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先月18日、集まった多くの人たちから拍手と「ありがとう!」の声が聞かれたのが、営業最終日を迎えた横浜市のイトーヨーカドー綱島店。1982年開業の同店は地元のシンボル的存在だった。今月29日に閉店するのが、72年開業と綱島店より10年古い板橋区の上板橋店で、利用者の40代女性はこう話す。 「昔、屋上にあったゲームコーナーで遊んだり、1階で自転車を買ってもらったり、子供時代の思い出が詰まった店なので寂しいです」 だが、衣料品売り場などは昭和にタイムスリップしたような雰囲気で、時代に取り残された感は否めなかったという。 ■競合ひしめく「食品スーパー転身」の成否 8年で800億円超の赤字を計上し、苦境に陥っているヨーカドーは2026年2月までに33店舗を閉店し、店舗数は93と100を切ることに。店舗を首都圏に集約、選別するほか、祖業の衣料品を縮小するなど経営効率化する中、いま力を入れているのが「食
元衆院議員のうえ、小中高校の教師だった中年男は、繁華街の路上で面識のない女子中学生を「2万円あげるから遊ぼう」とナンパし、カラオケボックスに連れ込み、わいせつな行為に及んでいた。 東京・新宿区歌舞伎町のカラオケ店で中学1年の女子生徒に性的暴行を加えたとして、日本維新の会の元衆院議員で職業不詳の椎木保容疑者(58=千葉県浦安市)が8日、不同意性交の疑いで警視庁新宿署に逮捕された。 事件があったのは先月20日夕方のこと。椎木容疑者は出会ったばかりの女子生徒と2人でカラオケボックスに入った。 「入店後、しばらく経ってから、年の離れた男女2人が室内で怪しい動きをしていることにスタッフが気付き、報告を受けた店長が110番した。女子生徒はいわゆる歌舞伎町のトー横キッズみたいな派手系の女の子ではなく、ごく普通の感じの子だった」(捜査事情通) 調べに対し、椎木容疑者は「カラオケボックスに女の子と2人で入っ
進次郎氏は「65歳以上は『高齢者』なんてナンセンス」と年齢前提の社会保障制度の見直しや、現在16~64歳の「現役世代」の定義を「18~74歳」に変更などと講演やインタビューで繰り返す。年金の受給開始年齢は「80歳でもいいのでは」と語ったこともある。 意味するところは「死ぬまで働け」──。いつも標準モデルに掲げるのはタレントの萩本欽一(83)だ。 18年3月には地元・横須賀市の「0歳児からの国政報告会」にサプライズゲストとして招き、70代で大学に通った欽ちゃんを「人生100年時代をすでに体現している」と持ち上げた。 「欽ちゃんの生き方は素晴らしいが、実践できる高齢者は少ない。特殊なケースを例に挙げ、一般の高齢者の尻を叩くのは言語道断。いかにも『銀のさじ』をくわえて生まれてきた世襲議員の発想で、光を浴びている人しか見ようとしない。中間層以下を置き去りにし、誰もが豊かで希望あふれる老後とは真逆の
ひろゆき(西村博之)氏が開設した「2ちゃんねる」(現5ちゃんねる)に代表されるネットの掲示板サイトで、「爆サイ.com」が存在感を増している。 8月に公表されたアクセス情報分析マーケティングツール「シミラーウェブ」によると爆サイは月間11億PV、月間アクティブユーザー数1500万人、1日投稿数70万回を超え、アクセス数・訪問者数で5ちゃんねるを抜き、日本最大の掲示板サイトに成長し、ネット業界で話題になっているのだ。 Twitter社のトレードマークであるツイッター・バードのオブジェを4万ドル(約500万円=当時)で落札するなど勢いづく爆サイ。これまでは「2ちゃん」1強だった掲示板サイトの現状について、ITジャーナリストの井上トシユキ氏はこう分析する。 「かつて2ちゃんねるには“2ちゃんねらー”と呼ばれるコアなユーザーがいて多くの掲示板が賑わっていました。ですが、ひろゆき氏から運営も代わり、
