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アメリカ大統領選
micchiee.hatenablog.com
私は、ド田舎村出身なので、高校の時から家を出ている。 その後、下宿、寮、長屋、一軒家、アパート、 マンション、ホームステイ、シェアハウス と今までに13回も引越をしてきた。 その中で最も辛かったのが 大学に入ってから住んだところだ。 一浪したのに八流大学しか入れなかった私は、 これ以上親の心証を悪くしたくなかったし、 負担もかけたくなかったので、 最も安い物件に飛びついた。 それは古ぼけた二軒長屋で、 前に大家さんの家があった。 田舎から出てきたばかりの私。 いろいろ不安がある中で大家さんを紹介された。 「あ、あどうも」 垢ぬけず、オドオドしている私に 大家さんはニコリもせずに 「汚さないように」 とだけ言った。本当に不愛想だった。 ニコニコ営業スマイルの不動産屋と全く対照的で、 顔の筋肉ひとつ動かさない、 その鉄仮面みたいな様子に、 震えあがってしまった。 この恐れは正しかった。 大家さ
「Super bad」という映画を見た。 高校生がパーティーのためにフェイクID を使って お酒を手に入れるというコメディーだ。 アメリカでは、22歳以上でないとお酒が買えない (州による) 21歳以下にお酒を売ってしまうと、罰を受けるので、 売る側は、IDの提示を求めるのだ。 私がアメリカに来て、驚いたことのひとつに この「21歳以下は禁酒」の厳しさがある。 お酒を買うにもバーで飲むにも、 若く見える人には、(ここ大事) 必ず、IDの提示を求めるのだ。 この私でさえ、アメリカに来たばかりの頃は、 「すみません、ID見せて」 と言われたものだ! 「えー♡ 私、もうオバサンなんですよー♡」 「もしかして、21歳以下に見えちゃったの~♡えへ♡」 なんて、喜んだもんだ! 最近じゃ、そんなこと、とんと無くなったけどね (現在の私;今じゃ、シニア料金、紹介されているわ!) それは、ともかく・・・ 日
「Super bad」という映画を見た。 高校生がパーティーのためにフェイクID を使って、 お酒を手に入れるというコメディーだ。 アメリカでは、22歳以上でないとお酒が買えない (州による) 21歳以下にお酒を売ってしまうと罰を受けるので、 売る側は、IDの提示を求めるのだ。 こういうアメリカの高校生モノを見るたびに 自分が送った牧歌的な高校生活との違いに驚く。 映画で見られるアメリカのティーンエイジャーの生活って リアルなのだろうか? ホラー映画と同じくらいフィクションの世界じゃないの? 私は、ウン十年前、田舎の高校生で、伯母の家に下宿していた。 そこから、毎日自転車で、高校まで通っていた。 スカート丈は、膝下くらいだった。 制服のミニスカートが流行るのは、ずっと後のことだ。 本当にこのミニスカ時代に生まれていなくてよかった。 丸太のような太ももを晒すなんて、 「公然侮辱罪」で捕まって
ある日の午後、 私と夫は、用事があり家を出た。 その頃住んでいた家は、大通りの反対側に面しており、 私たちはいつも舗装されていない小道を使っていた。 連日続いた雨のせいで、小道のいたるところに水たまりができていた。 空は曇っていて、水たまりにぽつぽと雨のしずくが落ちているのが見えた。 いつもと同じ光景・・・ では、なかった! 向かいの家の塀に誰かがいる。 こちらからは、丸見えだが、どうやら隠れているようだ。 よく見ると・・・ それは、女性警官だった。 女性警官が私たちに気が付くと、 「今、この小道は封鎖されている。使うことはできない」 という。 「そうか、これから、この穴ぼこだらけの小道をなおすのだな」 「こんな穴だらけ、水たまりだらけじゃ、車が通れないもんな」 と私は考えていた。 夫は、 「自分たちは予約があるから、出かけなくてはならない」 と女性警察官に説明しだした。 その時、 今度は
イヤー、暑い夏がやってきましたね。 街を歩くと、人々の露出された手足が眩しいです。 そして、私は・・・ この季節が大きらいだー! それまで、厚いコートの下で大事に大事に隠してきた 肉の断層を 白日の下に晒さなければならないなんて! 特に今年は、悲惨!(って毎年、言っているが) 夫が私の隣を歩きません。 遠く、遠ーくで、他人のふりしています。 でもそれも仕方ない。 私もショウウィンドウに映る自分の姿を見て、絶叫してしまうもの。 腹も尻も、どれだけねかしておいたんだ! っていうくらいの膨らみよう。 膨らみに膨らんで、もう、爆発寸前! お願い、誰か、爆発処理班呼んで! お願い!早く、撤去して! 「鏡よ、鏡よ、鏡さん。この世で一番、暑苦しい女は、だあれ?」 「それは・・・お前じゃー!」 あ~ん、ごめんなさい。 体も顔もまんまるで、それにやたら短い手足がついている。 その姿は、まるで・・・ 雪だるま
