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円安とは
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就職、進学、転居、転職―新生活を始めるとき、皆さんが1番気がかりなのはどんなことですか? アスペルガーとADDを持つ私の頭にまず浮かぶのは「人の顔と名前を覚えること」です。 1週間毎日顔を合わせている人に「初めまして」と挨拶してしまうことはザラ。学校や職場で顔を合わせていた同級生や同僚が私服になった途端、いったい誰なのかわからなくなってしまうほどです。 短期記憶力が弱いのはもちろん、軽度の相貌失認があるのかもしれません。相手に関心がないから覚えられないというわけでなく、興味がある人のこともなかなか覚えられないからこそ辛いのです。 同じくアスペルガーでADDの息子も、やはり人の顔と名前を覚えるのが苦手。意気投合して仲良く遊んだ相手でも、顔と名前を1度で覚えられることはかなり稀です。 保育園のころも、10人前後のクラスメイトを覚えるのに何ヶ月もかかっていました。
LITALICO発達ナビは、発達が気になる子どもの保護者や支援者向けポータルサイトです。 ASD(自閉スペクトラム症)やADHD(注意欠如・多動症)、LD(学習障害/限局性学習症)などの発達障害(神経発達症)に関する情報や、知的障害(知的発達症)、ダウン症に関する情報、子育ての困りごとを解決するために必要な情報を得ることができます。 保護者によるコミックエッセイから専門家監修の基礎知識まで、幅広いコンテンツを配信しています。そのほか、気軽に質問し相談し合えるQ&Aコーナーや、共通の話題や関心でつながるコミュニティ、発達支援施設情報を検索できるコーナー、子育て記録がとれるダイアリーなど、発達が気になる子どもの子育てに役立つ情報が満載です。
ASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)は異なる診断ですが、近年それらの症状を併せ持つ子どもが多いことが注目されています。ここでは、ASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)の似ている特徴と異なる特徴について解説します。
アスペルガー症候群の息子(ハル)は現在小学1年生。今では、友達と鬼ごっこなどにも喜々として参加していますが、保育園の頃は集団に入らずに、よく1人で数字を書いて遊んでいました。 保育園の担任の先生は、その様子を見て、息子の友達との関わり方が独特かつ積極性に欠けること、それを問題視しているようでした。気になった私は、息子の普段の様子を聞いてみることにしました。 私「お友達と遊ぶことを息子が拒絶する、ということですか?」 先生「そうではないのですが、遊びに誘ってもみんなと関わりたがらずに、1人でずーっと数字ばかりを紙に書いているんです」 私「それがお友達や先生方のご迷惑になっているのでしょうか…?」 先生「いいえ。ただ、もしかしたらハル君は発達障害の特性だけではなく、何か不安を抱えているのではないかと心配で…」 後日、息子とほぼ同時期に、アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム)の診断を受けること
アスペルガー症候群(自閉スペクトラム症/ASD)は発達障害の一つで、コミュニケーション能力や社会性、想像力に障害があり、対人関係がうまくいきづらいという特徴があります。また、限定された物事に異常なほどの興味やこだわりを持ち、それを繰り返すという特徴もあります。言葉の遅れや知的障害はないので、障害と気づかれにくく、周りからは「変わった人」と思われがちです。アスペルガー症候群の詳しい症状や相談先、支援サービスについて解説します。
こんにちは、イシゲスズコです。 4人の子どものうち、小5次男がADHD(とほんのりASD風味)で支援を受けています。 息子との暮らしのなかで、発達障害を始めとした色々なハンディのこと、それを取り巻く環境のことを考える日々を送っています。 みなさんは、「感動ポルノ」という言葉を知っていますか? 「障害者の存在が、メディアなどによって過剰に感動的に演出され、非障害者の消費の対象になっている」ことを批判した言葉です。 この言葉を最初にメディアにのせたのは、2014年に没したジャーナリスト兼コメディアンのステラ・ヤング氏。 「TED」という国際的なスピーチの舞台で彼女がスピーカーとして語った、「私は皆さんの感動の対象ではありません、どうぞよろしく」という講演でのことでした。 障害のある方が多く出演し、スポーツや音楽などのさまざまな企画に挑戦する、日本テレビの「24時間テレビ」。 その裏で放送された
