サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
大谷翔平
muraji-zare.blog.ss-blog.jp
終戦間際に本土決戦時に備えるための国民根こそぎ動員な国民義勇戦闘隊について、軍事的や制度的方面から解説してる本です。 終戦間近の強制動員問題は、どうしても敗北寸前の日本が沢山やらかした政治思想問題や戦争犯罪に関わってくるので、ややこしいですが、プロローグで 「そっち方面に興味がある奴は、こんな本読まずに別の本読め」(意訳) と書いてるとおりのスタンスです。 しかし、下手に戦争犯罪とか思想とか絡めるより、法令とか編成とかを並べてる方が、当時の狂気が伝わってる気がします。 あと私は「国民義勇隊」と「国民義勇戦闘隊」の違いを、この本で初めて知ったぐらいのレベルの知識でしたが十分楽しめました。 (「国民義勇隊」が職域や地域で全員参加な準軍事団体で、「国民義勇戦闘隊」は「国民義勇隊」を戦闘部隊の体裁を整えるために多少の再編成等を行った民兵部隊、という感じです。乱暴に言うと) あと読んでて、幾つか思っ
日本の「武士」がどのような戦士であったかの解説本としては、最高レベルの本です。 実は説明が難しい「武士とはなんであったか?」の回答にもなってる本ですし。 本の題名はちょっと誤りがあって、戦国時代の武士ではなく、平安末期の武士の発祥から幕末の終焉までの戦い方や武器等の解説を行っています。 各章の題名からも、武士についてのアプローチが他の解説書とかなり違うのがおわかりいただけるかと。 【第一章】騎馬武者 【第二章】散兵 【第三章】槍兵 【第四章】武将 【第五章】火器 【第六章】大砲 著者は名前のとおり外国人ですが、京都大でも学び、特に南北朝を専門とする学者でもありますので、鎌倉時代や室町時代の軍事組織とかの記述も非常に詳しいです。 元々、英語で出た本を著者本人が日本語訳してるので、外国の日本研究書にありがちな変な訳語もないのもポイント高いです。 「戦士としての武士」を知りたい人なら、問答無用で
図書館で借りているこの本をパラパラと読んでますが、非常に面白いですね。 題名からは何を扱っている本なのかよく判りませんが、陸軍航空隊の後方支援体制の設立や経緯とかが中心です。 飛行場設営、補給体制、航空機整備体制、航空通信網(有線&無線)の構築と運用、本土から戦場への航空機輸送、早期警戒網構築、搭乗員健康維持、輸送機運用体制、気象予報体制などまさに後方支援全般が書かれています。 類書がほとんど無いこともあり、非常に面白いですね。 幾つか思ったこと。 ・日本陸軍航空隊は創立から終焉まで「本土から戦場への航空機輸送」に悩まされた空軍だったのですね。 ・ドイツ空軍にとってルフトハンザ、ソ連空軍にとってアエロフロートが極めて重要な存在であったのと同様に、日本陸軍航空隊にとって民間航空の全日本航空・満州航空・中華航空が航空輸送などで非常に繋がりが強いです。 ・太平洋戦争初期の陸軍の定期輸送航空路は、
この前速水螺旋人さんのところで紹介されていた本をようやくゲットして読みましたが、色々と凄すぎです。 第二次大戦時のソ連の女性兵士のインタビュー集なんですが、どれもこれも強烈なエピソードばかり。 開戦時の志願状況とか戦場の陰惨さとか戦後に色々と差別を受けたこととか、もう沢山。 これは大真面目にMC☆あくしずで大々的に取り上げるべき本だと思うのですが。 この本は普通の「真面目」な軍事本や雑誌では無く、いわゆる女性などの「萌え」を正面から取り上げているMC☆あくしずでないと、きちんとした評価は出来ないと思います。 「真面目」なミリタリー系の人には色々と悪口が言われる「萌え系軍事本」ですが、「どうしようもない事柄をスマートに説明できる」という点が一番の長所だと私は考えていますから。 掲載されている幾つかエピソードを上げるとこんな感じ。 ・戦争末期になるまで男物の下着しか配給されず、女物の下着が支給