自民党総裁選や立憲民主党代表選で「最も議論して欲しいテーマ」は「年金、医療、介護などの社会保障対策」──。7~8日実施のJNN(TBS系列)世論調査の結果で「次の自民党総裁にふさわしい人」のトップ(28.5%)は小泉進次郎元環境相(43)だが、過去の提言や講演をひもとくと、思い描く社会保障プランは非常に危うい。 ◇ ◇ ◇ 進次郎氏は自称、国会議員初の「人生100年時代」の提唱者だ。2016年4月、進次郎氏を中心とする自民の若手グループが社会保障に関する提言集をまとめた。確かに〈人生100年生きていくことが当たり前になる未来〉と出てくるが、続くのは〈もはや戦後のやり方は通用しない〉という強い言葉である。 否定したのは〈「20年学び、40年働き、20年休む」という人生こそが普通で幸せ〉との考え方だ。「一本道のレール」にたとえ、〈「一度レールから外れてしまうとやり直しがきかない」そんな恐れ
「悠仁さまが東大に合格しても筑波大に合格しても、それを祝うムードは生まれそうにない」と悲観するのは宮内庁OB。 「高校合格の時もそうだった」と振り返る。悠仁さまの入学を念頭につくられた時限的な「提携校進学制度」を使い、難関の筑波大付属高校に合格した。リンカーンの言葉になぞらえ、「秋篠宮家の秋篠宮家による秋篠宮家のためのルール変更」といわれた。 ■イニシアチブをとったのは母・紀子さま ただ、主導したのは父・秋篠宮さまではない。「男女分け隔てなく」が教育方針であり、悠仁さまを特別扱いしているとみられるのをひどく嫌った。イニシアチブをとったのは母・紀子さまだという。「将来の天皇にふさわしい学歴が必要だと焦られていた」と皇室記者は話す。 フェアに見えないこうしたやり方によるイメージの低下は深刻だ。4月、共同通信が女性天皇を認める人が9割という調査結果を発表した。「その後、愛子天皇を望む声が高まって
パワハラ知事の去就を巡り、日本維新の会にスキマ風だ。大阪府知事の吉村共同代表が先週、兵庫県の斎藤元彦知事への不信任決議案の提出を示唆。「パワハラ知事おろし」に傾きつつある中、党トップの馬場代表が待ったをかけた。 先月30日、斎藤が出頭した兵庫県議会百条委員会の開催中に行われた日経新聞のインタビュー。馬場は、吉村が不信任を示唆したことについて「雰囲気や自分たちが損をするからバサッとやると悪い前例になる」と語り、「知事おろし」に水を差したのだ。 3年前の知事選で、維新は斎藤を推薦。大阪府以外で初の維新系知事誕生は話題となった。しかし、パワハラ知事として斎藤が全国区になると、問題続出の大阪・関西万博に加え、維新凋落を後押し。先月の大阪・箕面市長選で結党以来、初めて公認現職が首長選に敗れたのに続き、今月15日告示、22日投開票の大阪・摂津市長選では公認候補の擁立を断念。党勢は衰退の一途をたどる。
岸田首相の総裁任期満了まで、30日で残り1カ月。「任期終了まで国内外の課題への対応に全力を尽くす」と鼻息荒いが、「負のレガシー」を残してもらっては困る。原発の再稼働をめぐる問題だ。 原子力規制委員会は28日、日本原子力発電(原電)の敦賀原発2号機(福井県)について、新規制基準に不適合とする審査書案を了承。29日から約1カ月間、パブリックコメントを実施した上で正式に決定する。 原電は再申請を目指す考えだが、先は見通せない。 「敦賀2号機の審査は2015年から9年に及び、原電側のデータ書き換えや資料の不備などで2度中断しました。そもそも、不正に手を染めた会社に原発の運転を任せられるでしょうか。原電は東海第2原発でも安全対策工事の不備が判明しています。保有する原発を稼働できていない原電は現状、電力大手5社が基本料金などを払って支援しています。再申請をしても再稼働は絶望的で、再審査の判断までどれだ
