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アメリカ大統領選
kenbuchi.hatenablog.com
Webライターとして、副業で月収5万~15万円を稼ぐ方法、専業ライターとして月収100万円を目指す方法を解説する本です。 こういう「ノウハウ本」には、それこそ「ググった情報の切り貼り」で浅く上滑りするものが結構あります。 でも本書からは作者さんの熱量が感じらました。 ちゃんと自分の背中を押してくれた。 個別のテクニックだけでなく、本書全体を通してメタ的にも「伝えるということ」を教えてくれているようです。 なかなか興味部外一冊でした。 リンク先に要約と感想を載せました。 booklet.world
女性の「地雷敷設ポイント」を避け、飛んでくる弾丸を10発から5発に減らす手法を解説する本です。 「女性脳」とか、ちょっと紋切型に過ぎる感じもしますが、人間関係全般に役立ちそうな話もたくさんありました。 リンク先に要約と感想を上げました。 booklet.world
人類以外の知的生命体との接触を描いた本。 人間としての枠組みを超えようとする努力が「2001年宇宙の旅」っぽい感じでした。 ソラリスの探査ステーションに辿り着いた研究員のケルヴィンの前に、10年前に失った恋人ハリーが現れて、ケリーはその意味を考えていく。だけれども、人間がソラリスの意図を知ることはできない。 こちらにあらすじと考察を上げています。 よろしければリンク先をご覧ください。 booklet.world
飲茶さんの「哲学的な何か」シリーズです。 こちらはフェルマーの最終定理にまつわる数学史がメインですが、分かりやすい解説と興味を引く語り口はいつも通りです! 細かい数式とか数学理論とか全くわからずに読んでも大丈夫。 こちらに要約をまとめたので、リンク先を読んでもらえると嬉しいです! booklet.world
ありがとう。 わたしたちはお互いに、 何かを与えあったり、 分けあったりしたわけではない。 ただ、そっとそばにいただけ。 それでじゅうぶんだった。 タイトル:失はれる物語 作者 :乙一 オススメ度 切ない物語 ★★★★★ 不思議な物語 ★★★★☆ 優しい物語 ★★★★☆ 総合オススメ度 ★★★★☆ あらすじ 全8編の短編集。 Calling You 少女は、クラスで一人だけ携帯電話を持っていなかった。話す友達もいないので必要ない。それでも、携帯に憧れ思い描くうち、脳内で携帯のイメージが結実していった。具現化系だ。 ある日、想像上の携帯が、少年からの通話を受信する。少女の側からも適当な番号にかけて年上の女性と繋がる。脳内の妄想ではないことを確かめる方法を聞き、通話には発信側と受信側で時間的なずれがあることを聞かされる。 少年と少女は、お互いの時間に30分のズレがあることを
「不老不死」を手に入れた後、 人は何を望むのだろうか。 タイトル:ハンター 作者 :如月恭介 オススメ度 不老不死の科学 ★★★★☆ ハードなスペンス ★★★☆☆ メッセージ性 ★★★☆☆ 総合オススメ度 ★★★★☆ あらすじ 第二次世界大戦終結間際、ドイツでは不老不死の研究が行われ、老化を促進させる遺伝子上のプログラムを書き換えるウイルスがほぼ完成していた。 その時の文献を見付けた医学教授の金城信吾は研究を進め、不老不死の薬を完成させた。どうしても妻の医療費が必要だった信吾は研究結果を大手製薬会社に売ろうとするが、その直後に不審な死を遂げてしまう。 共同研究者だった平松が信吾の娘 金城涼子を引き取り育てた。信吾が殺されたことを知った平松も製薬会社に接触するが、彼もまた殺されてしまう。 平松は死の直前、涼子に「20年後に読め」といって手紙を渡した。成長した涼子はその手紙を元に不老
