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交通系 IC カードの全国相互利用サービスという長い名前のサービスが、3月23日から始まります。簡単に言えば、Suica とか Pasmo とか ICOCA とかいう名前の電車やバスに乗るための IC カードを1枚もっていれば、全国どこでも使えるということです。IC カードは、各鉄道会社やバス会社などが単独にまたはグループを作って運営していますが、同じ地域の複数のカードの間などの一部を除いて、そのグループ以外では使うことができませんでした。そのため、旅行に行った先では、IC カードの改札はあるのに、自分が持っているカードを使うことができないことが、普通でした。しかし、今回の「交通系 ... 相互利用サービス」によって、IC カードを使って旅行先でも電車やバスに乗ることができるようになります。とても便利です。 しかし、この相互利用サービスの例外があります。それは、PiTaPa です。PiTa
また、電力の話題です。ソフトウェア開発の話題に戻りたいのですが、計画停電のプランが出るなど、どうしても電力に注目してしまいます。 関西電力の電気料金の請求書を見ていたところ、東京電力を使っていた時の感覚よりも電気料金が安いように感じました。しばらく放っておいたのですが、東京電力の電気料金の値上げの話が出てきたことをきっかけに、少し調べてみました。家庭用電気料金での比較です。 東京電力も、関西電力も電気料金の計算方法がインターネットサイトに載っているので、それから電力料金を算出してみました。その結果が以下のグラフです。グラフを見ると、使用量 (kWh) の少ない時も使用量が増えても、電気料金は東京電力の方が高いことがわかります。実は、電力使用量がさらに増えるとその差は縮んでいって、どこかで逆転しますが、そこまで大量に電気を使用している人は、多くないと思いますので、省略しています。 タイトルの
最近、若い人は物を考えないという批判を頻繁に耳にします。しかし、これは若い人に限った問題ではなくて、どの世代でも同じようなものだと私は感じています。かつての欧米各国が示した方向性に従って欧米を追っかければ価値が出ていた時代では、先輩がやってきたことをそのまま学んで進めば良かったのですが、欧米各国との差が小さくなり、一部の分野では追い越してしまったこと、そして他の国々に追いかけられ追い越される立場になったことで、先輩がやってきたことをそのまま無批判に引き継ぐのではなく、考えることが求められるようになってきたのだと思います。 そもそも、日本の教育では考えることは求められていません。できるだけ沢山のことを記憶して、記憶した内容をそのまま試験用紙に書くことが教育のゴールです。世界の中での日本のポジションや、社会に求められる能力が変化してきているにも関わらず、未だに教育現場で記憶重視の教育が行われて
夏になり気温が上がってきたことで、電力消費量が伸びて、供給量に余裕がなくなってきているということは、東北・関東エリアに住んでいる方なら、切実な問題になって来ています。そのため、節電が必要だというところまでは理解できます。しかし、今回の問題に対応するための一律 15% 削減という話が出てきたあたりから目的があいまいになってきたように思います。 私が理解している範囲では、今回の節電の目的は、停電を避けるということでした。そのため、夏のピーク時の平日昼間の電気使用を抑えることが必要になり、企業にも節電の要請が出された訳です。逆に言うと、停電を避けるという目的達成のためには、ピーク時以外の節電はあまり意味がないということになります。「あまり」と書いたのは、ピーク時の電力需要を賄うためにピーク時でないときに水を高いところにくみ上げておく揚水発電があるからです。ピーク時でないときにでも、揚水発電分の余
前回のブログで、コンピュータソフトの問題で日本で「夏時間」を採用するのは難しいということを書いたところ、わかりにくいという指摘を受けました。確かに説明不足でしたので、すこし詳しく解説してみます。 現在の多くのコンピュータは、内部に時計を持っています。厳密に言うと複雑になるのですが、説明上、Windows や Mac OS などが時間を知っていると思ってください。たとえば、Windows では、一番右下に時刻が表示されており、その時刻をクリックするとカレンダーが出てきます。 私の Windows の設定の事情で、月や曜日が英語で表示されていますが、通常は日本語で表示されます。このときに、1:05:49AM と表示されているのは、日本の時刻です。 もし、このコンピュータを持ってカリフォルニアに行って、時刻を表示したらどうなるでしょうか? 何の設定変更もしなければ、このコンピュータは「日本時間」
