はじめに 製造業のデータサイエンス実務では,統計的手法や機械学習・深層学習モデルを適切に組合わせて,現場で再現性の高い意思決定を支えることが求められる。とりわけ近年は,深層学習の発展により手法の多様化が進んでいるため,機械学習・深層学習を体系的に理解することは,現場の課題定義やモデリング戦略の質を大きく左右する。 持橋大地・鈴木大慈 監訳「確率的機械学習 入門編II」は,世界的に評価の高いK.P.Murphy著 "Probabilistic Machine Learning (Book1)" の和訳であり,確率モデルに基づく機械学習,深層学習といった基礎が丁寧に整理されている。私は統計検定1級として数理統計の基礎は学んできたが,機械学習・深層学習は実務に応じて場当たり的に学んできた。実務での応用に向けて,機械学習・深層学習の基礎を体系的に学び,チームの技術力を底上げしたいと考えている。また