「効率を上げる」のは「自分にとって満足な時間を作り上げるため」 タイトル:怠け者の時間術: ――自分に負荷をかけない「仕組み」の作り方 作者 :午堂登紀雄 オススメ度 役立ち度 ★★★★☆ 分かりやすさ ★★★★☆ 斬新さ ★★★☆☆ 総合オススメ度 ★★★★☆ 要約 「効率を上げ短時間で多くの仕事をこなす」ことより「充実し満足いく時間を過ごすこと」が大切だという観点からの時間術を説く。 まずは負荷をかけずに「仕組み」をつくることを推奨する。 例えば気合で「早起きをしよう」としても続かない。公言して周囲のプレッシャーを利用するなど環境を利用することを勧める。 また、目的がはっきりしないと「重要でないこと」に追われてしまう。何が自分の満足度を高めることにつながるのか認識することが大切。とくに緊急ではないが重要なこと(いわゆる第二領域)に優先的に時間を割り振ることが必
タイトル : 1日ごとに差が開く 天才たちのライフハック 作者 : 許 成準 オススメ度 役立ち度 ★★★★☆ おもしろさ ★★★☆☆ 実践しやすさ ★★★★☆ 総合オススメ度 ★★★★☆ 小さな習慣による小さな違いの蓄積が、大きな違いに繋がる。 要約 成果を上げてきた人たちが持っていた88の習慣を紹介する。一部を抜粋。 自分の遺り寿命を確認する パトリック・コリンソン オンライン決済システムを開発したコリンソンは、人生の残り時間を常にカウントダウン表示している。「人生は限られているならテレビなど見るでしょうか」と問う。 ランチを減らす ウォルト・ディズニー ディズニーは「昼食を腹いっぱい食べると、頭の働きが悪くなる」と言い、昼食はごく軽く済ませ、適時ナッツなどの間食を取っていた。 あらかじめ選択肢を決めておく リチャード・ファインマン 量子力学での貢献でノーベル物
タイトル : 人生が変わるアウトプットの技術: ~人間関係・収入・変化・自己受容~全てを叶える新時代のアウトプット術とは?~ 作者 : 高橋久美子 オススメ度 実用性 ★★★★☆ 分かりやすさ ★★★★☆ 具体性 ★★★★★ 総合オススメ度 ★★★★☆ Kindle出版のススメ! 要約 電子書籍の出版というアウトプットで人生が変わる、と説く本。 アウトプットに最適な時代 品質では差別化できなくなり、「人が重視される時代」となった。「人」「ストーリー」をアウトプットすることがビジネスの基盤となる。 アウトプットの手段として電子書籍が優れている。市場全体として成長期であり、参入も容易。 電子出版のメリット 電子出版であれば誰でも本が出せる。また初期費用もほとんどかからない。 やり方によってはカテゴリベストワンを狙うことができ、自分のブランディングに役立つ。 本を書
「史上最強の哲学入門」の第2弾です。西洋の哲学史を解説した第1弾に続き、東洋哲学についての入門書です。 西洋哲学とは性質の違う東洋哲学を、別のアプローチで説明しようとしています。入門書ではあるけれど飲茶さんの他の本を先に読んでおいた方が理解しやすいでしょう。 本書もやっぱり「刃牙」が参考文献筆頭でしたね。 タイトル 史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち 作者 飲茶 あらすじ・概要 東洋哲学とは 西洋哲学は真理というゴールを目指し階段状に進歩してきた。 一方で東洋哲学は「ゴールした」状態から始まる。ゴールに達した人から人々に広まっていく段階で解釈が分かれピラミッド状に広がっていく。 また東洋哲学は言葉で理解させることを諦めていて、本を読んだり話を聞くだけでゴールにたどり着けるとは考えていない。 インド哲学 悟りの真理 ヤージュニャヴァルキヤ 紀元前600年頃のインドの哲学者。 当時インドでは「
