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2024/10/21 CiNii Research自動翻訳機能 試行版の提供開始 ~日本語が理解できない利用者でも日本語論文の検索が可能に~ 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所 (NIIエヌアイアイ、所長:黒橋くろはし 禎夫さだお、東京都千代田区) は、NIIが開発し提供している学術情報検索サービスCiNii Research*1の利用拡大、特に非日本語話者への普及促進を目的とし、2024年10月21日(月)よりCiNii Research 自動翻訳機能の試行版を提供します。本機能を利用することで、英語のキーワードを用いて日本語論文を検索できるようになり、また、検索された日本語論文のタイトルや著者を英語に翻訳して表示することが可能となり、日本語が理解できない利用者の利便性が大幅に向上することが期待できます。 NIIは、この試行版の提供を通じて得られた知見を基に、
2024/09/17 約1720億パラメータ(GPT-3級)の大規模言語モデルのフルスクラッチ学習を行い、プレビュー版「LLM-jp-3 172B beta1」を公開 ~学習データを含めすべてオープンにしたモデルとしては世界最大〜 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所 (NIIエヌアイアイ、所長:黒橋くろはし 禎夫さだお、東京都千代田区) の大規模言語モデル研究開発センター(LLMC)は、主宰するLLM勉強会(LLM-jp)の成果として、これまでのデータ活用社会創成プラットフォームmdx(*1)での130億パラメータ・モデルの学習、国立研究開発法人産業技術総合研究所の第2回大規模言語モデル構築支援プログラムによるAI橋渡しクラウド(ABCI)での1750億パラメータ・モデルの学習トライアルの成果を踏まえ、パラメータ数(*2)約1720億(GPT-3級)の大規模言語
国立情報学研究所 情報学研究データリポジトリ(IDR)では、「研究者等提供データセット」として、情報・システム研究機構 データサイエンス共同利用基盤施設 人工知能法学研究支援センターより受け入れた「日本の判例HTMLデータ」の提供を開始しました。 本データセットは、最高裁判所が公開している判例集のPDFデータをテキスト化(HTMLデータ化)したものです。 最高裁判所のサイトで検索可能な最高裁判所判例集、高等裁判所判例集、下級裁判所裁判例速報、行政事件裁判例集、労働事件裁判例集、知的財産裁判例集のPDFデータをHTML化しており、2024年1月11日時点で検索可能であった1947年~2023年までの約65,000件の判例データからなります。 HTMLデータでは、本文内容に無関係な部分を除去し、小見出し、箇条書き、段落などの構造を認識して、それぞれに応じたタグを付与しています。 データは情報学
国立情報学研究所が研究者提供データセットとして情報・システム研究機構 データサイエンス共同利用基盤施設 人工知能法学研究支援センターから受け入れたデータセットです。 2024/08/20 作成 データ概要 人工知能法学研究支援センターにて,最高裁判所が公開している判例集のPDFデータをテキスト化(HTML化)したデータセットです。 最高裁判所のサイトで検索可能な最高裁判所判例集,高等裁判所判例集,下級裁判所裁判例速報,行政事件裁判例集,労働事件裁判例集,知的財産裁判例集のPDFデータをテキスト化したもので,2024年1月11日時点で検索可能であった1947年~2023年までの65,198件の判例データからなります。 HTMLデータでは,本文内容に無関係な部分を除去し,小見出し,箇条書き,段落などの構造を認識して,それぞれに応じたタグを付与しています。(ただし各処理は自動処理をしたままのもの
2023年12月01日 1.職名: 特任研究員(特定有期雇用職員) ※業績により特任教授、特任准教授又は特任助教の称号付与を行う場合有 2.募集人員: 予算状況により、最大で26名程度 3.勤務地: 国立情報学研究所(千代田区一ツ橋2-1-2 学術総合センター内) 都営地下鉄・東京メトロ「神保町」A8出口、東京メトロ「竹橋」1b出口、徒歩3~5分 URL : https://www.nii.ac.jp/ (ただし、今後、大規模言語モデル研究開発センター(仮称)(以下「LLMセンター」という。)用に新たに賃借する近隣のオフィスとなる可能性がある。なお、状況に応じて在宅勤務を認める場合がある) 4.所属: 国立情報学研究所 LLMセンター 5.職務内容: 国立情報学研究所は、2023年5月からLLM勉強会(LLM-jp) https://llm-jp.nii.ac.jp/を立ち上げ、オープンか
