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プラセボの話かと思わせておいて、あにはからんや、患者の心や医療現場とカウンセリングの話に持っていく、けっこう力のある一冊。 プラシーボ、またはプラセボと呼ばれるもの: ・ プラシーボとプラシーボ効果について @おないとおる氏 ・ プラシーボ効果 治験ナビ ・ プラシーボに関する記事・報道 この本、「プラシーボの治癒力」は、前半は、プラシーボの効き方、効く率、効く人のタイプ、実効性、などについて紙数を費やしている。 後半は、プラシーボは畢竟意味と人間関係である、というところから、プライマリケアにおける心がけや、精神保健〜うつ病対策、患者が抱える病の意味を解きほぐす作業、などが、すなわちプラシーボとしてより良い生き方の構築と病の解消に役立つのだと紹介していく。 さて。 意味。 ●意味とは何か ●物語とは何か 意味が織りなす「物語」とは何か。 私たちはなぜ「物語」を求めるのか。
今回、脳スキャン込み漢字圏含めての識字障害の通文化比較が行われた。 (英語の文化や漢字の文化の国を含めて、脳スキャンも使って、「言葉がうまく読み書きできない」症状を持つ人たち=ディスレクシアについての研究が広く行われた) 漢字圏のディスレクシアは欧米のそれとは違います 文化によって異なる脳内の識字処理担当部位 2004/08 news@nature.com Chinese dyslexics have problems of their own Brain regions behind reading difficulties differ between cultures. 2004/09 BBC News New theory on cause of dyslexia 2004/09 Forbes.com Culture Plays a Role in Dyslexia
すみません、とってもナゾなんです、福島県が。 ●福島の内部で分裂している 「会津(若松)」「中通り(福島)」「浜通り(小名浜)」で気質も違うしお互い反目もあるらしい。 ヨソからすれば福島県は福島県で別に何も気にならないのだが、地元ではこの3区分は厳然と違うものであるらしい。 会津・中通り・浜通りは混同はできないのだ、一緒くたにして欲しくない、と会津出身の人が強く主張していた。「県」としてくくられること自体不本意だとまでも言いかねないいきおいで。ハタから見たら3地区の違いなんてさっぱり知られていないし気づかいようもないのに、そんないきなり失礼呼ばわりしてくれても…。 昔、「32人31脚」番組だったかな、その応援ゲストで加藤茶氏が、司会に「福島ご出身だそうですね、福島の代表校にメッセージをお願いします」とふられて一瞬強いとまどいを顔に出してから、しぶしぶ言葉を選んで応援を述べていたのが印
墓や葬式がなくても、お寺がこんなに恐ろしい場所だったとは… 全然科学の話じゃないけれど、身の毛もよだつ仏邪道の話を読んでしまった… 「ジェンダーイコールな仏教をめざして - 女性と仏教東海・関東ネットワーク」 女性と仏教東海関東ネットワーク編 鷺書房 2004/05 仏道では、人間は「女性」に分類されると、まともな修行もできないし、資格も権利もろくに認めてもらえない、ただの備品扱いらしい!? 昔『ソイレント・グリーン』というSF映画の中で、女性は「ファニチャー(家具)」と称されて生活備品のような扱いをされていた。 そんなこんなの、お寺の暮らしはものすごく 和風ソイレント・グリーンかい! みたいな。 ここにわりとコンパクトに例が挙がっている。 ↓ 『女性と仏教』設立の経緯 曰く、 ・僧侶が女性の場合だけ、結婚はまかりならぬとするケース:男は結婚しまくり ・いかに老練卓越であ
「ミイラはなぜ魅力的か 最前線の研究者たちが明かす人間の本質」 へザー・プリングル著 早川書房 2002/06 [ Amazon ] [bk1] (原書:2001/The Mummy Congress) いきなし「人類みなネクロフィリア!」みたいな題にされてるが原題は単に「ミイラ会議」。別に「人間の本質を明か」してもいないようだし。 それはそれとして内容は ・定番のエジプト ・南米インカやアステカのミイラ研究と ナショナルジオグラフィックの過剰報道が およぼした研究へのダメージ ・勘違いが原因で流行してしまった薬としてのミイラや ミイラを原料にした絵の具 ・沼地で発見されたボッグマン ・インコラプティブル:聖人は腐敗しない伝説と エンバーミング(死体保存技術) ・皮と仮面の謎のチンチョーロ人 ・高温多湿でもミイラできるのかと驚かれている日本の即身仏 等々
冒頭の自殺に関する章で、自殺の感染(後追い自殺、模倣自殺)について述べている。(模倣行動は自殺に限ったことではなく詐欺手口を真似するとか、17才犯罪の流行とか、いや別に犯罪に限らずとも人間は「提示された手段を行動の選択肢に加える」ものであって) この自殺感染というミームの適応性について誰か云々してなかったっけか。 自殺の手段がなければ自殺は減る。手段を提示すると自殺が増える。 これこないだ流行った「ネット自殺+車内練炭」が、まんまですね。素直な人々。 自殺に不名誉が強くまとわりついていれば、自殺は減る。 ギリシャでは自殺者を埋葬できないなどの関係で、自殺が少ないとのこと。 すると日本は西欧に比して自殺に抵抗感薄し? 「日本人の死のかたち 伝統儀礼から靖国まで」 波平恵美子著 朝日選書 朝日新聞社 2004/07 p.105 自殺にいたった原因が何であれ、自殺は残った人びとに大
