これも、以前Twitterでポストしたものをまとめたものです。これの続編、というか関連するポストを書こうかなどうしようかなと思っているところで、書くためには以前の投稿を参照できた方がいいので、まとめることにしました。続編は、すぐ書くかもしれないし、放置してしまうかもしれません。そのへんはテキトーなので、自分でもわからなかったり。 西洋音楽古典派の時代は、音楽というコンテンツが「産業」として成立するための大きな曲がり角でもあった。芸術音楽の庇護者が、王侯貴族や教会といったパトロンから、一般市民階級へと移り変わる時代。それを仕組みとして支えたのが、公開演奏会の成立と楽譜の出版だった。その二つの恩恵を最初に受けたのがヨーゼフ・ハイドンで、長く仕えたエステルハージ家を離れて2度渡英し、ロンドンで開いた交響曲の連続演奏会で大成功を収める。バックには辣腕の興行師ヨハン・ザロモンがいた。 貴族のお抱え楽