2023/10/20 130億パラメータの大規模言語モデル「LLM-jp-13B」を構築 ~NII主宰LLM勉強会(LLM-jp)の初期の成果をアカデミアや産業界の研究開発に資するために公開~ 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NIIエヌアイアイ、所長:黒橋 禎夫、東京都千代田区)は、本年5月から、自然言語処理及び計算機システムの研究者を中心として、大学・企業等から500名以上が参加するLLM勉強会(LLM-jp)を主宰しています。7月から、計算資源としてデータ活用社会創成プラットフォームmdx*1を活用し、パラメータ数*2130億の大規模言語モデル(LLM)の構築を開始しました。このたび、同LLMの事前学習及びチューニングが終了し、モデルを公開しましたので、お知らせします。 同モデルはLLM研究開発としては初期段階のものであり、モデルの性能を示す評価値はこれ
2023/10/18 歴史的地名の「行政区画変遷」を大規模オープンデータ化 ~『日本歴史地名大系』を平凡社地図出版との協働により機械可読データとして強化~ 情報・システム研究機構 データサイエンス共同利用基盤施設 人文学オープンデータ共同利用センター(以下ROIS-DS CODH、センター長 北本朝展)と株式会社平凡社地図出版(代表取締役 西田裕一)は、『日本歴史地名大系』の機械可読データ化に向けた協働を推進し、このたび歴史的地名の「行政区画変遷」に関する大規模オープンデータを公開しました。 『日本歴史地名大系』(用語解説1)とは、全国の歴史研究者の協力を得て地名研究・地域史研究の全成果を結集し、株式会社平凡社が25年(1979年~2004年)をかけて出版した50巻51冊の地名辞典です。この地名辞典の編集にかつて関わった人々の全面的な協力を得て、地名辞典の内容の更新や位置情報(緯度経度)の
図書館総合展とは、図書館を使う人、図書館で働く人、図書館に関わる仕事をしている人達が、"図書館の今後"について考え、「新たなパートナーシップ」を築いていく場です。当日会場では、図書館にまつわる様々なフォーラムやプレゼンテーション、多様な団体によるポスターセッション、そして企業による最新の技術や動向が伺えるブース出展など、様々な企画が行われます。 本年はパシフィコ横浜およびオンラインでのハイブリッドでの開催となります。 当研究所はオンラインにてフォーラムを開催いたします。図書館関係企業、図書館職員の皆様はもちろんのこと、学生や一般の方々のご参加を心よりお待ちしております。 日時 会期:10月24日(火)~11月15日(水) パシフィコ横浜:10月24日(火)・25日(水) オンライン:10月26日(木)~11月15日(水) ※当研究所はオンラインでのフォーラム開催のみとなります。 会場 パシ
急速に開化した生成AIが世界のニューストピックを賑わせている。言語、画像や音声を含む生成AIの進化は、その技術や活用に期待がかかる一方、データの真偽、正当性、フェイクによる情報の錯乱や犯罪の脅威に人々を晒している。何が本当で何が偽物なのか。「生成AIに挑む」NIIの取り組みと研究成果を紹介する。 CONTENTS Interview LLMとロボットが奏でる未来 大規模言語モデル(LLM:Large Language Models)に基づく対話型人工知能(AI)技術「ChatGPT」が日本社会を激しく揺さぶり続ける。揺さぶられっぱなしでは終わらないと、国立情報学研究所(NII)は「LLM勉強会」を今年、2023年5月に立ち上げ、大学や研究機関、企業から300人超(2023年8月現在)の研究者・技術者が参加する大型物理実験並みの研究態勢を整えた。 目指すのはLLMの動作原理の解明と日本語言語
ニコニコ大百科データ ニコニコ大百科に2014年2月上旬までに投稿された記事全ての記事ヘッダ,記事本文データと,それに付随する掲示板全データです。ただし,ユーザーページ,ユーザーIDは削除されています。 記事ヘッダデータ 記事ID,記事タイトル,記事ヨミ,記事種類(a:単語,v:動画,i:商品,l:生放送),記事作成日時などのデータです。CSV形式のファイルで,1年当たり1ファイル,圧縮ファイルで約4.9MB,展開後は約14.9MBです。 記事本文データ 記事ID,記事本文,記事更新日時などのデータです。CSV形式のファイルで,1月あたり1ファイル(例外あり),圧縮ファイルで約4.52GB,展開後は約22.7GBとなりますので,ダウンロードされる際はご注意ください。 掲示板データ 記事ID,レス番号,レス投稿日時,レス本文などのデータです。CSV形式のファイルで,1年あたり1ファイル,圧縮