マインドフルネスで「今ここ」に集中することで 心の不安を消しましょう! というお話です。 後半はマインドフルネスというより 自己啓発的な匂いが強くなってきますが 参考になる部分がたくさんありました。 【タイトル】 心のざわざわ・イライラを消すがんばりすぎない休み方 すき間時間で始めるマインドフルネス 【作者】 荻野淳也 【あらすじ・概要】 嫌なことがあっても、自分の心を客観的に自覚できれば 衝動的な反動を抑えて、選択的な反応ができることで ストレスから解放される、とする。 マインドフルネスの取り組み方 1. 誰でもできる 雑念が湧いても、自分の呼吸に意識を集中すればいい。 2. ジャッジしない 「できた」「できない」を判断せず ただ今の状態をあるがままに受け入れる。 3. すぐに効果が出るとは限らない 1日2日で効果は出ない。 普通3週間くらい、長い人で半年ほどで変化に気づく。 4. 一呼
角川書店を退職し幻冬舎を立ち上げた著者が ビジネスでの心構えを説いた本です。 著者が「755」というSNSに書いた言葉を ベースに作ったとのことです。 熱いです。 【タイトル】 たった一人の熱狂 仕事と人生に効く51の言葉 【作者】 見城徹 【あらすじ・概要】 主にビジネスでの心構えについて記した 51の言葉を解説している。 なぜ仕事に熱狂するのか 見城氏にとっては「本の仕事」以外に逃げ道がなかった。 転職と出会いたいなら自分の内なる声に耳を澄ますべき。 一休みなんかするな ひとつの仕事が終わったからといって休憩はしない。 プロジェクトの終わり間際には、同時並行で 新しいプロモーションを仕込んでいる。 人生に空白を作らず、あがくうちに熱狂できる仕事に出会える。 売れない本に価値はない 「売れなかったけれど良い本」だという言い訳はしない。 売れる本はマジョリティーの欲求を汲み取っていて 間違
「古代ギリシアを中心とした哲学者たちが 美少女キャラ化して学園生活を送る」という内容です。 前半は著名な哲学者の思想を紹介する 「マンガで分かる!哲学入門」のノリだったのですが 後半で近代・現代の思想とぶつかる中で 「人間とは何か」を問う物語になっていきます。 【タイトル】 てつがくフレンズ 女の子の姿になった哲学者たちの哲学教室 【作者】 原作:飲茶 作画:MAKO 【あらすじ・概要】 プラトンちゃんとソクラテスちゃんが中心となる。 前半では 「万物は回転」としたアナクサゴラス先生や 「万物は水」としたタレスちゃん、 「万物は空気」としたアナクシメネスちゃん 「万物は火」だとするヘラクレイトスちゃん たちの思想を紹介する。 また学園にはびこるソフィスト集団、 ゴルギアスちゃん、プロタゴラスちゃん たちが説く 「この世に絶対的なものはない」とする相対主義と ソクラテスちゃんは戦っていく。
25の「気配りのツボ」を抑えることで相手に喜ばれ、 自分自身も変わっていくという本です。 ごく簡単なことだけなので、すぐに実践できそうです。 【タイトル】 気くばりのツボ 【作者】 山崎拓巳 【あらすじ・概要】 気配り上手な人の行動パターンから学んだ 25の気配りのツボを紹介。 雰囲気をよくする「それ、いいじゃん!」 相手の小さな変化に気づき口にする。 自分に興味を持ってくれる人に好感を持つ。 好意をを集める「すっごいうれしい!」 相手の好意には思いっきり喜びを示す。 喜ぶ人には素敵なものが集まる。 相談に乗る「おうむ返し」 相談を受けたら会話の主導権を相手に渡す。 相談する人は答えを知っている。 すぐ和解する「きみも正しい」 意見が分かれたら、双方を認めドローに持ち込むか あっさり相手を認めてから始めるか 冷静になった方がいいと感じた時は話題を変える。 会話は勝つことが目的ではない。 印
