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ドラクエ3
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皆さんは“セル(画)”を実際に見た事があるでしょうか? 私のような古いアニメファンは、“セル”と聞けば大概は見た事があり、どんな物かは分かっています。初期のアニメブーム時にはとんでもない値段がついたものもありました。 (アニメブーム以前は単なる産業廃棄物でした) ただしセルの語源になった本物の“セルロイド”製の物を見た事がある人はほとんどいないと思われます。アニメブーム以降に普及している物は実際には“アセテートフィルム”になっていて、そもそもセルロイド製の物が日本に存在したのか私は知りません。セルロイドはかなり厄介な樹脂で、劣化しやすかったり一定の温度以上になると発火したりします。この事からセルロイド製の初期の映画フィルムは、相当の数が劣化したり保管庫の火事などで焼失していると思われます。 話が逸れました。 最近若い方の指導をしていると“セル(レイヤー)の重なりのイメージが弱い・出来ていな
管理人が印象に残っているのが“機動戦士ガンダムⅢめぐりあい宇宙”でのキャラクターのアップ。特に女性キャラクターが印象的だが、アップでしゃべっているだけのカットでも目パチが入ることでキャラクターが生き生きとしてくる。 “開き目→閉じ目→中目→開き目”のパターンと“開き目→中目→閉じ目→中目→開き目”のパターンが確認できたが、閉じるときに中目をはさまない前者のパターンが個人的に良い感じ。 口パクも基本は閉じ口・中口・開き口の3枚で構成され、動画では中口を描く。 ※動いているキャラクターに喋らせる“中セリフ”というものもあるが別項にて説明する。 上の歯が見える場合、歯の位置は固定すること。目パチとは逆でこちらは実際の人間の動きと合致する。理屈としては上の歯は頭蓋骨に固定されている為と言う事であるが、セリフの間中、歯が動くのが見苦しいというのがホントのところ。やっぱり見た目重視である。 ただし例外
・動画用紙の右肩辺りに記入 ・原画ナンバーは丸で、アタリなどからおこした動画ナンバーは三角で数字を囲む。 ・それぞれ、セルの最後のナンバーには数字とともに“END”マークを記入。 そのセルまたはカット自体が1枚のみの場合は“止メ”と記入する場合もある。 ・若い数字を下に、数字が大きくなるほど上に重ねていく。 ・セル分け(Aセル、Bセル…等)がある場合も、下からアルファベット順に重ねる。 ※右の画像ではAセルが合成動画になっている所に注意 例えばキャラクターのアップのカットで目パチ・口パクがある場合、目口の無いキャラクター絵をAセル、目パチをBセル、口パクをCセルとすると、下から順に A-①(キャラクター)→B-①(開き目)→B-②(閉じ目)→B-3(中目)→C-①(閉じ口)→C-2(中口)→C-③(閉じ口) となる。 ※意外に無頓着な人が多いのだが、提出の際は管理の意味合いだけでなく、レイ
作品や演出によって表現が変わることはあるが、一般的なセル式アニメーションの表現としては整ったなめらかな線で描画することが基本となる。アニメーター(動画マン)としての必須の基本能力として、原画のラフな線を整った線でトレスする事(クリンナップ)が出来なければならない。線の美しさだけでなくキャラクター設定に照らして間違いがないか、必要に応じて原画の不備もフォローする。 トレスの良し悪しがキャラクター等の見映えに影響するだけでなく、中割にも影響※するので一番最初に習得すべき技術。 ※線の粗さや形の不正確さが中割で修正されることはまず無く、むしろ劣化していく危険性が高い。 原画・作監修正をよく見て(必要に応じてキャラクター設定表、絵コンテ等を見て)、これから何を描くのかカット内容・状況等を理解したうえで作業を始める。 口パクや目パチ、なびいた髪 等々,セル分けがある場合はこの段階でセルごとに別紙にト
キャラクターアニメーションの基本その3。技術的には“歩き”を応用できる部分が多い。ただ、“歩き”よりも単なる中割で済まない部分も多い。 ※このセクションの前提として原画は下の様なポーズとしている。もちろん違うポーズが原画の場合もあるが、管理人の経験上、おおよそ8割以上がこのポーズを走りの原画としている。 数年前、ホンダの人型ロボット“ASIMO”が(人に近い)走りが可能になったと言うニュースがあった。それまで人に近い“歩き”は可能だったわけで、何をもって“走り”と“歩き”を区別しているかお分かりだろうか。それは両足とも地面から離れている瞬間が有るか無いかの違いだ。これはいろいろな分野でも目安となっているようだ。 ところがアニメでよくある走りの表現として、“中2枚”の走りでは空中ポーズを入れない(入れられない)事が多く、それが慣例となっている。3コマ撮りではそのタイミングが気持ちよく見えるか
◆2019/8/6 “魔女っ子”を描こう!-初歩のアニメ作画(動画)体験セット-の販売を“BASE”に移行しました。 ◆2019/3/28 “魔女っ子”を描こう!-初歩のアニメ作画(動画)体験セット-の販売を“ココナラハンドメイド”で再開しました。 ◆2018/6/2 “魔女っ子”を描こう!-初歩のアニメ作画(動画)体験セット-(デジタルお試し版含む)の“BOOTH”での販売を休止しました。再開は未定です。 ◆2017/7/29 プロフィール:参加作品項目を追記しました。 ◆2017/1/11 3周年記念 思い付き作例ページにトップアニメギャラリー掲載 ◆2017/1/4 トップページアニメ更新 ◆2016/7/18 “魔女っ子”を描こう!-初歩のアニメ作画(動画)体験セット-デジタルお試し版のサポートページを公開しました。 プロフィール:参加作品項目を追加しました。 ◆2016/6/7
「最近の動画は信用できないんですよ…」 絵を飯のタネにするようになってずいぶん経った。アニメーターの時に身に着けた技術・経験がその後の仕事でもいろいろと支えになってくれた。 元々がアニメーターと言う事もあって、今の職場でもアニメがらみの仕事では時折、仕切り的な役割を担わされることがある。 ムービーやら絵素材やらでアニメーションの作成をする事も多いのだが、最近ではスケジュールや物量の関係でアニメ関連の会社への業務委託も多くなっている。 正直な所、本来自分がやるべき仕事を外部に任せるのは複雑な思いがある。しかし色々な事情でそうせざるを得ない(と、ボス達は思っているようだ)。 …。 絵描きとしての立場はともかく、「まあ、現役のアニメ屋さんに任せるんだからいいものが出来るだろうし、スケジュールも楽になるだろう」と思っていた、のだが…。 やばい…。結構やばい。演出や撮影はともかく、作画~彩色のパート
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