筆者が吉川先生を知ったのは、2018年11月にNHK総合で放送された『発達障害って何だろうスペシャル』だった。千原ジュニアさんや南沢奈央さんらをMCに据え、スタジオには小島慶子さんのほか、筆者がテレビ取材もさせていただいた“トリプル発達障害”の漫画家・沖田×華さんも出演。そこでの吉川先生の発言に、思わず膝を打った。 「発達障害のある方に関して『何かができるかできないか』っていうことだけで見ると、見誤るんですね。『できる』と『できない』の間に『できるけど疲れる』ことがたくさんある」(吉川先生 番組内で) 誤解を恐れずに言えば、吉川先生はちょっと異質的な存在だ。元々教員になりたかったが、学校教員の文化が自分に合わないことに高校時代に気づき、子どもの精神科医という道を選んだ。大学教員などを経て「自分は研究者向きではない」と感じたといい、現在では多くの発達障害当事者や養育者に支持されている。 「“
カサンドラ症候群とは、家族や身近な人に自閉スペクトラム症(ASD)があることでコミュニケーションを築くことが難しく、対人関係の問題や心身の不調が生じている状態です。現在、明確な診断基準は定められていませんが、カサンドラ症候群の症状を訴える人も増えているようです。この記事では、カサンドラ症候群の概要や症状、対処法についてご紹介します。
自閉スペクトラム症は、「対人関係や社会的コミュニケーションの困難」と「特定のものや行動における反復性やこだわり、感覚の過敏さまたは鈍麻さ」などの特性が幼少期から見られ、日常生活に困難を生じる発達障害の一つです。知的障害(知的発達症)を伴うこともあります。幼少期に気づかれることが多いといわれていますが、症状のあらわれ方には個人差があるため就学期以降や成人期になってから社会生活において困難さを感じ、診断を受ける場合もあります。 英語のAutism Spectrum Disorderの頭文字をとってASDと略されることもあります。 さまざまな議論が交わされていますが、自閉スペクトラム症(ASD)の原因はいまだ特定されていません。 現在のところ、自閉スペクトラム症(ASD)は何らかの先天的な脳機能障害であると考えられており、しつけや愛情不足といった親の育て方が直接の原因ではないことがわかっています
札幌市の保健福祉局や教育委員会が発行した、発達障害者理解・支援のためのイラスト冊子「虎の巻」シリーズが「分かりやすい」「役に立つ」とインターネット上で話題になっています。「職場編」「暮らし編」「学校編」「続・学校編」「子育て編」が発行されており、イラストで分かりやすく紹介されています。発達ナビ編集部が、札幌市の担当者の方に制作の背景や思いをお聞きしました。
愛知県医療療育総合センター中央病院子どものこころ科(児童精神科)部長 あいち発達障害者支援センター副センター長 子どものこころ専門医 日本精神神経学会指導医・専門医 日本児童精神医学会認定医 発達ナビで、新たに医療についての連載をさせていただくことになりました。児童精神科医の吉川徹です。現在は愛知県の障害児者専門病院に勤務しています。 皆さんもおそらくはよくご存知のように、発達障害がある子どもや大人が利用できる医療機関は、ほとんどの地域でひどく不足しています。これは一体なぜなのでしょうか。 一つにはいわゆる「発達障害」に属する障害、中でも自閉スペクトラム症と注意欠如多動症という障害のある人の数がとても多いことがあります。今までに子どもの心の医療に対象になってきた疾患、あるいは大人の精神医療の対象になってきた疾患と比べても、それを上回る数になっています。 国際的に認められたかなり手堅い方法で
息子の発達障害に、私がまだ気づいていなかったころのお話です。 毎日元気に学校に通う息子を見て、私は他の子どもたちと同じような学校生活を送っていることを疑いもしませんでした。 ところが、担任の先生との面談で、息子は私の思いもよらぬ様子であることを知りました。 「ここは、リュウ太くんがイライラしたりして教室にいるのがツラくなったときに逃げ込めるスペースです。 ここでは主に絵を書いたりして過ごしています。」 見てみると、教室の外で他の子どもたちの目に付きやすいような階段の横のスペースに、息子のための机とイスが置いてあったのです。みんなと一緒に授業を受けているとばかり思っていた私は衝撃を受けました。 「階段の横でみんなに見られる場所だし、授業も受けずにこんな場所に居たら不自然だよね…」 「他の子どもたちに『変な子』と思われてしまうな…」 「授業も受けずに勉強ができない子になっちゃうのはイヤだな…」