2023/03/30 大学図書館等の目録所在情報サービス(NACSIS-CAT/ILL) 新システムでメタデータの国際流通へ新たな一歩をふみだす 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NIIエヌアイアイ、所長:喜連川 優、東京都千代田区)は、大学図書館等の目録所在情報サービス(以下、NACSISナクシス-CATキャット/ILLアイエルエル)を新システムに更新し、2023年1月31日(火)に始動させました。この更新は、国際的なパッケージシステムであるOCLC社製CBS(Controlled Bibliographic Service)を基盤として、システム全体の能力と機能を増強して再構築したものです 従来の「NACSIS-CAT /ILL」は独自のメタデータフォーマット(CATP)を用いてきましたが、今日ではMARC21がメタデータフォーマットの国際標準となったため
の仕組みと 社会へのインパクト 黒橋 禎夫 京都大学・教授/NII・所⾧特別補佐 第62回 大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム(令和5年3月3日) ChatGPTとは • OpenAIが2022年11月に公開した大規模言語モデルに基 づくチャットボット • OpenAIは2015年末にサム・アルトマン、イーロン・マ スクらによって設立されたAI研究所。マイクロソフト も出資 • 自然言語からの画像生成モデルDALL-E、 音声認識モデルWhisperなども開発 • 本社はサンフランシスコ https://openai.com/ https://openai.com/dall-e-2/ An astronaut riding a horse in a photorealistic style 2 目 次 1. ChatGPTの振る舞い 2. Ch
更新記録 ・Beamer氏ドキュメント(英)を追加掲載しました。(2023/08/23) ・ニュースレターを掲載しました。(2023/07/26) ・ドキュメントを掲載しました。(2023/07/12) ・平田氏発表資料を更新しました。(2023/04/14) ・開催報告を公開しました。(2023/03/20) ・追加資料・ビデオ映像を公開しました。(2023/03/20) ・発表資料を公開しました。(2023/02/16) ・参加申込受付を開始しました。(2023/01/26) ・ウェブページを公開しました。(2023/01/26) 【概要】 オープンサイエンスは研究データの活用やシチズンサイエンスの発展など、科学研究の姿を変えるものとして注目を浴びています。 一方、研究活動に依然として重要な役割を果たしている論文を中心とした学術情報流通も大きく変化しており、オープンアクセスを巡る状況に
株式会社地球の歩き方(地球の歩き方、東京都品川区、代表取締役社長:新井あらい 邦弘くにひろ)と情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NIIエヌアイアイ、東京都千代田区、所長:喜連川きつれがわ 優まさる)は学術研究分野でのデータ活用促進に向けて提携し、地球の歩き方が運営するウェブサイトの「旅スケ」サービスに投稿された旅行記のテキストデータを、研究用に「地球の歩き方旅行記データセット」として11月24日(木)より無償提供を開始しました。 このデータセットは、NIIのデータセット共同利用研究開発センター(センター長:コンテンツ科学研究系教授 大山おおやま 敬三けいぞう)が運営する情報学研究データリポジトリ(IDR)を通じて提供されます。 地球の歩き方では、ガイドブック「地球の歩き方」を出版する傍ら、ウェブサイト「地球の歩き方web」(https://www.arukikata.co.jp/)
2022/10/26 世界初のAIくずし字認識アプリ「みを(miwo)」が2022年度グッドデザイン賞を受賞 ~くずし字教育や古文書による地域史料調査などにも貢献~ 情報・システム研究機構 データサイエンス共同利用基盤施設 人文学オープンデータ共同利用センター(以下、ROIS-DS CODH)が2021年8月に公開した、世界初のAIくずし字認識アプリ「みを(miwo)」が、このたび2022年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。 スマホ・タブレットアプリ「みを」は、約100万文字の「くずし字データセット」を学習した、最新のAIくずし字認識技術を用いたアプリです。昔のくずし字資料をいつでもどこでも読んで学べるよう、カメラで資料を撮影しボタンを押せば、AIが数秒でくずし字を現代日本語の文字に変換します。AIによるくずし字認識技術の進展を反映し、誰もがその技術