自民党総裁選に出馬表明した河野太郎デジタル相が「脱原発」を封印して変節。原発の新増設の必要性にまで踏み込んだ。その理由として、「データセンターとAIで電力需要が跳ね上がる。再生可能エネルギーを2倍のペースで入れても、原子炉を再稼働しても足らない」と強調していた。 同じことを、原発活用へ旗振りする経産省もキャンペーンしている。データセンターやAIを“人質”に出されると仕方ないか、となりがちだが、これは本当なのか。 エネルギー政策に詳しい元経産官僚の古賀茂明氏に聞いてみると、「いえいえ。世界の常識から完全に外れています」とこう続ける。 ■原発はもはやお荷物 「電力自由化が進んでいる各国では、原発は発電コストが高く、もはやお荷物という認識。ましてや新増設という話はあっても実は非現実的です。太陽光や風力などの再生可能エネルギーは、発電コストは安くても発電量が変動するため安定しないと言われてきました
最近のIoT(インターネットにつながるモノ)家電には「Matter(以下マター)規格準拠」と書かれているものがあります。新しく決まったスマートホームの標準規格です。家電IoTの規格と言った方がわかりやすいでしょうか。家電のIoTは、現在Wi-Fi、Bluetooth接続で行われています。問題がないように見えますが、どうしてマターという規格が決められ導入されたのでしょう? Wi-FiはIoTが提唱される15年ほど前に導入された通信規格です。使用開始は1997年。PCが一気にビジネスに入り込んだのはウィンドウズ95や98が理由ですから、ほぼ同時期です。 Wi-Fiのポイントは2つ。1つは通信速度が速いこと。このため、動画、大容量静止画が当たり前になった現代でも使われています。もう1つは認証制度。「Wi-Fiロゴ」が付いているデバイスは、異なるメーカーであっても、相互接続が可能です。 欠点は、障
現行の健康保険証の新規発行が廃止され、マイナンバーカードに健康保険証の機能を持たせた「マイナ保険証」に一本化される12月2日まで、すでに残り4カ月を切っている。 そんな中、警察庁が法令上の「本人確認書類」から「健康保険証等」を削除する方針を示し、動揺する声が出ている。 健康保険証はこれまで、新規の口座開設やクレジットカード発行の申請などの本人確認書類として活用されてきたが、警察庁は「犯罪収益移転防止法」の施行規則7条を改正し、健康保険証に係る規定を削除するという。 とはいえ、マイナカードを保有していない人も多数いる。このため、現行の健康保険証も一定期間は引き続き本人確認書類として利用できる経過措置を設けるほか、カードを持たない人に発行される「資格確認書」を使えるように改正する方針だ。 ■マイナ保険証の利用率は7月時点で11.3%にとどまる 全国保険医団体連合会によると、マイナ保険証の利用率
急速な高齢化と核家族化の進展で高齢者の単独世帯が急増している。世帯主が65歳以上の単独高齢者世帯は、2020年の737万8000世帯から50年には1083万9000世帯と、65歳以上世帯の約半数(45.6%)が単独世帯となる(国立社会保障・人口問題研究所調査)。 総務省が行った「高齢者の身元保証に関する調査」では、病院・施設の9割以上が入院・入所希望者に身元保証人を求めているとし、身元保証人がいない場合は入院・入所を断る病院・施設が15.1%に上るとする実態が明らかになった。 身元保証は多くの場合、親族が身元保証人となる。だが、親族や頼れる友人のいない単独世帯の増加で、家族に代わり医療機関や介護施設に入所する際の身元保証や死後事務(葬儀・供養)を代替する身元保証サービス事業者が急増している。一方で利用者と事業者との間にさまざまなトラブルが生じている。相談件数は国民生活センターによると、23