Twitterの方で前に書いていた事を少しまとめてみたり。 江戸時代には飢饉で餓死者が続発してましたが、幕末の開国で外国からインディカ米の緊急輸入を行えるようになると、終戦前後の一時期を除いて、日本で餓死者が多数出る事はなくなりました。 具体的に外米の大量輸入が認可されたのは、慶応2年(1866年)10月14日で、この時には、不作及び長州征伐による米流通の阻害により、各 地で米不足による一揆や打ち壊しが頻発して治安悪化しており、イギリス及びフランスが「第二の太平天国になりかねない」と判断して、幕府に外交圧力をかけ て、外米輸入を認めさせたものです。 つまり、幕府が積極的に米輸入を認めずに、外国からの圧力で餓死者が出る事が防止された事になります。 インディカ米が本格的に日本に流入しだしたのは慶応3年(1868年)になりますが、慶応3年は大政奉還とか色々とあって、そのまま慶応4年1 月に鳥羽・
何だかんだで私が結婚で電子化した書籍は1700冊をオーバーしています。 ま、大部分は自炊業者への依頼で、それなりに金もかかりましたが捨てるよりはマシです。 そんな訳で私が幾つか自炊代行業者に頼んだ経験から、注意したほうが良い事。 その1 雑誌等が可能であること 雑誌とかムックとかは執筆者が多数に及び問題が生じたら厄介なので、断る業者が多いです。 歴史群像ムックとかグランドパワーとかの著者が複数の本が軍事系とか歴史系には多く、私にとってかなり致命的。 頼んだ大量のグランドパワーとかが数箱も自炊代行業者から断られて送り返されてくると、かなり気落ちします。しかも業者からの送付代はこちらのミスということでこちらが払いますし。 自炊代行業者に本を送付する際に、ムック系列が紛れ込むことも極めてあり得るので、出来る限り最初から雑誌とが可能な自炊代行業者を選びましょう その2 大体の見積もりで送付が可能な
ちんちんの皮マンに宿敵あらわるで知った、ロサンゼルスの親イスラエル団体がリリースしたイスラエルのヒーロー「キャプテン・イスラエル」 このヒーローについては、文章で語るよりイラストで見てもらった方が早いかと。 どこからどうツッコミを入れたら良いのやら。 この格好でパレスチナ人たちの住居を地上げして、ユダヤ人を入植させるつもりでしょうか。 Capt. Israelで1話と2話が読めますけど、描いている人は大真面目な模様。 アルジャジーラにも取り上げられて騒ぎになっているようですが、傍から見ると単なるギャグにしか見えなかったりします。
コバルト文庫の魔法半将軍といえば、史実でも半将軍と言われて様々な奇行で有名な細川政元をネタにした、一部で有名なラノベです。著者の他の作品も個性あふれる作品だとは評判です。
特に「システム障害特別調査委員会の調査報告書について」のところにあるPDFはかなり読み応えがあって、システム開発とかの修羅場を体験した人間ならば何気ない文章であっても、どんな修羅場が繰り広げられているのか、想像できたりします。
防衛技術ジャーナルの2010年12月号で知ったネタですが、F-15Eストライクイーグルを改造したF-15GSE LVに驚愕しました。 このF-15GSE LVについては、グダグダ解説するより、構想(PDF)の4ページと5ページにあるイメージ図を見てもらった方が一発で判るでしょう。 これが、F-15GSE(Global Strike Eagle)-LV(Launch Vehicle)の勇姿です!! 一度見たら忘れないインパクトがありますね。 まさに見てのとおり、F-15Eストライクイーグルから弾道ミサイルを発射して地球規模の柔軟な攻撃を持たせる構想で、だからこそも名前も「グローバル・ストライクイーグル(GSE)」となってます。 打ち上げ時にはF-15の高速性を生かして、高度14,000メートル、速度マッハ1.35、上昇角度約40度で背中の大型ミサイルを切り離して、地球規模の攻撃範囲を持たせる
あまり語られることが無いですが、軍事知識や戦史の知識がある人間が田母神俊雄をどう思っているのでしょうか?