株式会社メルカリが国立情報学研究所を通じて研究者に提供しているデータセットです。 2023/09/01 更新 データ概要 フリマ商品データ 株式会社メルカリが運営する,スマートフォン向けフリマアプリ「メルカリ」へ登録されたデータで,個人を特定する情報や非公開情報は含まれません。 具体的なデータの内容は以下の通りです。 アプリ上に公開されている商品データ(出品状態,商品名,商品の説明,販売価格,カテゴリ,商品の状態,サイズ,ブランド,送料の負担,発送の方法,発送元の地域,発送にかかる日数,いいね!の数,コメントの数,出品日時,更新日時) 各商品ページにて公開されているコメントデータ 各商品ページにて公開されている画像データ(対象全商品のサムネイル画像/一週間分のオリジナル画像) 提供中のデータは2020年1月~12月の1年間に出品された商品が対象です。(データは随時更新される予定です) 商品
概要 より包括的なハンドブックとしていくため、様々な分野の有識者が参画する「デジタル時代のデータ利活用等における法的制度的課題に関する検討会」を令和5年度に情報・システム研究機構(ROIS)に設置し、現在継続的な改版を行っています。 近年の学術研究では、分野を問わず、多種多様なデータを取り扱うことが増えています。データの利活用は、今後の学術研究を進展させるために極めて重要である一方、取扱いを誤ったときには研究の中止や研究成果の撤回に追い込まれるといったリスクも増える等、その取扱いは容易ではありません。研究者の皆様からは、とりわけ個人情報を含むデータに関するルールが具体的にどのようなものであるか分からず、その取扱いを躊躇するといった声が聞かれます。さらに、2022年4月から施行された新たな個人情報保護法においては、公的部門・民間部門を問わず学術研究分野の規律が統一されるとともに、安全管理措置
2022/07/07 自動運転車の安全性に数学的証明を与える新手法を開発 ~論理的安全ルールの効率的導出により自動運転の社会受容を加速~ 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NIIエヌアイアイ、所長:喜連川 優、東京都千代田区)のアーキテクチャ科学研究系教授 蓮尾はすお 一郎いちろうらの研究チームは、科学技術振興機構(JSTジェイエスティー、理事長:橋本はしもと 和仁かずひと、東京都千代田区)の戦略的創造研究推進事業 ERATOエラトー蓮尾メタ数理システムデザインプロジェクト(*1)(ERATO MMSD、研究総括:NIIアーキテクチャ科学研究系教授 蓮尾 一郎)のもと、自動車の自動運転システムの安全性に強い数学的保証を与える技術とその基礎理論を開発しました。 本研究では、自動運転安全性の数学的証明のための既存の方法論「RSS(責任感知型安全論、responsibility-sens
2022/04/18 CiNii Researchで論文に紐づく豊富な学術情報を発見可能に ~CiNii ArticlesをCiNii Researchへ統合~ 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NIIエヌアイアイ、所長:喜連川 優、東京都千代田区)のオープンサイエンス基盤研究センター(*1)(RCOSアールコス、センター長:NIIコンテンツ科学研究系教授 山地 一禎)は、これまで10年以上提供してきた論文検索サービス「CiNiiサイニィ Articlesアーティクルズ」を、学術情報検索基盤「CiNiiサイニィ Researchリサーチ(リンク:https://cir.nii.ac.jp/)」に統合しました(図1)。新しいCiNii Researchでは、論文情報にリンクする引用情報や多様な学術成果データなどをシームレスに閲覧できるため、関連する豊富な学術情報