発達障害児を育てていると、診断されてから何度も何度も、様々な相談に赴くことになります。 私の場合、1番最初の相談は市の発達相談でした。その次は病院の発達外来、そして言語療法や音楽療法などでは、その後に先生方との面談もあります。他にも、幼稚園や小学校の先生との面談…。 実は1ヶ月に数回は、「子どもの状態」について相談しています。 この相談は、親にとってとても大切なことです。どうしていいのか分からなくなったとき、何度となくこの相談に私は救われました。 「ちょっとこんなことで困っていて…」と、相談できる場が沢山あるありがたさ。発達障害児を育てている親が、追い詰められないためにも、このような相談の場は絶対に必要だと私は思います。 一方で、子どもが少しずつ大きくなり、理解力がついてくると共に、考えなければならないことがあります。 それは、この相談の場には子どもも常に一緒にいて、内容を聞いているという
発達障害のある息子は、たまに周りの人が困ってしまうほど、場をわきまえずにふざけてしまうことがあります。近くに私がいて制止しても何の効果もありません。むしろ、制止すればするほど、ふざけ方がエスカレートしていくのです。 頭の切り替えがうまくいかないからふざけてしまうのか、それとも単純に場の空気を読むことが苦手なだけなのか、とにかく一度ふざけ始めると「もう勘弁してよ~」と私は半泣きになるのでした。 息子のそんな態度に冷や冷やしながら始まった小学校生活。ある日、私が用事で小学校に行ったときに、息子と同じクラスのお友達からこう言われたのです。 「息子くん、掃除のときずっとふざけてます。全然ちゃんとやらないんです」 この言葉を聞いて、私はとにかく情けなくなってしまいました。1年生になれば普通に掃除もできるようになるでしょうに、どうしてそういうときにふざけるのか…と。 さらに詳しく聞くと、息子は、みんな
我が家のもうすぐ年長になる次男は、これまでに受けた発達検査で一度もまともに取り組むことができず、結果はすべて「検査不可」「測定不能」の状態です。 「積み木を積んで」の指示がわからず、「丸描いて」の意味もわからず、そもそもテストをしているということすら認識していない様子でした。 検査員の方が「この数字がそのまま彼を現しているとは決して言えないけれど…」と前置きをしたうえで、「知的レベルは1歳に満たないというのが測定の結果です」と私に告げるのも毎度のこと。 そりゃそうです、一問も答えられていないのですから。 それでも次男が検査の場所に(ときには大泣きしながらも)がんばって居られたことが立派だと思うばかりで、「検査結果がこうだから、なんとかして数値を上げなきゃ」というように思うことは、私にはありませんでした。 我が家の長男も発達障害の診断を受けていますが、ナイーブ・センシティブな長男とは打って変
ウェクスラー式知能検査は、児童期や成人期において最もよく使われる知能検査のひとつです。ウェクスラー式知能検査にはどのような特徴があるのでしょうか?年齢ごとに異なる検査の種類や検査の受け方、結果の活用方法など、その概要をご紹介します。
アスペルガーとADHDの両方を持っている私は人並み外れて家事が苦手です。どうしてそんなにできないのかわからず「自分はダメな人間だ」と落ち込んでいました。しかし、診断後にヘルパーさんを派遣してもらえたことで、自分も落ち着くことができ、娘との関係もよくなったのです。 私の母親は「娘に家事を仕込まなくては」と使命感があったようで、「お母さんと一緒に台所に立って料理を覚えなさい」と口を酸っぱくして言われました。 母は料理が上手で、とても手際よくおいしい料理を品数多く作ってくれました。だけど、いざ手伝おうとしてもその手順を見ているだけで目が回るような気がして、何をすればいいのかわからず呆然と立ち尽くすありさま。母には呆れられ、それ以来「絶対に嫌!」と二度と台所には立ちませんでした(皿洗いはできたんですけどね)。 大学に行って一人暮らししてからは、餃子や肉を焼くだけ。あとは味噌汁とカレーライスくらいで
ここ数年、世間での発達障害についての認知は高まりつづけているように感じる。今年に入るとついにNHKが1年がかりの発達障害特集を開始し、当事者界隈はたいそうざわついた。 NHKは「とにかく当事者の声を届けたい」という熱意を前面に出していたので、私も本気になった。特に第1弾のNHKスペシャル生放送時には、ブログで事前の情報記事を用意し、当日はTwitterで実況。後日、感想をやはりブログでまとめた。 そもそもテレビが苦手な私が、仕事そっちのけでかじりつくようにテレビを見つめ、仲間といっしょに、放送される内容の正誤やニュアンスについてTwitterで意見する。 「えっ? 正しくは『自閉症スペクトラム』だよねえ?」 「これは誤解を招くからやめてほしいなあ…」 「取り上げられた人たちばかりが当事者なわけではない。もっとこういうケースにもフォーカスを!」 タイムライン上をいつ終わるともしれず流れ続ける
