オランダ軍の海兵隊が3月に米軍北部訓練場であった米海兵隊の訓練プログラムに参加していたことを巡り、外務省は日米安保条約が許容する「範囲内」との認識を示した。だが、判断基準のほか、オランダ軍の入国を事前に把握していたかどうかも明らかにしていない。日本の主権にも関わる問題で、識者は「政府は活動を把握していないといけない」と指摘した。(政経部・嘉良謙太朗) 「どのような訓練であれ、外国軍隊が米軍と行動、訓練するのは基地負担軽減にはならない」。玉城デニー知事は4月30日、オランダ軍のプログラム参加についてこう主張。こうした機会が増える可能性を問われ「状況を注視し、かかる状況のときには明確に対応をとりたい」と述べた。...