社会学者の宮台真司さんのサイトに昨日一時的に掲載された記事が削除され、今日再び掲載された(最近そういうのが流行っているのか)。 内容は映画『靖国 YASUKUNI』の公開中止をめぐる騒動についてのもので、「靖国議員も自称右翼も映画館も悪くない、であれば何が問題か」という副題を読んだ瞬間に「宮台さん、『民度の低さが問題だ』って言うだろうなぁ」と予想がつくわけだけど、まさにその通りだった。宮台さんの論調を知っている人ならもうそれで内容読まなくても済むけど、わたしがツッコミ入れたいのはそういう部分じゃなくて、たとえばこれ。 「ナショナリスティックな紛争を超克するには、ナショナリズムの否定でなく、むしろ肯定から始めよ」という明晰なメッセージは、日本の自称左翼への批判になっている。そのことを自称右翼はもとより自称左翼すら掴めずに左翼的に礼賛するのは滑稽千万だ。 こうしたメッセージは国内的には右翼国際