2022/03/15 アニメ「リトルウィッチアカデミア」の絵コンテ等を研究に活用へ ~TRIGGER制作のアニメ作品素材データをアカデミア研究者向けに提供開始~ アニメーションスタジオTRIGGER(本社:東京都杉並区、代表取締役:大塚 雅彦、以下 TRIGGER)と大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(所長:喜連川 優、東京都千代田区、以下 NII)は研究コミュニティへの研究用データの提供で提携し、劇場アニメ作品「リトルウィッチアカデミア」の絵コンテ等のアニメ素材データを「トリガーデータセット」(図1)として3月15日(火)から提供を開始しました。実際に劇場公開された商業アニメ作品の素材データを学術研究に提供することで、画像自動生成技術の開発や制作進行の効率化など、アニメーション技術に関する学術的研究の促進に貢献します。 このトリガーデータセットは、NIIのデー
国立情報学研究所が株式会社トリガーから提供を受けて研究者に提供しているデータセットです。 2022/08/17 更新 データ概要 アニメ作品素材データ 文化庁若手アニメーター育成プロジェクト『アニメミライ2013』の参加作品として劇場公開されたアニメーション作品『リトルウィッチアカデミア』の制作で使用した素材一式をデジタル化したデータです。 具体的には以下のスキャン画像データが含まれています。(動画データの提供はありません) シナリオ 絵コンテ(197ファイル) 美術(392ファイル) 設定(89ファイル) 色彩(67ファイル) カット袋・タイムシート・レイアウト・原画(383カット分) 仕上げ(397カット分) スキャン画像はTIFF形式やTGA形式で,サイズはデータセット全体で約550GBとなります。(画像ファイルの取り扱いにあたって必要となる編集ソフトウェアは各自ご準備ください) 本
Interview プライバシーを守るということ 学術研究にデータ安全管理の視点を 2021年5月、個人情報保護法の改正案が国会で可決・成立した。保護制度を官民で一元化するとともに、学術研究に関わる規定の見直しを図ったもので、個人に関わるデータを扱う研究の現場にも多大な影響を与える。情報法制に詳しい東京大学の宍戸常寿教授(NII客員教授)に、パーソナルデータの取り扱いやプライバシー保護の体制について、学術機関および研究者個人が留意すべきポイントを解説してもらった。 宍戸 常寿SHISHIDO George 東京大学大学院法学政治学研究科 教授 国立情報学研究所 客員教授 1997年東京大学法学部卒業。東京大学大学院法学政治学研究科助手等を経て、2013年より東京大学大学院法学政治学研究科教授。内閣官房IT総合戦略本部「パーソナルデータに関する検討会」委員(2013~2014年)、内閣官房「
2021/07/16 人文学・社会科学総合データカタログ「JDCat」運用を開始 研究・教育、政策立案の分野で活用できる人文学・社会科学データを検索可能に 独立行政法人 日本学術振興会(JSPSジェーエスピーエス、理事長:里見 進)と大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NIIエヌアイアイ、所長:喜連川 優)は、人文学・社会科学分野のデータを検索するための人文学・社会科学総合データカタログ「JDCatジェイディーキャット」を公開しました。このJDCatは、JSPSが推進している人文学・社会科学データインフラストラクチャー構築推進事業(*1)(人社データインフラ事業)によるもので、NIIのオープンサイエンス基盤研究センター(*2)(RCOSアールコス、センター長:NIIコンテンツ科学研究系教授 山地 一禎)が開発したリポジトリソフトウェアWEKO3をもとに構築したも
RCOSトラック1 CiNii Researchと大学図書館 2021年4月、CiNii ResearchはNIIの新しい学術情報検索基盤として本稼働を開始した。この一方、CiNiiとして知られる学術情報検索基盤は大学や図書館の現場で多く活用されている。そこで本セッションでは、知識基盤の利用者との関係性に的を絞り議論を展開する。利用状況等のファクトデータや、次世代学術研究プラットフォームとしてのCiNiiの在り方と、コミュニティの立ち位置について情報を共有する。(6月29日に、終了時間を12:00から11:10に変更しております。) 【2021/07/13】質疑応答の資料を公開いたしました。 【2021/08/06】各講演の動画を公開いたしました。 10:00-10:10