自分を客観的な視点からみる「メタ思考」で 成長のための気づきを得て、思い込みの癖から脱し、 発想力を高めよう、という話です。 自己の客観化や、「抽象化」と「具体化」の トレーニングが中心になっています。 【タイトル】 メタ思考トレーニング発想力が飛躍的にアップする34問 【作者】 細谷功 【あらすじ・概要】 1. 自分勝手さを思い知る 自分をみる視点と他人を見る視点は異なる 例えば「他人のことを一般化しても自分は特殊だと思う」など。 「最近の若者は不甲斐ない」などは自己認識が出来ていない最たるもの。 2. why型思考 What型思考(How, whoなども含む) は戦術レベルで、 目的から考える Why型思考は戦略レベル。 例えば「ドローンについて調べて欲しい」という要求を受け、 「どのような情報ソースを使うか」などと考えるのはWhat型思考。 「何故ドローンの情報が欲しいのか」から始ま
話を盛り上げるための方法をかなり具体的に説明しています。 「相手の話したいことを話してもらい、相手の感情にフォーカスする。 そのために自分を少しだけ開示する」というあたりがキモです。 【タイトル】 誰とでも15分以上 会話がとぎれない!話し方66のルール 【作者】 野口敏 【あらすじ・概要】 会話を続け盛り上げるための方法を66個紹介している。 各章ごとに印象に残った項目を挙げる。 第1章:会話を続けるための「聞き方」 ・人は自分の話がしたい 人は誰でも「気持ちを分かってほしい」と思っている。 まずは相手の気持ちを受け止める。 ・「聞く」ことは「反応」すること 相手の気持ちに合わせ、頷き方にも変化をつけよう。 ・いきなり質問しない 「出来事のあらまし」ではなく 「そのときの気持ち」を話したい相手には 先を急がず、感情を込めて、とにかく反応する。 ・気持ちを汲み取る練習をする 喜怒哀楽を表す
大阪弁のインドの神様「ガネーシャ」が 変わりたいと願う「僕」を導いていく話です。 読み進めるうちにガネーシャの世界にどっぷりハマりました。 【タイトル】 夢をかなえるゾウ 【作者】 水野敬也 【あらすじ・概要】 華やかなパーティーに参加し、今の自分に何もないことを嘆く「僕」の元に ゾウの顔を持つインドの神様「ガネーシャ」が現れ、 ガネーシャ式の変わり方を伝えていく。 ガネーシャの教え ・靴をみがく いつも自分を支えてくれる靴を大事にしよう。 ・コンビニで募金する 偉大な人間は、マジで世界をよくしたいと考えている。 ・食事を腹八分におさえる 些細なことでも、自分をコントロールできることを楽しむ。 ・人が欲しがっているものを先取りする 相手が求めているものに、相手より早く気付く。 ・会った人を笑わせる 「いい空気」を作るために、笑わせる。 ・トイレ掃除をする 人が嫌がることは人に喜ばれること。
「少年・少女たちが自由を求める闘いを、コミカルに描いた作品」です。 この作品を読んで「大人も辛いのだよ。。」と、視点が大人側になってしまう自分に寂しさを感じます。 【作者】 宗田理 【あらすじ・概要】 1985年頃の中学生たちが主人公。 夏休み前の終業式の日、1年2組の男子生徒ほぼ全員が 廃工場を「解放区」として立てこもる。 ミニFM放送を使って決起宣言で大人たちに宣戦布告する。 女子生徒たちと、体調不良で残った男子生徒は 解放区の外側から支援していく。 大人たちは、怒り慌てて生徒たちを引きずり出そうとするが 体面を気にして強行突破はできず、懐柔も通じない。 「解放区」の内側には、戦争で生き残ったホームレスの老人がいて マンホールを使った外界との抜け道を教える。 同じ時期、誘拐されてしまった少年を女子生徒たちの力を借りて助け出し、 誘拐犯も解放区に招き入れる。 生徒たちは結束を強め、切り崩
