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体力トレーニング
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情報システム業界では上流工程、下流工程という言葉があります。 これが無駄に確執や偏見を生んでいるように思えてなりません。 特にゲンバを知らない就職活動中の学生や(戦略コンサルにしろオペレータにしろ)狭い範囲でしか仕事をしない業界人にとっては、変な勘違いの元になります。 そこで上流工程、下流工程の代わりに前工程、後工程ってのはどうでしょうか。 「前工程は神様、後工程はお客様」 トヨタで使われている言葉だそうです。 前工程は神様なのだから、信頼して組み立て部品の受け入れ検査はしない。 後工程はお客様なのだから、完璧な出荷検査をして不良品を出さない。 高い品質を保ちつつ、余計な検査や無駄な手戻りを減らすための知恵です。 このスローガンを見たとき、情報システム業界でも使えるな、と感じました。 後工程はお客様。 使ってもらうことになる自分のアウトプットは完璧にすべきだし、不備や漏れがあるなんて失礼な
日経ビジネス Associe のリレー連載「私の始末書」、2008.1.1号の西濃運輸社長 田口義隆さんの回より。強調は市井。 数字を分析し直してみると、目標を達成できている店とできていない店があることが分かりました。最初、私は達成できていない営業所に「なぜやれなかったのか」と聞いていました。すると彼らはあれやこれやと釈明してきました。ある時、達成できていた営業所に「どうやったの?」と聞いたところ、「こうやったらできた」とノウハウを教えてもらえたのです。このとき、私はやっと、現場を動かすには Why? ではなくて、How? と質問しなければうまくいかないということを知りました。 問題解決のための基本態度は、Why? をしつこく繰り返すことで思考を促進することですが、それを他人に対してやると逆効果になるということですね。 自分を動かす時と、距離がある他人を動かす時とではとるべき手段が違う、と
人月計算とExcelとスーツの世界より 最初の会社の新人のころの自分を思い出します。 私の時は COBOL ではなく VB6 でした。 私は結局、コンサルファームに移ってしまって技術屋としてはドロップアウトしてしまいましたけどね。 この人が言う状況に対して、同様の問題意識を持ちつつも最終的にビジネス寄りに移った私があえてコメントするならば、「IT の投資効果」にも目を向けて欲しい。 重要なのは業務知識か技術かというのは興味深く、また結論が出にくい議題です。 しかしそれを評価する軸は「なぜ自分の仕事があるのか?」「自分の仕事の付加価値とは何か?」といった視点であるべきでしょう。 するとやはり「自分の価格以上のビジネス上の効果を顧客に提供できているか」を考えるべきで、そのための手段として業務知識を用いるか、技術を用いるかという位置づけになります。 私があのエントリを読んで気になったのは、読まれ
知っている人は当たり前なネタですが、知らないと素通りしてそのままにしてしまいそうなネタです。 多くの言語に Round() 関数が用意されていますが、これは四捨五入する関数ではなく、「丸め」る関数です。 名前のまんま。 実は私、最近まで「丸め」とは「四捨五入のコンピュータ系方言」くらいに思っていたのですが、実は違いました。もっと広い言葉です。 まず、「丸め」とはある精度以下の数値情報を捨てる処理のことで、「四捨五入」を含みます。他に少なくとも切り上げ、切捨て、そして今回話題にする「偶数丸め」があります。(もっとあるかも知れません) 「偶数丸め」は IEEE 754 で定められており、JIS や ISO にも同じ規定があります。 多くの Round() 関数の挙動もこの IEEE 754 に則った「偶数丸め」です。 「偶数丸め」は四捨五入とほぼ同一ですが、次の1点が違います。 「丸め単位の丁
勉強する時には、本探しが1つの重要な作業になりますが、これがなかなか大変です。 キーワードをタイトルに持っているかが最初のポイントですが、そのキーワードも学習を始めたばかりやあるレベルで停滞した状態だと「自分が今知っている範囲」がボトルネックとなってしまい、新たな出会いの機会を失いがちです。 そんな時に役立ちそうなのが; 想 - IMAGINE Book Search 自由記入のテキストボックスに文章を入れ、そこから連想される情報を複数サイトにわたって横断的にサーチしてくれるサービスです。 長い文章を入れた時に本領を発揮して欲しいところですが、文脈までは押さえきれないらしく「拾ってしまった」感のある結果が出ることもしばしば。 例えばこれの直前のエントリをまるごと入れて検索すると、Wikipedia の Copland の項もリストアップされます。 たとえ話に出した Apple の 90年代
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