「非常勤で働く人が8割」、給与・報酬は「月20万円未満が6割」。 これは、「女性相談支援員」というソーシャルワーカーの待遇です。 DVや性被害、生活困窮などに直面する女性の支援にあたっていますが、当事者からは「やりがい搾取」という声も。 その知られざる実態を取材しました。 (首都圏局/ディレクター 中島彩) 女性相談支援員の実態について、関係者の皆さんの経験談・ご意見を投稿フォームで募集しています。 “女性相談支援員”の厳しい雇用環境 女性相談支援員の労働状況について研究している東京大学特任准教授の小川真理子さんです。 これまで全国的な調査研究が行われてこなかった女性相談支援員に聞き取り調査を行い、その実態を明らかにしようとしています。 この日、話を聞いたのは、首都圏にある自治体で10年以上働いている女性相談支援員。 悩みを抱えた女性を支えようという使命感を持って働く一方、その仕事の大変さ