これもなぁ。 タイトルだけ見たら、最先端の遺伝学研究を紹介して、人類の系統とか、動物の遺伝子とか、遺伝病の研究状況とかふつうに並べているのかな、とそんな風に思えるが、 中身は全然違う。 最初から最後まで、傲慢な科学者とひどい研究&解釈が横行している、ええかげんにしなはれ!という、口酸っぱくくどくどしいにもほどがあるようなボヤキのオンパレード…。 タイトルを付けるなら、「遺伝子万能神話をぶっとばせ:科学者・医者・雇用主・保険会社・教育者および警察や検察は、遺伝がらみの情報をどのように生産し、操作しているか」みたいなベタなものにしても良かったんじゃないか。 過去の科学の研究には、その時代の影響を受けてひどく偏った物の見方をしていたものが数多くあった。 ┗ 「政治する考古学、偏向する過去解釈」 今はそれは減っているのか? 科学者は頭いいし科学は十分発達したし、偏りは減ってきているって
あなたは誰ですか、どういう人ですか、と問われてどう答えるか。 名前。性別。職業。出身地。年齢。趣味。身長。血液型。人種。学歴。病歴。 自分の中で優先順位はどうなっているか。 どれであることを一番大事に感じているか。 どれであることを一番自然に感じているか。 たとえば最初から自分が**であることに疑問を持たず、**であることを誇りにさえ感じている場合、**を変えよう、隠そうとはふつう思わない。 **が周囲に何か悪い影響を与えていても、それを正そうという気はあまり起こらない。 **以外の在り方について**ほどに深く考えてみることも少ないだろう。 「**」に名前でも性別でも職業でも人種でも学歴でも入れてみよう 変な職業だったら。変な名前だったら。変な学歴だったら。変な性別だったら。変な病気だったら。変な血液型だったら。 どれであったら一番大変だと思うのか。 自分が、世間から見て変な存
他人から見ると「なんの役にたつのさ」「ただのゴミじゃない」としか思えないものをたくさん集めてしまう人達。 いわゆるゴミ屋敷状態になることも多々。 これは、心の病なのか、脳の故障なのか、自然な性格のひとつなのか。 その人が持つ性格や行動パターンは、周りの社会にとって迷惑である場合、障害やビョーキ呼ばわりされる。 その人が持つ性格や行動パターンは、周りの社会にとって迷惑ではない場合、普通に「個性」などと呼んでもらえる。 社会環境が違えば、同じ人でも障害やビョーキ呼ばわりされたりされなかったりする。 まぁ、そこはおいといて、いわゆるゴミ屋敷。 ゴミ屋敷を作らせる脳の故障 強迫性障害(OCD)とはまた違う過剰な収集癖 2004/12 BBC News Why some people become hoarders ゴミ屋敷、ちょっと違った手が必要? OCDの治療法ではうまくいかない気
中国に関する報道を集めてみたら… 中国には「ダウン症」という言葉は存在しない なぜならダウン症は即殺されるから! 中国の優生学、そして世界の優生学動向 2001/02 nationalreview.com Eugenics Alive Coming soon to a country near you. 観点が。倫理観が違うわけで。 個人ではなく社会側が基準? 「不要な個人」は廃棄する。 廃棄物は、利用できるなら利用しちゃう。 中絶胎児の細胞で再生治療、脊髄損傷患者が中国渡航 2004/04 ▲日本語記事 読売 医療と介護 神経修復に胎児の細胞を用いた中国医師 2004/06 Knight Ridder Chinese doctor uses fetal cells to treat paralysis in controversial treatment 脊髄損傷患者9
「認知的不協和の理論」。 あなたは、自分が正しいと思うことや、自分の好みにしたがって、日々行動をしていると考えていますか? 実は、行動しちゃったことをあとから「正しいからやったのだ」と思うようになったり、選んだ対象をあとから「好きだから選んだのよ」と考るようになったりしてしまっていることが、人間けっこう多いんです。 自分がなしたことが、自分の考えや好き嫌いを変化させる。 このような認知・感情・行動の影響関係を説明するのが、社会心理学では「認知的不協和理論 (cognitive dissonance theory) 」。 西田公昭『マインドコントロールとは何か』 紀伊国屋書店 1995 p.115 フェスティンガーによれば、人は、知識、意見、信念などの認知要素のうちの二つが心理学的に不一致、矛盾しているとき、緊張を経験するという。そのとき、人はその緊張を低減させて自己の考えを適応
白人の攻撃を避け、山野をさまよい、親族が一人一人と死んでいき、ついには部族最後の生き残りとなってしまったイシ。 部族最後の一人、同じ言葉を話す者はもう世界のどこにもいない。
この本はイイ。 よくまとまってるし情報豊富だし。 使える。 難しすぎない。わかっていることわかってないことが、きっちり記されている。 後続研究者に益するし、ひいては分野全体の発展推進によく寄与するだろう。 このような本が適宜各分野で出てくれれば理想だなぁ。 「顔研究」と言っても、どんな感じに化粧すれば美人に見えるか、とか、こわもての顔の作り方、とかの研究のことじゃない。いや、そういう研究をやってる人もいるんだろうけれど、主流は「脳が顔情報をどう処理するか」とか「赤ちゃんの顔理解能力はどのくらいなのか」とか。 ●冒頭の章は「顔と進化論」にあててある。 類人猿やサルが親個体の顔をどう識別しているか、とか。 同胞を顔で見分けている動物種はそんなに多くはないらしい。 美羊の写真でおとなしくなるヒツジさんたち 2004/08 ★ Nervous sheep are pleased t
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