超難関大学の同世代の教授2人が、同じ月に東京と京都でパンティー盗撮をしていた。大阪大学は21日、女性のスカート内をスマホで盗撮したとして、高等共創研究院の槇原靖教授(46)と大学院生命機能研究科の堀江健生教授(45)を諭旨解雇の懲戒処分にした。 槇原教授は6月5日、東京都品川区の歩道橋でスマホが入った肩掛けカバンを女性のスカートの下に差し入れ、約5分間、動画撮影したとして、警視庁に現行犯逮捕された。 一方、堀江教授は6月21日、京都市内の駅構内で女性の下着をスマホで撮影し、警察官から職務質問を受け、盗撮を認めた。大学によると、2人はこれ以外にも複数回、盗撮を行っていたという。 槇原教授は犯罪捜査にも使われる「歩き方」で人物の特定ができる「歩行鑑定システム」を世界で初めて開発し、文部科学大臣表彰を受けたエリート教授。 かたや堀江教授は「叩き上げ人生」を歩んできた。姫路工業大(現、兵庫県立大)
「大漁」「大幅安」など、景気のいい見出しが躍った。 今月10日に解禁されたサンマ漁が、豊漁だと報じられている。先週、北海道根室市の花咲港で初水揚げされたサンマは67トンで、昨年の490キロを大幅に上回った。市内のセリでは1キロ724円が最高値となり、過去最高の1キロ14万400円を記録した昨年と比べると、驚くほど値が下がった。札幌市内では、1尾18円と破格の値段で売り出されたものもあったという。 かつては安く買える「庶民の魚」だったサンマだが、資源が減少したことなどで2010年ごろから深刻な不漁が続き、いまや「高級魚」に。それが、北海道でこの「フィーバー」ぶりだ。ようやくサンマが取れるようになったのか。今年は「庶民のサンマ」が戻って来るのかと期待が膨らむ。しかし……。 「決して豊漁というわけではなく、ある意味、数字のトリックです」と言うのは「全国さんま棒受網漁業協同組合」(全さんま)の担当
伊藤沙莉(30)が主演を務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」で、夫婦別姓やLGBTQなどジェンダーに関する問題が続々と描かれ、話題を集めている。 6月中に轟太一(戸塚純貴)が、かつて同性の花岡悟(岩田剛典)に惹かれていた可能性を示唆するシーンもあったが、16日放送の100話では、轟が現在付き合っている恋人として佐田寅子(伊藤)に、遠藤時雄(和田正人)を紹介し、カミングアウトするというシーンが描かれた。 さらに21日放送の回では、性転換手術を受けたバーのママとして、トランスジェンダーであることを公表している中村中が登場。Xでトレンド入りするなどの反響を見せた。 今作は、日本史上、初めて誕生した女性弁護士の一人にして、初の女性判事、初の女性裁判所長となった三淵嘉子をモデルとしたオリジナルストーリーだけに、昭和初期の守られていなかった人権の問題などを改めて視聴者に考えさせるエピソードを取り入れて
「これを『成功』させてはマズイ」──。来年4月開幕の大阪・関西万博について、そう危機感をあらわにしたのは建築家の山本理顕氏(79)。今年3月、「建築界のノーベル賞」といわれるプリツカー賞を受賞した建築界の世界的権威だ。 山本氏は20日、都内で開かれた〈緊急シンポジウム 大阪・関西万博の迷走と建築家の退廃〉にパネリストとして出席。350億円もの巨額の予算を投じて整備中の大屋根(リング)や不透明な意思決定プロセスなどについて、建築エコノミストの森山高至氏と建築家の山口隆氏を交えた講演・議論は約4時間に及んだ。 ■「維新の会はあまりに未熟」 圧巻だったのが、山本氏の歯に衣着せぬ物言いだ。〈独裁政権による大阪・関西万博〉と題した基調講演で、万博推進の中心にいる「維新の会」を「政治集団としてはあまりにも未熟」「未熟というのも、『権力者が何をすべきか』を分かっているとは思えないから」とバッサリ。万博会