発達障害のひとつである、自閉スペクトラム症(ASD)。これまで、「コミュニケーションや対人関係の障害」などとその特徴が説明されることの多かった障害ですが、その背景に、自閉スペクトラム症のある人に特有の「世の中のとらえ方・感じ方」が影響しているかもしれないということは、今まであまり語られてきませんでした。 そうした、自閉スペクトラム症のある当事者の立場からコミュニケーションの困難さを解き明かし、より良い相互理解・発達障害支援につなげていこうとする学際融合研究プロジェクトがあります。 「CREST認知ミラーリング」プロジェクトと呼ばれるその研究プロジェクトでは、”コミュニケーション”というアウトプットの部分での困難さのみに注目するのではなく、自閉スペクトラム症のある人の”世の中のとらえ方・感じ方”というインプットの部分での特性について着目した研究を行い、当事者の知覚を疑似体験できる技術を開発し
自分に自信がなくて相手に合わせるけれど、とても疲れる… 「付き合っているのだから」と、相手の言うことをなんでも聞いてしまい、心も体も傷ついてしまう… 友人関係を築くのも苦手だから、恋愛や性に関する情報源も少なくなりがち… そんな、アスペルガー症候群傾向の思春期女子が陥りがちな恋愛や性のトラブルから、自分たちの心と身体を守り、パートナーとより良い関係を育んでいくための書籍、『アスピーガールの心と体を守る性のルール』が東洋館出版社より発売されました。 この本の著者は、自身も29歳でアスペルガー症候群と診断を受けた当事者であり、現在は自閉症の研究に従事する女性、デビ・ブラウン氏。「親愛なる妹たちへ」と呼びかけながら、主に著者よりも若い思春期の女の子たちに向けて本を書かれています。 書名に「性のルール」と銘打たれている通り、本の後半ではアスペルガー女子にとって情報が得にくい性の情報や自衛についての
アスペルガー症候群(AS)とは、 ・コミュニケーションの問題 ・対人関係の問題 ・限定された物事へのこだわり・興味 の3つの症状がみられる脳の機能障害であり、発達障害の1つです。 知的障害や言葉の発達の遅れがないため、障害と認知されづらく、本人が生きづらい思いをしたり周りが理解に苦しんだりすることが少なくありません。 アスペルガー症候群は約4000人に1人の割合で発症するとも言われていますが、本人や家族に自覚がない場合も含めると、その数はもっと多いと考えられます。 では、アスペルガー症候群のある大人は仕事をしてどんなことに困っているのでしょうか?
ADHDは不注意、多動性、衝動性の3つの症状がみられる発達障害のひとつです。子どもの20人に1人、成人の40人に1人にADHDが生じるといわれますが、周りに理解されづらく、仕事や学業、日常のコミュニケーションに支障をきたすことがあります。ADHDは人によって症状の傾向が異なり、大きく3つのタイプに分けることができます。この記事では、ADHDの症状と、3つのタイプの特徴について詳しく解説します。
大手企業の専属産業医として勤務後、昭和大学精神医学講座へ入局、昭和大学附属烏山病院での勤務を経て、現在は精神科外来診療と複数企業の産業医活動に従事。また北里大学大学院産業精神保健学教室において、職場のコミュニケーション、簡易型認知行動療法、睡眠衛生等に関する介入研究や教育に携わった。 自己愛性パーソナリティ障害は、現実からかけ離れた誇大な自己評価をしており、賞賛されることに対して強い欲求がある一方で、他者に対しては能力を過小評価したり、共感の欠如があるのが特徴です。 診断にあたっては、以下のような症状が5つ以上みられるか、その症状が成人期早期までにあらわれているかが確認されます。 ・自分の才能や成果を実際よりも誇張する ・成功、権力、美しさ、理想的な愛を手に入れているという空想にとらわれている・ 自分は特別な存在であり、他の特別、または地位の高い人たちだけが自分を理解しかかわることができる