東京電力が供給できる電力が足りないことで、計画停電が実施されています。電力が足りないならば、できるだけ自然のエネルギーを利用した方が良いということで、欧米諸国が実施している「夏時間」(アメリカでは Dayiight Saving Time) を実施したらどうかという意見が出ています。ちなみにアメリカのほとんどの週では、すでに3月の初めから「夏時間」になっています。 日本の西のほうに住んでいた人が東京に来ると、朝、明るくなるのが早く、夕方すぐに暗くなることに驚きます。もっと早く起きて活動を始めれば、夕方暗くなる時間を遅くできるのです。オフィスでの計画停電が夕方に行われると最悪です。午後4時頃ならまだ外の明かりがあるので、ミーティングをしたり資料を読んだりすることはできるのですが、その後だんだん暗くなって、仕事どころではなくなります。もし、1時間早く活動を開始すれば、明るい時間をもっと多く使う
iPhone アプリケーションは、単体では儲からないという話も出ていて、もうアプリケーションが多すぎて、一部のアプリケーション以外は、無償でも全くダウンロードされずに終わってしまうのではないかと思っていました。そこで、簡単な無償アプリケーションを1つ作って iTunes Store に置いてみました。Apple は、アプリケーションを無償で配布した場合でも、そのダウンロードの統計を開発者がダウンロードできるようにしていますので、その統計データでダウンロードの概要を知ることができます。もちろん、有償の場合は売り上げデータも付加されます。 今回の目的は、アプリケーションを iTunes で配布するまでのプロセスを一度やってみることと、アプリケーションのダウンロード数の調査です。最初なので、できるだけ基礎データとなるように以下のような条件で提供しました。 - 英語のアプリケーション : アプリケ
iPhone の価格が下がって、他の携帯電話よりも安いという状況になってきているようです。その影響で、通常の携帯電話への「慣れ」や多機能を捨てて iPhone に乗り換える人が増えているそうです。 Apple の製品には独特の思想があります。「癖がある」という人もいます。ただ、この思想は、Apple の初期の段階から継承されてきているものです。途中で、この思想が崩れた製品が出たこともありますが、iPod や iPhone, そして最近の Macintosh では、初期の思想を取り戻しているように感じます。 Apple が初期に作った製品に Apple Lisa というコンピュータがあります。これは、Apple が最初に作った bitmap display に表示して mouse で操作することを実現したコンピュータです。発売当初の価格は、アメリカドルでも $1,000 近くで日本では、15
1990年代前半から広く普及を始めたインターネット技術は、世界のコンピュータをつなげるという変革をもたらしましたが、同じ Web 技術を使った社内システム(イントラネット)は、技術の進歩を止めてしまいました。言い換えるとすでにあったものを Web 技術で再構築しただけであったように感じています。Lotus Notes を開発していた時も Web 対応が非常に優先度の高い要望になっていましたが、その最大の理由は PC へのソフトウェアのインストールの手間を省くことでした。Web 対応すれば、すでに PC に入っているブラウザだけで使えるので、個別の PC にソフトをインストールする必要がないということです。これは IT 管理者の要望であり、エンドユーザに取ってはどちらでも良い話でしたが、Web 対応をすることの問題についての認識は十分ではありませんでした。特に当時はユーザインタフェースにおい
前回のブログで紹介した書籍「闘うプログラマー」に書かれているように、Microsoft は、最新の OS を開発するために、元 DEC のデーブカトラーという頭脳を使いました。OS の解説の本を見ると、Windows NT のアーキテクチャーに DEC の VMS オペレーティングシステムの影響が強く現れていることが良くわかります。 一方、Apple は NeXT コンピュータ社が開発した、Unix をベースにした OS である NeXTSTEP を使って Mac OS X を作りました。長期にわたってビジネス的な成功を得られなかった Macintosh が Mac OS X のタイミングで復活してきたのは、新しい OS の影響が多大にあります。Mac OS X の登場は、技術的には Windows NT の登場と同じ効果がありました。どちらも、本来の意味でのマルチタスク(同時に複数の処理