「脱派閥」「自民党は生まれ変わる」。19日の出馬会見で威勢のいいことを言っていた小林鷹之前経済安保相だが、「旧統一教会」とはズブズブ関係だ。指摘されると「軽率だった」とトーンダウン。これまでの主な癒着ぶりはこうだ。 ▼2018年、「旧統一教会」の関連団体「千葉県平和大使協議会」の大会に祝電を送る▼2021年7月、地元・千葉で「旧統一教会」関連団体の自転車イベントに来賓として記念写真撮影。参加者80人のほとんどが信者だった▼2021年10月、「旧統一教会」の機関紙「世界日報」のインタビューに応じて「半導体の安定供給を」と答えている。 小林氏は「そんな団体とは知らなかった」と居直っていたが、「旧統一教会」が選挙支援していたことは周知の事実。会見では「旧統一教会」問題を追及し、日刊ゲンダイでもコラムを連載中の鈴木エイト氏が質問。 「小林さんの地元の有力な支援者に複数の統一教会の関係者がいることを
いの一番に名乗りを上げる。小林鷹之・前経済安全保障相が19日にも、自民党総裁選への出馬を正式に表明する。コバホークの異名を持つ小林氏は衆院当選4回の49歳だ。18日は地元・千葉県八千代市で趣味のランニング姿を報道陣にわざわざ公開。課題の知名度不足の解消に向け「若さ」をアピールしたが、やっていることは古い自民党の政治家そのもの。旧態依然としたカネ集めとカルト教団との関係性である。 小林氏は2021年10月に発足した第1次岸田内閣で、新設された初代の経済安保担当相として初入閣。すると、翌22年8月までの在任中に政治資金パーティーを計3回開き、総額1579万円を集めた。 うち1回は政治資金規正法で「特定パーティー」とされる収入1000万円以上の規模。小林氏の資金管理団体「鷹之政経フォーラム」の政治資金収支報告書によると、22年5月20日に千葉市の東京ベイ幕張ホールで「小林鷹之君と明日の日本を語る
「(裏金事件は)一部の実力者による個人犯罪ではなく、自民党の組織犯罪だった。ということは表紙を変えても自民党変わらない」「自民党がしたたかだなと思うのは、表紙を変えて1カ月くらいは完全にメディアジャックをする状態になるわけで、(略)報道の仕方、我々メディアもちょっと問われてくるだろう」 18日に放送されたTBS系情報番組「サンデーモーニング」。ジャーナリストの青木理氏(57)は9月に予定される自民党総裁選を巡る報道の在り方について危惧していたが、まさにパリ五輪一色だったテレビ報道は一変。連日、総裁選を巡るニュースばかりとなっている。 〈小林鷹之・前経済安全保障担当相は19日午後2時から会見し、総裁選への出馬を表明する見通し〉 〈石破茂元幹事長は週内に出馬表明する考え〉 〈小泉進次郎元環境相は総裁選への出馬について会見で「真剣に考え、判断したい」と話した〉……。 自民党が1972年に推薦人(
「今、複数の同僚議員からそういう声をいただいているのは事実。それをしっかりと受け止め、自分で最終的には判断したい」 9月に予定される自民党総裁選を巡り、17日、新潟県燕市内で記者団の質問に対してこう答えた小林鷹之・前経済安全保障相(49)。19日にも会見を開き、立候補を表明するとみられる。 「ポスト岸田」として注目が集まる小林氏。TVメディアは早速、「話題になれば何でもいい」とばかり、小林氏を「コバホーク」「若手のホープ」などと持ち上げ始めているのだが、良識ある有権者には忘れてほしくないことがある。小林氏は自民党との不適切な関係が指摘された旧統一教会(現世界平和統一家庭連合)と近しい関係にあるのではないか、とメディアに報じられていたことだ。 東京新聞は2022年8月10日付の記事で、小林氏が21年7月に旧統一教会の友好団体が共催したイベントに出席し、参加者らと記念撮影をした写真を掲載。イベ