髪がすごいことになっている。 私の髪は・・・ 量が多く、 硬く、 癖がものすごい。 そして、最近では、白髪が大発生! 落ち武者を通りこして、山姥の領域に達している。 子供の頃から、自分の髪が嫌いだった。 小学校の頃は、恐怖の「お母さん床屋」 「あれー、右の方が長いなぁ。」 「今度が左の方が長くなっちゃったぁ。」 と言いながら、絶望の「ワカメちゃんカット」にされるのだ。 うなじは、カミソリで、剃る。 もう、じょりじょり・・・ 「ホモ田ホモ男」のあごのような、うなじをした女の子。 う~寒気がする! 中学校の頃は、 「男子は坊主、女子は肩まで」 という校則だった。 いったい、戦後何年たっていると思っているんだよ! 私は、上記のような髪質なので、 そのころ、一般的だった「段カット」にすると もう、広がる、広がる。 まるで、ボンバーマンのよう。 感じやすいお年頃なのに、 「顔でか」 「ヘルメット」
アメリカ人の離婚率は、50%だという。 アメリカ人の結婚式の呼ばれると、 新郎、新婦の父母が8人いることも珍しくない。 これは、新婦の父母、義父母、新郎の父母、義父母がいるということだ。 仲のいい老夫婦がいて、 「何年たっても、仲のいい夫婦って、いいなぁ」 と思っていると、再婚同志の新婚夫婦だったりする。 アメリカは、本当に自由恋愛の国だ。 日本では、浮気などした有責側から、 離婚をできないようになっているが、 アメリカでは、有責だろうが、 相手が離婚を決意したらするしかない。 その代わり、日本のように紙を一枚出したら、 離婚が成立するような簡単ものではなく、 離婚を申請してから、成立するまで数カ月かかる。 「親権」「教育費」「財産分与」など、 ものすごい細かいリストがあって、 同意する必要があるからだ。 日本にいた頃は、 アメリカといえば「フリーセックス!」 アメリカ人は、日本人より性に
昔、中国にいた頃、よくタクシーを利用した。 運転手さんに私が日本人だとわかると、 必ずこういう会話が起こった。 「お前、日本人か?」 「そうだよ」 「学生か?」 「そうだよ」 「それじゃぁ、学費はいくらだ?」 (いきなりー!) 「〇元くらいかな…」 「そりゃ、高い!」 「じゃあ、寮の家賃は?」 「お前のオヤジの収入は?」 「お前の実家の家賃は?」 永遠にお金の質問が続くのだ! (お前に関係ねぇー!) なんで、こんなプライバシー中のプライバシーの質問をされなくては、 ならないのだ。 「そういう質問は、失礼だから、やめてくれ!」 と言って、やっと、この質問地獄から解放されるが、 運転手さんには、なんで私が怒っているか、わからない。 アメリカに来てからも、中国系の人から、 やはりコレ系の質問をされる。 「家は借家か?持ち家か?」 「仕事はしていないのか?なぜだ?」 「旦那の給料でやっていけるのか
アメリカで生活することになって、 一番ショックだったのは、なんといっても 「医療費の高さ」だ! とくに、歯医者! 私は、若い頃の自堕落がたたって、歯がものすごく悪い。 日本にいた頃も 自分の歯が悪い自覚はあったが、 それほど、コンプレックスをもっていなかった。 私ぐらい歯の悪い人は、五万といるから。 現に私とは正反対で、几帳面な性格をしていた 母と姉も非常に歯が悪かった。 歯医者も「お得意さま」と大事に扱ってくれるので、敷居が低かった。 余裕、余裕 しかしー、 アメリカに来て、周りに私ほど歯の悪い人が存在しないことに気が付いた。 みんな、ハリウッドスター並みの「美歯」(こういう言葉あるのか?) 義父は、歯の矯正医で、一度、 「歯をみせてごらん?」 と言われたことがある。 「イヤー!それだけはイヤ!」 「まだパンツの中身を見せるほうがマシー!」 と思った。(言ってはいない、ここ大事!) パン