初期のコンピュータシステムにおいて、ソフトウェアの開発の主導権は、ソフトウェアエンジニアであった。そのころソフトウェア開発エンジニアという職種が明確だったかどうかはわからないが、少なくともソフトウェアを作っていた人が主導権を持っていた。ハードウェアのバリエーションもそれほど多くない時代では、ソフトウェアを作って自分の環境で動作をきちんと確認すれば、それは多くの場合、利用者の環境でも問題なく動作した。 パーソナルコンピュータが普及することで、利用者の環境のバリエーションが大きく広がってきたが、それでも CPU やメモリーが貧弱だと動作が遅いということで、理解できるものであった。古い馬力の弱い車を買ったら、スピードが遅いということで文句は出ないということと同様かもしれない。 しかし、クライアント・サーバー型のシステムが普及してきたころから、開発者の環境では問題ないソフトウェアが、利用者の環境で
ソフトウェアの開発を外部に発注する場合、その発注先が国内にせよ、海外にせよ、機能を記述した仕様書というものを作成して、受注した側は、その仕様書に基づいて設計開発を行う。しかし、よほど簡単な機能のものでない限り、仕様書にその機能についてすべてを書き出すことは不可能であるということは認識しておかなければならない。特にユーザインタフェースについては、あらかじめ想定しての記述が非常に難しいということに加えて、発注側の好みや慣れまでを含めると、まず完全に合意するものを記述することはできない。そのため、特にユーザインタフェースにおいて、開発終了後に問題がでることが多い。 この問題の原因は、仕様書に開発に必要なすべての機能が書かれているべきだ(書かれていない部分は、希望するやり方がないのでまかされている)と思っている受注側と、プロなのだから仕様書に細かく書かなくても、それなりにやってくれて当然と思ってい
大分市内から大分空港へのアクセス手段として、1971年に大分空港が国東半島に移転して以来運行されてきた、ホバークラフトが運行を終了するという話を聞いた。ホバークラフトについては、アセンディアの酒井さんのブログにも書かれていた。 ホバークラフトを運航してきたのは、大分ホーバーフェリーという会社で、大分市内にあった旧大分空港の跡地と国東半島にできた現在の大分空港の間の海上を高速のホバークラフトで直線的に結ぶことで、重要な交通手段であった。国東半島の現在の大分空港ができた1971年頃は、大分市内から大分空港へバスで行こうとすると、道路が十分に整備されていない別府市内を通らなければならならず、頻繁に渋滞による遅れが出ていたので、海上交通のホバークラフトは、風が強い日を除けば、信頼性の高い空港アクセス手段であった。しかし、空港アクセス道路と大分自動車道の整備が完成してからは、バスの遅れの心配が解消さ
ソフトウェア開発のオフショアリングが最も積極的に、かつ効率的に行われているのは、アメリカからインドへのオフショアリングである。インドのソフトウェア開発技術者は基本的に英語で教育を受けて、英語で仕事をやっているので、アメリカからのオフショアリング先としては最適であった。これに対して、日本のソフトウェア開発のオフショアリングは、中国が中心である。インドと比較して中国の方が日本語を話せる人の比率が高いことや、中国が積極的に日本のオフショアリングを受け入れようとしてきたことが、大きな理由だと推測される。もちろん、距離が近く、行き来が容易ということが大きいのではないかと思う。 ところが、アメリカからインドへのオフショアリングと日本から中国へのオフショアリングには、単に言語が近いとか距離が近いとか言う違い以外の決定的な大きな違いがある。それは、オフショアリングのプロセスである。 ソフトウェア開発のプロ
以前 IBM の Smarter Planet 関連で、ダイナミックに料金が変わる、高速道路の優先レーンについて書いたが、もう一つ以前から書こうと思っていた、高速道路の渋滞対策がある。 アメリカの西海岸を中心に最近よく見かける高速道路の渋滞対策にランプメータリングという方法がある。調べてみるまで、名称はよく知らなかったが、英語で書くと Ramp Metering である。わかりやすく言うと、高速道路に進入する加速車線の手前に信号機を置いて、流入する車の制御を行うというものである。(Wikipedia に写真付きで解説されているので、詳しくはそちらを見てください。) http://en.wikipedia.org/wiki/Ramp_meter ここに置かれている信号機は、普通の信号機とは違って、赤と青が交互に表示される。大部分は赤表示で、数秒(1秒から3秒くらいが多い)に一度一瞬だけ青にな
