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新しい労働社会―雇用システムの再構築へ (岩波新書)作者: 濱口桂一郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/07メディア: 新書購入: 2人 クリック: 5回Amazon.co.jpで詳細を見る恐らく今後労働政策談義でこの濱口本を踏まえないブログ労働政策論は、無視しても良いだろう。それくらい網羅的かつ画期的な内容になっている。著者が恐らくゴールとしているのは、ワーク・ライフバランスの実現である。ところが日本の労働法制は、構造的にこの理想とはほど遠い。最初の制度設計に対して、職務給実現に向けた圧力が再三かけられるが、結局メンバーシップ型が温存されたままオイルショックを迎え、日本企業はメンバーシップ型の柔軟性を活かして乗り切ってしまう。逆に言うと、これは労働者が、かなり過酷な配転や残業を受け入れることで雇用を維持することができる、という経験になってしまった。そして恐らく日本が落ちたこ
日本史の誕生―千三百年前の外圧が日本を作った (ちくま文庫)作者: 岡田英弘出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/06/10メディア: 文庫Amazon.co.jpで詳細を見る読んだ。若い人は読んだ方がいいな。この人は日本史学会の人ではないし、日本史学の主流は全く違う、ということだけは付言して置かねば。モンゴル史が専門だからね。この人は一応「新しい歴史」の賛同者として名を連ねているが、西尾の「国民の歴史」とは根本的に違う歴史観の持ち主である。あくまで神話は神話とするこの人が、神話も歴史だと言い切る西尾をどう見ているか気になるところだ。また日本書紀のバイアスを抉り、このバイアス故の歪みが日本史の原点に欺瞞を置いてしまったとするこの人が、同じバイアスを持った西尾をどう見ているかも興味深い。それでも、西尾に賛同するしかないほど日本史学というのは厳しい評価をせざるを得ないのだろうか。天武
「モラトリアム」という言葉が出てきているので、それについて雑感を述べたい。平成の徳政令というセンセーショナルな言われ方もしているが、まさか亀井が借金帳消しの徳政令を考えているとは思えない。これは恐らく月々の元本償還額を圧縮して返済期限を伸ばすリスケジューリング(リスケ)のことを言っているのだろう。リスケを政治が後押しするということだ。先日のエントリでも触れたが、大手の銀行は不良債権処理を進める中で、リスケを求められた時の対応として、不良債権にかなり近いものとして性急に処理を進めるケースがあった。これが所謂「貸し剥がし」というやつで、具体的には「リスケ即整理回収機構行き」のような処理である。事実上、整理回収機構行きの債務のある企業は市場から退場するしかない。金融再生プログラム実行当初、銀行は自己資本比率向上のため、この過酷なオペレーションをかなり遂行したと言われているが、実態はよく分からない
亀井金融大臣で盛り上がってるようだ。貸し渋り対策で思い出すのが、どん底の2002年冬。貸し渋り貸し剥がしホットラインが出来た。あのとき、あれは横目で見ていても単純に言ってガス抜きだった。確かに貸し渋りや貸し剥がしというのは過酷だった。特にビジネスモデルを持たない中小には。運良く、というか当時俺は中小企業の財務のコンサルティングの補助のような仕事をしていた。それで多くの財務諸表に触れる機会にたまたま恵まれたわけだ。で、その財務諸表を見て何を思ったか、だが、これがダイレクトに貸し渋り貸し剥がし対策につながるというものでもない。先に言っとくと、俺は当時、中小企業にかなりの偏見を持ってた。大した生産性もないくせに政治力だけは持っている得体の知れない連中、と思ってた。で、それは当たっている部分もあり、間違ってもいた。少なくとも日本の中小企業は日本の八割近い雇用を創出している部分であり、生産性が低いと
なぜか、貧乏臭いから。内容スカスカだから。いかにもdqnが好みそうなことが書いてあるから。具体的に見ていくと、毎日新聞の基調は既得権叩きであり、清貧主義であり、それでいて弱者の味方というスタンスである。弁当さんなんか毎日新聞を煎餅様と呼ぶが、確かに毎日のスタンスは宗教団体めいている。例えば経済においては恐らく社会における、中小企業層をターゲットにしている。だから彼らの参入を妨げる規制や談合やらには激しく反発する。そしてなぜか人がどんどん貧乏になっていくデフレが好きだ。毎日新聞の社会観はある意味産経と似ている。どっちも夢見ているのは三丁目の夕陽である。でも産経は今の豊かさの上に男女平等を後退させることで実現しようとしているけれども、毎日はデフレで日本を徹底的に焼け野原にして、戦後やり直しを目論んでいる。毎日が毎日煽っているのは財政危機であり、既得権者の横暴だ。特に毎日の医者叩きは有名で、妊婦
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