あまり特別なことが起こらない日常を描きながら、生きる辛さや切なさ、そしてささやかな幸せを浮かび上がらせています。 不思議と救われたような気持になる作品でした。 【作者】 奥田徹 【あらすじ・概要】 33の短編集。以下は特に好きな5編です。 ・ウイスキーと赤ん坊 息子が生まれてから頻繁に家に来る義父とそれを迎える嫁。 いつも何か手土産を持ってくるのが心苦しく「気遣いは要りませんよ」と伝えると、それ以降は姿を見せなくなった。 義母に聞くと、義父の父も同じようなことをしていたことを思い出し、嫁に申し訳なく思っているようだ。 酒を止めていた義父が、赤ん坊の横で幸せそうにウイスキーを飲んでいたことを思い出した嫁は、自分から義父の元に赤ん坊を連れていくことにする。 ・僕がもらった原付バイク 東京に出るとき父に買ってもらった原付バイク。父からのプレゼントが嬉しかった。東京に住む間は原付でどこへでも出かけ
大人向けの童話です。 夢の中で子供の頃を追体験するように、あの頃の「公園」を思い出す作品でした。 【作者】 高山環 【あらすじ・概要】 母親と公園にきていた5歳のぼくは、見知らぬ少年に導かれ、いつもとは違う公園に辿り着く。 少年はぼくに「公園は誰でも入れるし、好きな時に誰でも出ていける。誰も決してそこにはとどまれない。公園はいつか出ていく場所だ」と告げる。 公園の中にあるトンネルに入った少年をぼくも追う。暗闇の中で恐怖するぼくに少年は「暗闇には何もいない。暗闇に何かを作り出すのは君自身だ。想像する力は大事だけど、時に想像力は要らないものも作り出してしまう」といい「背筋を伸ばして、一歩ずつ進む、勇気が必要だ」とほほ笑む。 少年はトンネルを抜けた先にあるライオン像の口から、オレンジ色に光るクルミを鳥だしぼくに渡した。 小学校に入ったぼくは、その小さな世界にある暴力や嘘に驚くが、クルミの光をみて
本と対話するような「能動的な読書」の方法を指南する本です。 主体的に読むことで「地頭力」もつくのでしょうか。 【作者】 西岡壱誠 【あらすじ・概要】 能動的な読書をすることで、以下の力が身に着くとする。 ① 文章を正しく理解する「読解力」 ② 論理の流れをクリアに把握できる「論理的思考力」 ③ 他人にも説明しやすいよう噛み砕く「要約力」 ④ 多角的なものの見方を持つための「客観的思考力」 ⑤ 知識を他に活かせる「応用力」 読む前の準備 読む前の段階の準備で読書から得られるものが格段に増える。 ・装丁読み 本の表紙、帯、著者プロフィールなどから得られる情報を付箋に書き出す。 できるだけ多くの情報を引き出し、本の見返しに付箋を貼る。 ・仮説づくり 「自分がその本を読む目的」、「その目的をその本でどう実現するのか」、「自分の現状と目的までの道筋」を付箋に書き出し、見返しに貼る。実際に読んでみて違
著者が選んだ135個の名言集です。名言は英語で引用されているので 、英語の勉強にもなりますね。 【作者】 東郷星人 【あらすじ・概要】 ビジネスや人生についての135の名言を英語で表現している。 印象に残ったものをあげていく。 Indecision is often worse than wrong action/ ヘンリー・フォード 初動者優位の原則 You cannot control winds, but you can adjust the sails. ことわざ 流れに乗ることの大事さ Eighty percent of sucess is showing up. ウディ・アレン 顔見せの重要性 Big shots are only little shots who keep shooting. クリストファー・モーレイ 弾を撃ち続けること Organizations d