熱戦続く甲子園・高校野球──。しかし、女性アナウンサーの実況中継はテレビもラジオもない。アルプスリポートは各校の地元放送局の女性アナが多かったりするが、メインの実況と解説は男性ばかりである。パリオリンピックも、開会式・閉会式をのぞけば、全競技を男性アナが担当していた。女子の新体操やアーティスティックスイミングでも、おじさんアナが「すばらしい! 美の競演です」なんて似合わないことを叫んでいたのだ。 なぜ女性アナのスポーツ実況はないのか。実は、まったくないわけではない。NHKで西東京大会決勝の「日大三高×早稲田実業」を実況したのは澤田彩香アナだ。去年は甲子園でも、ラジオだが2試合を担当した。秋田朝日放送の高田美樹アナも、去年に続き秋田大会の金足農業戦などを伝えている。 ■女性アナの実況にはバッシングがひどかった 過去には、赤江珠緒アナも朝日放送時代に、テレビで甲子園の実況をやった。それも伝説の
政権交代を求める世論の声は高まる一方だが、野党第1党の立憲民主党の代表選は盛り上がりを欠いている。懲りないお祭り騒ぎの演出で国民的嫌悪感の一掃を狙う自民党総裁選に日程をぶつけるなど、舞台装置は整えたものの、役者がそろわない。あの“A級戦犯”が舌なめずりしているというから、人材難… この記事は有料会員限定です。 日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。 (残り976文字/全文1,116文字) ログインして読む 初回登録は初月110円でお試し頂けます。
衆院選に出馬表明した男が「JK」に性加害だ。青森県警に11日、不同意性交の疑いで逮捕された其田寿一容疑者(38)。4月21日未明、県内を走行中の車の中で県内に住む女子高生に同意を得ず約15分間、わいせつ行為に及んだ疑いである。 其田容疑者は五所川原市出身で立命館大大学院を修了後、11年にわたって伊吹文明元衆院議員の公設秘書を務めた。今年2月に次の衆院選で青森3区からの出馬を表明。自民党籍を持ちながら無所属で臨み、裏金事件に対する党の対応を批判し「真の保守として自民党を変える」と息巻いていた。 「事件当日、其田は酒を飲んでおり、車には他に少なくとも運転手1人が乗っていた。其田と被害者の女子高生とは面識があったそうです」(捜査事情通) 其田容疑者は犯行から8日後、上京した際の飛行機内で近藤真彦と遭遇したことを自身のSNSに報告。神経を疑うが、やはり札付きのようだ。コロナ禍の2020年4月には静
新型コロナウイルスのパンデミック時において、感染拡大の抑止を目的にマスクの着用が推奨されました。一方、妥当性の高い医療情報として定評のあるコクランレビューに、2023年1月30日付で報告された論文では、感染予防に対するマスクの有効性は示されませんでした。 ただし、コクランレビューで分析された研究データの質は低く、マスクの有効性については議論の余地も多く残されていました。そのような中、感染症に対するマスクの効果を検証した研究論文が、英国医師会誌の電子版に24年7月24日付で掲載されました。 ノルウェーで実施されたこの研究では、18歳以上の4647人が対象となりました。被験者は、公共の場(ショッピングセンター、路上、交通機関など)でマスクを着用する群と、マスクを着用しない群にランダムに振り分けられ、呼吸器感染の症状(鼻水や咳、くしゃみ、倦怠感など)を報告した人の割合が比較されています。 なお、
Netflixの人気ドラマ「地面師たち」のように一筋縄ではいかない土地取引だ。 小池都知事肝いりの築地市場跡地の再開発計画の事業者は今年4月、三井不動産や読売新聞グループ本社など11社で構成される企業連合に決定。目玉は5万人収容の多目的スタジアムで「巨人の本拠地、築地移転か」と話題を呼んだ。不可解なのは土地を貸し出す「定期借地権」の設定である。 約19ヘクタールもの都有地は都民の貴重な財産。銀座から徒歩圏内の超一等地は「1兆円でも買い手がつく」とされる。跡地を売却して約6000億円もかけた豊洲市場の整備費用を穴埋めする計画を「都が所有して有効活用する」と民間に貸し出す方針に変えたのは小池知事だった。 都は再開発にあたり、整備期間を除く70年の定期借地権を設定し、築地跡地を事業者に貸し出す。貸付料は1平方メートルあたり月額4497円。都は年間101億円の収入を見込むが、不動産関係者からは「設
