなことが書いてある。 確かに、現実論としてフリーターが正社員になるとすれば、そのような中小企業しかないであろう。しかし、それを書く事は経済学者としてどうなのか? かつて私はICUの八代尚宏教授を「誠実である」と評価したが、その誠実さというのは、経済学者として現実論と擦り合わせながら、最大限度平等性を確保しようと、ダイナミックな提案をしたことにある。もちろん、彼の立場を考えればそこで達成される平等さは富裕層の安定のための隠れ蓑なのかもしれないが、それでも、正規労働者の給与を減らすというのは、非正規労働者である私からすれ
●バージニア工科大学の銃乱射事件に、TVゲームはまったく関係ありませんでした。 TVゲームの影響を否定する人の中には、アメリカという銃社会に安直に原因を求める人もいるようです。 しかし、『ボーリングフォーコロンバイン』でマイケル・ムーアが提示していたように、銃が合法な社会だからといって、イコール銃犯罪数が多いということにはなっていません。 そもそも、人間が殺人などに走る動機は、そんなに簡単なものではないはずです。 TVゲームの影響か否かと言う以前に、ドラマや映画、スポーツ、そして銃社会といった、そんな単純な要因を妄想して良しとするべきではないのです。 つか、そんなこと考えても意味がないので、よほど高度な考察をするのではない限り、殺人は単なる「現象」として捉えるべきだと、私は思うし、どこかに病理があるとすれば、それは殺人の側ではなく、殺人を過大視する側にあると思いますね。 ●9条について、い
●去る18日に、上記の自由学校を主宰するPARCの企画で、雨宮処凛さんと対談をしてきました。 いろいろと刺激になることは多かったですし、実りのある対談になったと思います。そのあたりの模様は、『月刊オルタ』に掲載予定ですので、ぜひご覧ください。 で、その対談の話はオルタにおまかせするとして、そのあと雨宮処凛さんの新刊『生きさせろ! 難民化する若者たち』についての読書会にも参加しました。 そこでもまたいろいろな方とお会いしたのですが、多くの方が私のことを知ってくださっていて驚きました。 よく考えれば、Web上で読者対応はしていても、現実に読者の方とお会いしたことは、取材という形以外では、今までなかったんですね。 現実に自分の名前が流通していることを知って、驚いたというか、気が引き締まったというか。 そこでいろいろとお話ししたことは、今後の活動の参考にさせていただきます。ありがとうございました。
●時事通信、産経新聞が捏造記事を配信。 (参考:オタクバッシング速報) 産経の記事は時事のものですが、報じていることには変わりないですから。 新聞社の記事はすぐに消えてしまうので、リンクではなくて全文コピペにします。 文句があるなら、10年ぐらい残しておけ。 ・時事通信 暴力ゲーム偏重に警鐘=任天堂・宮本専務が米で講演 2007/03/09-15:32 暴力ゲーム偏重に警鐘=任天堂・宮本専務が米で講演 【シリコンバレー8日時事】米メディアによると、任天堂の宮本茂専務は8日、サンフランシスコで開催中のゲーム開発者会議で基調講演した。宮本氏はこの中で、ゲーム開発業者は熱心なファンが好む暴力的ゲーム作りを偏重し、一般利用者向けの楽しいゲーム開発を怠ってきたため、ゲーム業界は過去10年間に信望を失ってしまったと警鐘を鳴らした。 ・産経新聞 「マリオ」生みの親・宮本茂氏、安易な暴力ゲームに苦言 米メ
●ついに買いました。 夢の最新ゲームハードですよ。 ……リンク先を間違えました。 これですこれ。任天堂DS Lite。ついに買っちゃいました。 最新ハードはいいですね。 最新……初代任天堂DS発売日が2004年の9月21日だったことには、目をつむってください。とにかく家にあるハードでは最新なんですって!! つか、PS2も買ったのは確か4年前ぐらいだった気がするし、どうも私の最新ハードは世間から3〜4年遅れるのが前提のようです。 それもこれも貧乏が悪いので、皆様仕事ください。TVゲームについての仕事もして行きたいと考えています。ゲームを見る目については少々自信がありますよ。 そんなこんなで、買って見た感想。 ボタンちっちゃ! ABXYのボタンがちっちゃ過ぎます。俺の親指だと、押し分けができるかどうか不安です。特にXボタンは絶望的かもしません。 ただ、それは決してどこかの携帯ハードの□ボタンの
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