知識労働者という言葉は、あまり正しくない。英語で言うと、Knowledge Worker というよりも Intelligent Worker と言った方が良いかもしれない。伝統的な労働者の区別として、大きく管理職と非管理職という分類があり、法律もそれを前提に作られている。管理職には残業代がつかないという(厳密には違うそうだが)点がわかりやすい区別であろう。 管理職は、時間で拘束されずに残業代もつかないということは、法律がそれを認めていることに加えて、社会的にも合意されたルールとなっているが、その本質は私はよく理解できていない。管理職は会社の経営側で非管理職のいわゆる労働者ではないので、勤務時間は管理しないという説明もある程度は納得できる部分もあるが、すっきりしない。別の説明として、管理職の仕事は時間を切り売りする仕事ではないということも聞く。こちらの説明のほうが納得感が高い。 では、時間を
すでに、複数のブロガーが投稿していて、遅れてしまったが、IBM 主催のブロガーミーティングでの "Smarter Planet" という話は、コンピュータの今後の技術的チャレンジを考えさせられるものであった。人類の月着陸は、ゴールを明確にすることによって、普通のやり方では不可能なものを可能にした典型的な例である。ただ、Smarter Planet は明確なゴールではなく、そのゴール設定からして大変なものになるということをブロガーミーティングでの議論から感じた。ミーティングでは、Smarter Planet という方向性自体への反対はなかったが、この言葉によって考えることが、その人の立場それぞれで違っているというのが非常に興味深かった。私は、技術をベースにして Smarter Planet を考えてみた。 技術の進歩によって、トランジスタの値段が米粒よりも安くなり、RFID なるものを取り付
昨年からのアメリカの夏時間 (DST: Daylight Saving Time) のルールの変更によって、夏時間が終わるのは、11月の第1日曜日の午前2時になった。今年だと11月2日(日)がその日にあたる。ちょっと興味があったので、各種カレンダーソフトがこの時間の処理をどのようにやっているのかを調べてみた。日本のカレンダーソフトは、そもそも夏時間や時差の概念がないので全滅である。調べたのは、業務に使っている、Lotus Notes, Microsoft Exchange (Outlook client), Google Calendar である。 結果は、「どれも完全にはできていない。」という評価になった。操作による違いや設定の方法で違う結果が出るかもしれないが、実際に使っている状況なので、かなり確実な結果だと思う。 画像1: Lotus Notes 画像2: Microsoft Out
電子機器のハードウェアとソフトウェアの融合を模索中。 日本およびアメリカで一貫してソフトウェアの製品開発を担当。ソフトウェアに限らずテクノロジー全般に興味を持つ。
日本で車を運転していて、もっとも腹立たしいのは、信号機の頭の悪さである。「感応式」と書かれて、車が来たときだけその方向の信号を青にするという少し頭のいい信号機をみかけることがあるが、私の住んでいるあたりのほとんどの信号機は時間でコントロールされていて、車がいるかいないかに関わらず夜中でも何も考えずに動いている。特に、右折車もいないのに右折の矢印をだしている信号は結構ストレスを感じる。渋滞を作り出す原因になっているかも知れない。 これに対してシリコンバレーやボストンの郊外の信号の多くは、各車線の地下に埋められたセンサーが車がいるかどうかを判定して、不要な青信号や、矢印を出さないようにできている。車が流れているときには待たされることはあるが、車の流れがなくなると即座に信号が変わって、交差点を誰も使っていない状態をできるかぎりなくすようにプログラムされている。 今の技術を使えば、センサーを地下に