タレントの片岡鶴太郎さん(69)は57歳からヨガを始め、13年間一日も休まずに続けているという。ヨガや瞑想にハマる人は少なくないが、どんなところに引きつけられるのか。片岡さん同様にインド政府認定のプロフェッショナルヨガ検定を取得するヨガ歴20年のインストラクター・yocoさんと一緒に話を聞いた。 ◇ ◇ ◇ ──鶴太郎さんとヨガの出合いは? 尊敬していたブッダや空海が瞑想をしていたことを文献を読んで知っていて、ずっと瞑想が気になっていましたが、ヨガに関心はありませんでした。ある日、ドラマの現場で先輩俳優の秋野太作さんとお会いしたら、「瞑想をしているから、セリフ覚えがいい」とおっしゃったんです。それで驚いてうかがいました。「瞑想をしていたんですか?教えていただけませんか」とお願いしたら、「僕ではなんだから、トウドウさん」を紹介するよとなって。 ──ヴェーダプラカーシャ・トウドウさんは著名
「マイナカードは強制ではない」──。英BBCのインタビュー番組で堂々と大ウソをついたのは河野デジタル相だが、二人三脚でマイナ保険証の利用促進をゴリ押しする武見厚労相もウソをつくことじゃ負けない。 現行の保険証は12月2日に廃止され、新規発行されなくなる。廃止後も最大1年間は有効だが、政府が病院や薬局などの窓口を通じて〈12月2日から現行の健康保険証は発行されなくなります〉〈マイナンバーカードをご利用ください〉と脅しているものだから、「早くマイナ保険証に切り替えなきゃ!」と勘違いする人が後を絶たない。 悪質宣伝もさることながら、許しがたいのは、マイナ保険証を持たない被保険者に配られる「資格確認書」に関するウソだ。 厚労省は資格確認書について〈当分の間、マイナ保険証を保有しない全ての方へ申請によらず交付〉との方針を掲げている。要するに、プッシュ型で送るということだ。武見大臣は先月、河野と一緒に
怒涛の視察ラッシュはやはり選挙向けのパフォーマンスに過ぎなかった。先の東京都知事選で小池知事が3選してから間もなく1カ月。選挙期間中は「公務」を理由にテレビ討論会の呼びかけも無視し、失点回避の「逃げの選挙」を徹底させた。代わりに重点を置いたのが「現場視察」だった。 都立墨東病院や八王子の学校給食センター、都の防災施設、民間の介護施設に幼稚園などなど、実に20カ所近くを回り、1日4カ所をハシゴすることも。訪問先は「子育て」「防災」と選挙公約に関連する場所を選び、同行メディアだけでなく、そのつど自身のXでも情報発信。「都政優先」を猛アピールし、現職知事の強みを見せつけた。 ところが、この積極性が当選した途端、すっかり豹変。小池知事のXは投開票日を最後に沈黙し、1日まで一度も更新されていない。あれだけ重ねた現場視察も鳴りを潜め、ようやく7月31日になって石川県に出張。能登半島地震の被災地・輪島市
東京都知事選で2位につけ、一躍、時の人となった石丸伸二・前安芸高田市長。選挙後はテレビやネット番組に出演し、話題にはなっているが、どうも雲行きが怪しくなってきた。 選挙直後から石丸氏は、国政進出の可能性を問われ「選択肢としては当然考える」と言い、出馬し得る選挙区として岸田首相の衆院広島1区などを例示。新党結成の可能性も示唆したのに、一向に政治的な動きを見せない。これに、石丸氏を支援する政界関係者から不満の声が上がり始めている。 「都知事選から3週間が過ぎた。勢いがあるうちにどんどん政治的に動くべきなのに、石丸さんにはそんな様子が全くない。テレビに出てニコニコしているだけで、何がしたいのか……。このままグズグズしていると、ファンがアンチに変わってしまいかねません」 動かない石丸氏の“推し活”を続けるか否か、逡巡している政界関係者は複数いるようだ。そんな彼らが注目したのが、1日、滋賀県彦根市が
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