NSA(アメリカ国家安全保障局)での個人情報収集の手口を告発したスノーデン氏の行動に疑問を投げかける内容でした。 【作者】 エドワード・ルーカス 【あらすじ・概要】 主張はごくシンプルで下記の2点に集約される。 ・そもそもNSAなどの機関は、国家の安全保障のために諜報活動を行なっている。スノーデン氏の告発には諜報手法の是非を問う意味は有ったが、国民の国家への信頼の毀損、同盟国との関係悪化、機密情報流出の可能性などを考えると、デメリットがはるかに上回る。 ・スノーデン氏の行為は、結果的にロシアなどの敵対国を利する結果となった。スノーデン氏の告発前後の行動からみて、ロシアなどが彼の背後にあったのではないかと推察される。 【感想・考察】 スノーデン氏の告発は、アメリカの公安組織にとっては大きな損失だったと言えるだろう。ただ世界的な視点で見ると、その問題提起には意味があったのだと思われる。 Mic
日本の「強み弱み」を分析し、近年の技術革新を視野にいれた「日本再興」のグランドデザインを提案すると謳う本です。内容的に浅い感じが否めませんが、アイデアとして面白い部分もありました。 【作者】 落合陽一 【あらすじ・概要】 ざっくり拾うと以下のような内容。 ・「欧米」というけど欧州と米国は違うし、それは幻想だ。 ・「西洋的」な分かりやすさと「東洋的」な思想は違う。 ・日本は八百万の神を奉じる多神教だから中央集権に向かない。 ・江戸時代には士農工商制度もあったし、カースト的な身分制は日本に会う。 ・士農工商のうち、ゼロサムで価値を生まない「商」が最下位なのは納得。 ・「百姓」は百の仕事をするという意味で、仕事に多重性があった。 ・自動翻訳が進化すると英語力より論理的な話をする能力が需要になる。 ・自動運転の進歩で移動時間の捉えられ方が変わる。路線価なども変化する。 ・レイテンシの少ない5G 通
ゲーム理論の基本がとても分かりやすく説明されています。複雑な数式などもなく、シンプルでわかりやすい。入門書として最適だと思います。 【作者】 川西諭 【あらすじ・概要】 「2つ以上の主体の意思決定・行動を分析する理論」であるゲーム理論について、ごく初歩的な内容から説明する本。 ・ゲーム理論の目的 ①ゲームの構造を把握する ②起こりうる未来を予測する ③適切な解決策を見つける ・囚人のジレンマ ゲーム理論の基本的な構造。利害関係のある二者の動きを予測し、最適な解決を考える。最終的に落ち着く最適解のポイントが「ナッシュ均衡」となる。それぞれの囚人視点からみた最適解が全体での最適解になっていないのが「ジレンマ」と呼ばれる所以。 ・コーディネーション ゲーム VHSとベータのシェア争いのように「周囲と同じである」ことのメリットが大きく、それ自体にはほとんど差異がなくても初期条件によって圧倒的な差が
ソフトバンクで孫社長の補佐をしていた著者が「数値化」の力を語ります。 実用的な話が満載で、間違いなく有益な本です! 【作者】 三木雄信 【あらすじ・概要】 「問題を数値化することで解決する技術」を簡潔に伝える。 数値化の効用 ・具体的なアクションが見える 大目標を具体的な数値に落とすことで具体的アクションが見えてくる。 例として「痩せる」という目標を「3ヶ月で6kg痩せる」→「1週間ごとに500g痩せる」→「1日 520kcal減らす」→「夕食の主食を抜き、2日に一度5km走る」など、具体的な行動に落とし込むことができる。 ・数値化で手をつけるべき問題が見える 漠然と努力することで問題を解決するのではなく、問題を適切に分割し数値化することで手をつけるべきポイントが分かる。大体は2・8の法則に沿っていて、上位の問題を片付ければ大部分がうまくいく。 例として「Yahoo BB」のADSLキャン
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