私の夫は、いわゆる「片づけられない男」というやつである。 (現在の私…もうすぐ元夫になる…しつこいようだが) 「ゴミを(目の前にある)ゴミ箱に捨てる」 ということすら、できない。 (現在の私…結局20年間できなかった。) 殺してもいいですか? そんな夫の独身時代の話である。 夫は、その当時も皿洗いなどやったことなどなく、 汚れものは、そのままシンクに置きっぱなしにしていた。 幸か、不幸か、そのシンクはとても深くて、 たくさんの使用済みの食器とゴミが積み重ねられたそうだ。 や、やめて・・・ そうこうしているうちに、当然カビがわいてくる。 そりぁもう、いろいろな色のカビが生えたという。 華やかな色合いで、それはもうお花畑のよう。 しかし、そのうち、カビ内での勢力争いが始まる。 強いカビは、弱いカビを食い荒らしていく。 阿鼻叫喚の地獄絵図。 華やかな色は、消えていき、 緑、青、黒、とどす暗い色に
私の夫は(現在の私から…もうすぐ「元」になりますが) 犬や猫を見ても、 特に「可愛い♡」と感じないらしい。 そんな彼が、ペットショップで一目惚れして、 衝動買いしてしまった動物がある。 それが「ヘビ」である。 それは「ラットスネーク」というもので、2mもあったという。 そのヘビは、名前の通り、ラット、つまりネズミを食べる。 しかも生きたまま! 彼は、当時、学生で 大家さんが住んでいる、古い一軒家の間借りしていた。 他にも数人の学生が住んでいたそうだ。 ある日、彼は、ヘビの檻を掃除していた。 その間、ヘビは適当に部屋の中を這っていたが、 そのうちに、壁をつたわり、天井まで登っていってしまった。 古い家だったので、天井には、裂け目があった。 ヘビは、その中にスルスルと入っていってしまい、 そのまま、出てこなくなってしまった。 でも、彼は、 「ラットスネークは『可愛い♡』し、毒もない」 「お腹が
世の中には、赤ちゃんをみて 「かわいい♡」 となる人はたくさんいる。 犬や猫、小動物でも同じだ。 人々は、「かわいい」ものを見て、 胸が「キューン♡」となり、心が癒される。 かわいい・・・か? 夫は、(現在の私から…もうすぐ「元」になるが) かわいいものを見ても、 あまり心が動かされないようだ。 「あ、猫いるね、だから?」 という反応なのだ。 こいつは、冷血漢なのか? そんな夫が、あるものを見ると「胸キューン♡」となる。 それを見るたびに 「ねぇ、見てみて。かわいい♡」 と言ってくる。 そのあるものとは・・・なんと・・・カラスだ。 えっ、これカラス? 夫の携帯の画面は、カラスの絵だし、 「カラス」という日本語は早々に覚えて、 両親がアメリカに来た時など、 道端にたむろするカラスを見かけるたびに、いちいち指して、 「カラス、カラス」と 教えてくるのだ。 両親は、そのたびに 「あぁ、そうだね、
「その日は、どのようにやってくるのだろうか?」 女の子だったら、誰でも 運命の王子様と結ばれる日を、夢見ていると思う。 デブスの私だって、そうだった。 結婚した女性たちが言う 「初めて会ったときに『この人だ!』ってわかったの!」 とか 「赤い糸って、本当にあるのよね。」 (目、ウルウル) というのを聞いて、 自分にもそんなことがいつか起きることを想像しては、興奮していた。 小学校のころ、「エンジェル様」という遊びが流行った。 これは、「コックリさん」と全く同じものなのだが、 そこは子供、 「きつね」なら呪われるが「エンジェル」なら安全だという理屈で、 毎日やっていた。 いつも「エンジェル様」をやるメンバーに、 小柄でお雛様のような「夕子さん」という子がいた。 その子は、色白で、すべてが小作りで、いつも長い髪をおさげにしていた。 色黒で、大作りで、お母さんによって、いつも「ワカメちゃんカット
アメリカに来たばかりの頃、小さい語学学校に通っていた。 ある日、「恥ずかしい話」を披露し合おう、ということになった。 実は、私には、思い出すと叫ばずにはいられない「恥ずかしい話」がある。 私の実家は、自営業をしていて、繁忙期には、住み込みで、アルバイトの大学生を雇っていた。 その年は、3人の19歳!の男の子たちが我が家で働いてくれた。 我が家も20、18,16歳の年頃の姉妹で、(私は3番目) 自営業を手伝っていた。 繁忙期なので、休みなどなく、毎日朝2時から起きるような激務の中、 若い私たちは、だんだん仲良くなっていった。 ある日、一日だけ、休みをとることができた。 そこで、みんなで、近くの観光地に遊びに行った。 三人の中の一人の男の子が、妙に私の写真を撮りたがった。 どうやら、私に気があるらしい・・・? そういう経験が皆無の私は、テンションがあがってしまい、 思いっきりぶりっ子をし始めた
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