リアルコムで Gmail を全社的に導入して約1年になる。この機会に Gmail の感想を書いておく。 結論から言うと、Gmail に移行したのは、成功であった。具体的は事例については以下参照。 高い可用性 Gmail は当然のことながら、Google のサイトでホストされている。このため、現在の会社のネットワークトラブル、マシントラブル、オフィスの引越し、停電などのトラブルが全くなくなった。オフィスの引越しで会社のマシンがすべて止まっていても、電気設備の点検のときでも、インターネット経由でメールには常にアクセスすることができる。 メールを紛失する不安からの開放 明示的に削除しない限り Gmail のサーバー上にはすべてのメールが消されずに残っている。通常は、POP によってローカルにメールを持ってきて読んでいるが、通常の POP サーバーとは違って、POP でメールを download
以前、この blog の中で SocialFeed というサービスについて書いたことがある。これは、リアルコムが開発した「複数の RSS feed の中から各ユーザにとって最適な情報だけを通知する」サービスで、現在 Open Beta という形で運用している。余談になるが RSS のサービスは、多くのサイトで提供されていて "RSS" アイコンなどを見る機会は多くなっているが、私の経験では RSS という言葉の一般への浸透度は非常に低いようである。RSS について詳しくは、こちらまたはこちらを参照してください。 インターネットが普及して初期の段階では、自分が読みたい情報が十分にインターネット上にあるとは限らないので、インターネット上を検索して自分が興味があるトピックを探してきてくれるサービスがでてきた。初期の検索サービスは、ユーザ側からの立場としては、「キーワードに関連する情報を全部見せて
CNET Japan に「世界最大のビジネス向けSNSが日本上陸へ」という記事が出ていた。内容を読んでみると、US でプロフェッショナル向け SNS のサービスを提供している LinkedIn とデジタルガレージが提携して、LinkedIn のサービスを日本で展開するということであった。 個人的に LinkedIn は非常に有効に利用している。他の SNS サイトが、どちらかというとプライベートにいろいろな人とつながることを売りにしているのと違って、プロフェッショナル向けに特化しているところが、広く使われている理由の一つであると思う。このサイトでは、自分の履歴書を公開することができたり、リクルーティングをしたりすることができるので、日本で広く使われることになると、転職市場が大きく変わっていくことになるであろう。 LinkedIn は、過去に一緒に仕事をした人を再び結びつける機能を持っている
私は、もともとエンジニアなので、数学や物理学などのすぐには役に立ちそうにない理論よりも、技術で社会を便利にするということに関心があった。アインシュタインの相対性理論も、一度勉強した記憶はあるが、「仮に光の速度に近い速度で飛べる宇宙船を作ることができれば、宇宙船の中にいる人と外にいる人の間で時間のずれが生じる」という程度の認識であった。技術者的には、「まあ、そんな宇宙船など作ることはできないので、相対性理論も普通の人がその理論の恩恵を受けることはない」と思っていた。 ところが、GPS受信機 (カーナビ) の情報をインターネットで探してみると、「GPS は相対性理論を考慮しなければ、正しい位置情報を得ることができない」ということが書かれているサイトに出くわした。相対性理論が考慮されなければ、1日に 10km 以上の誤差が出てしまうということである (詳細は、Google かなにかで "相対性理
以前、担当していた製品開発において、日本で作られたソフトがアメリカ製の製品に組み込まれることになった。ソフト自体は、国際化されていて大きな問題はないということで、あまり心配していなかったが、実際に組み込むという段階で大きな問題が発生した。ソースコードに書かれているコメントがすべて日本語で書かれていたのである。当然のことながら組み込みを担当する技術者に日本語を読める人はいなかった。 ソフトを変更なくそのまま組み込むだけならコメントなどは必要ないかもしれないが、組み込み作業においてはソースコードの修正は必要になるし、組み込み後のメインテナンスを考えると、コメントが日本語というのは非常にまずい。 私のチームに日本人のエンジニアがいたので、ボランティアを募ってソースコードの日本語コメントを英語に翻訳する(それでも、英語だけにされるのは困るという日本側の要望に応えて英語と日本語の併記という妥協をした
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