2021/06/17 大学図書館向け学術情報システムを36年ぶりに一新 学術資料のデジタル化に対応した目録所在情報サービスを2022年から順次運用開始 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NIIエヌアイアイ、所長:喜連川 優、東京都千代田区)は、大学図書館を中心に約1,300機関が利用する目録所在情報サービス(以下NACSISナクシス--CATキャット/・ILLアイエルエル)の再構築を開始しました。 これは、「大学図書館と国立情報学研究所との連携・協力推進会議」(*1)の下に設置された「これからの学術情報システム構築検討委員会」(*2)が取りまとめた『これからの学術情報システムの在り方について(2019)』を踏まえたもので、大学図書館のシステムと連携し、デジタル化された学術資料(電子ジャーナル、電子ブック等)への対応を含む新たな図書館システム・ネットワーク構築の
コンテンツトラック1 次期JAIRO Cloud(WEKO3)本番移行に向けて 次期JAIRO Cloud(WEKO3)の本番移行に向けた最新情報をお届けする。まずは2021年3月に実施した先行移行(9機関)の結果をご報告し、6〜10月に実施予定の本番移行(全機関対象)の概要や移行機関にお願いしたい作業等について詳細にご説明する。先行移行参加機関から事例報告もいただき、本番移行機関の参考としていただきたい。JAIRO Cloudの共同運営者であるオープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)からは、本番移行を含めた今後のユーザサポートをコミュニティ全体でどのように担っていくかをお伝えしたい。 動画内・資料内の移行スケジュールはオープンフォーラム開催時(2021/07/07)のものです。 その後、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)と国立情報学研究所(NII)はJAIRO
大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NIIエヌアイアイ、所長:喜連川 優、東京都千代田区)のオープンサイエンス基盤研究センター(*1)(RCOSアールコス、センター長:NIIコンテンツ科学研究系教授 山地 一禎)は、公開前の研究データを組織的に管理・共有するための研究データ管理基盤「GakuNinガクニン RDMアールディーエム」を開発し、2月15日(月)より本運用を開始しました。 NIIは、日本の科学技術政策や国際的なオープンサイエンスの動向を受けてGakuNin RDMを開発しました。本サービスは日常的な研究室での研究活動から公的資金での研究プロジェクトまで研究者のデータの管理を支援するサービスであり、共同研究者間で組織を越えてデータの管理・共有ができるほか、多様なクラウドサービスや研究ソフトウェアとの連携も可能です。 別の観点では、GakuNin RDMは
大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NIIエヌアイアイ、所長:喜連川 優、東京都千代田区)のオープンサイエンス基盤研究センター(RCOSアールコス、センター長:NIIコンテンツ科学研究系教授 山地 一禎)は、幅広い分野の研究リソースを検索できる統合基盤を開発し、「CiNiiサイニィ Researchリサーチ プレ版(リンク:https://cir.nii.ac.jp/)」を先行公開しました(図1)。このサービスでは、大学や研究機関が機関リポジトリから公開している研究データや、学術論文、書誌情報、研究プロジェクト情報などの「研究リソース」を横断的に検索することができます。内部データはDOI等の識別子を介して情報学的な手法で統合されており、利用者は多様なリソースに素早くシームレスにアクセスできるようになっています。 CiNii Research プレ版 https:
仮想通貨の不正使用とビザンチン将軍問題 ビットコインを仮想通貨として利用するには、取引内容の改ざんや二重使用などの不正を防がなければならない。こうした不正は、情報学やコンピュータサイエンスでは「ビザンチン将軍問題」(Byzantine Generals Problem)と呼ばれる問題とよく似ている。 さて、ビザンチン将軍問題とは、2014年にチューリング賞を受賞した数学者のレスリー・ランポート博士(Leslie Lamport)らが考案した分散システム上の信頼性に関わる問題である[1]。なお、ランポート博士はLaTeX(電子組版 システムTeX 用の論文作成用マクロパッケージ)の作成者として有名だが、研究者としての専門は分散システムの基本アルゴリズムである。 ビザンチン将軍問題の舞台は、ビザンチン帝国の将軍たちがそれぞれ部隊を率いて敵を包囲している戦場である(図1)。各部隊はそれぞれ離れた
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