2学期が始まりました。 昨年話題となった、鎌倉市図書館の「学校が始まるのが死ぬほどツラかったら、図書館においで」というツイートで、 9月1日に子どもたちの自殺が多い ということを、ご存知の方もいらっしゃると思います。 もうすぐ二学期。学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい。マンガもライトノベルもあるよ。一日いても誰も何も言わないよ。9月から学校へ行くくらいなら死んじゃおうと思ったら、逃げ場所に図書館も思い出してね。 — 鎌倉市図書館 (@kamakura_tosyok) August 26, 2015 小学生の娘も、1学期の終わりは半分ほどしか登校しておらず、2学期が始まればまた、大きなストレスがかかるのではないか?と不安を抱えながら夏休みを過ごしていました。 ところが8月を少し過ぎた頃、娘が突然「私、2学期は毎日学校に行くことに決めた!」と宣言したのです。
トリプル発達障害があるという漫画家の沖田×華さん。明るさと、人の心に寄り添うやさしさが感じられる漫画で人気の彼女は、いったいどのような少女時代を過ごしていたのだろうか。 沖田さん(以下敬称略):「私、子どものころ、むちゃくちゃテンション高かったんですよ、ハイパーADHDで(笑)。『この子、いいかも!』と思ったら、弾丸のように突っ込んで行って、ものすごい勢いでしゃべりまくるという感じでした。」 気に入った友達にはとことん話しかけ、自分のペースに巻き込んでがっつり関わるのが好き。その半面、集団行動になるとその関わり方は一変したという。 沖田:「”みんなで遊ぼう”というときになると、周りから少し離れたところにポツンといるタイプ。そこの位置が一番楽っていうか、安心して全体図を見られるので。大人数で遊ぶゲームだったりすると、ルールが分からなくてつまらないから、他の人がやっているのを見て、自分もゲーム
リュウ太が小学校の頃は、「なくさないのは机と椅子ぐらい」と言ってよいほど、なくし物の多い子でした。 水筒や傘は何度も何度も買い直してきましたが、その度「てへ!」と済ませてきたリュウ太も、中学になると自主性や責任が芽生えてきたのか「これはまずい!」と思ったのでしょう。 「忘れ物やなくし物を極力抑えたい」という気持ちがやっと育ってきました。 リュウ太は、学校から全ての教科書や道具を毎日持ち帰えるように…。 あまりに重そうなカバンをみて、「そんな思いをするくらいなら、時間割や持ち物の管理確認を毎日きちんとすればいいんじゃない?」と聞いたことがあります。 ですが、「どうしてもできないから、忘れ物をするのがコワイし、僕はこの方がいいんだ」と言うのです。 息子が自分で見つけた、自分に合ったやり方ですから、それ以上止めることはしませんでした。 後日、発達障害のある人で大きなカバンを使い、荷物をまとめて持
発達障害の診断を受けている方は、職場でカミングアウトしているのでしょうか? 一般就労で働く方の中には、周囲に黙っているケースも多いようです。 私も42歳までは自分が発達障害とは知らなかったので、一般就労で普通に働いていました。 いえ、普通とはいえませんね。 というのも、私は勤めては1年くらいで辞める、ということをずっと繰り返してきたのです。 いつも理由はわからないのですが、周囲の人にだんだん嫌われ、「仕事の覚えが悪い」「やる気あるの?」と責められ、心身ともに限界になってやめるというパターンを繰り返してきました。 これからご紹介するお話は、私が障害のカミングアウトに失敗し、結局退職に追い込まれた体験談です。 一人でも同じ思いをする人が減ることを祈りながら書きます。 私が当時働いていたのは、派遣会社に登録して応募したデータ登録の仕事です。ここは私が診断を受けてから、初めて職場でカミングアウトし
応用行動分析学、通称「ABA」(Applied Behavior Analysis)とは、人間の行動を個人と環境の相互作用の枠組みの中で分析し、実社会の諸問題の解決に応用していく理論と実践の体系です。 応用行動分析学の土台には、米国の心理学者スキナー(1904-1990)が創始した、行動分析学という学問が存在します。従来の心理学では、行動を起こす理由をその人自体、つまり個人に求めていたのに対し、行動分析学では、人の行動や心の動きは、個人とそれを囲む環境との相互作用によって生じると考えました。 つまり、その人の気持ちや行動の原因を、周囲の環境との関係のなかで見ながら考えましょうというものです。応用行動分析学(ABA)は、行動分析学の研究により蓄積された知見を、実社会の諸問題の解決に応用しようと試みるなかで生まれました。 応用行動分析の手法は、教育、医療、福祉、看護、リハビリテーションなど幅広
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