状況に応じて核武装というオプションを放棄するわけではないですが、今のまま核武装に踏み切ったら亡国というか酷い有様になります。
歴史群像最新号をゲットしました。 連載の「各国陸軍の教範を読む」は毎回楽しみにしていますが、今回の「第十二回 捜索と攻撃 その四」を読んで、ちょっと語りたくなったので書いてみます。 今回の記事はWW2までの日本陸軍の戦術教範で「捜索」がどのように定められていたか?がメインです。 内容をざっとまとめると、 ・日本軍の捜索思想は、一見ドイツ軍の教範とよく似ているが中身は別物 ・ドイツ軍の捜索思想は、 「捜索部隊指揮官に優秀な者を配置し、その下の斥候などに高い能力は必要ない」 だが、日本軍の場合、 「階級を問わず斥候任務を行うものは優秀でなくてはならない」 ・捜索部隊の任務はドイツ軍の場合 「偵察すべき任務は厳しく制限し、司令部が知りたい情報の優先順位を厳密に定める」 日本軍の場合は、 「捜索に任ずる者は命令が無くとも地形、交通、通信、気象、地方物資の状況、住民の動静を調査しなくてはならない。そ
さっきまで放映していたBS世界のドキュメンタリーの「魔術でゴールを狙え!」を見てました。 アフリカでサッカーと魔術がどういう関わりがあるかを描いた番組で、アフリカの魔術がどういうものについての番組でもあります。 いくつか箇条書きで。 ・アフリカのサッカーは魔術85%、練習15% ・深夜2時に墓場に連れて行かれて、魔術儀式をされるジュニアユース選手達 ・呪いをかけられて試合中に稲妻が落ちてきて全滅するサッカーチーム ・敵チームのロッカーに鶏の血をかけて呪いをかける。敵チームはそれを避けるために最初からユニフォームを着てきて敵地のロッカーを使わない。 ・正面から敵会場に入ると呪いをかけられるので、裏口やフェンスから出入りするサッカーチーム ・巫女さんがベビーパウダーを塗りたくって魔術儀式。パウダーに足跡が付いたら敵の呪術師から呪いの儀式を受けている証拠 ・ゴールキーパーは試合前に猿か狒々の手を
某所で知ったラテン語Wikiでの日本の天皇の表記が格好良すぎです。 Imperatores Iaponiae 再びラテン語から日本語に訳したリストはこんな感じ。 今上天皇→アキヒトゥス(Acihitus) 明治天皇→メイディウス(Meidius) 正親町天皇→オギマティウス(Ogimatius) 後醍醐天皇→ダイゴ二世(Daigo II) 村上天皇→ムラカミウス(Muracamius) 聖武天皇→シオムス(Siomus) 崇峻天皇→スシウヌス(Susiunus) 仁徳天皇→ニントクス(Nintocus) 応神天皇→オーヅィン、ハチマン(八幡)(Odzin/Hachiman) 雄略天皇→イウリアクス(Iuriacus) 光仁天皇→コーニヌス(Coninus) 桓武天皇→カンムス(Cammus) 文徳天皇→モントクス(Montocus) 崇徳天皇→ストクス(Sutocus) 近衛天皇→コノエウ
太平洋戦争末期の日本海軍の行動は、一言で言えば「自滅的」です。 レミングスの集団自決のごとく「死ぬ」ことが目的で戦争やっていたとしか思えません。 そのことは後世から見ると「愚か」ですが、日本海軍としては合理的な判断のもとにそれを行っていたと思われます。 マリアナ沖海戦で敗北した後の日本海軍の望みはどう考えても、 「第一次世界大戦のドイツ帝国海軍のようになりたくない」 です。 第一次世界大戦のドイツ帝国海軍水上部隊はイギリスとの決戦兵力として整備されましたが、大戦中は港に留まっているばかりで直接的に戦争に貢献 できず、戦争に負けかけて最後の出撃を行おうとした時点で、反発した水兵の反乱によって崩壊し、ついでにドイツ帝国という国も崩壊させてしまいました。 そして大量の残存艦艇はイギリスに拿捕されて晒し者になり最終的には集団自沈。 ドイツ帝国海軍水上部隊は歴史上汚名を残して消滅したのです。 当然、
さて普通の東方アレンジCDの価格相場はこんな感じです(もちろん例外は多々あり) ・マキシシングルCD イベント販売価格 500円前後 同人ショップ委託販売価格 700円前後 ・アルバムCD イベント販売価格 1000円前後 同人ショップ委託販売価格 1000円台前半 普通の商業CDが新品でシングル1000円前後、アルバムが1枚3000円前後なのと比べると安いです。 この安さが東方アレンジCDを買うときの心理的抵抗感を少なくしている一因だと思ってます。 商業CD1枚買うお金で東方アレンジCDを2~3枚買えますので、お小遣いが少ない人でも買うのにハードルが少ないです。 この価格の安さは、作り手が直接CDプレスを依頼して、そのまま売り手の同人ショップに流れるため、中間の問屋的な中抜きが存在しないからでしょう。 商業メジャーの場合、宣伝とかを担当することによって中抜きを正当化していますが、東方アレ
米3軍、海兵隊の新規入隊者がいずれも目標数達成、不況背景に 現在の不況でアメリカ軍の新規入隊者が定員いっぱいまで行ってしまったという記事です。 記事中にもありますが、アメリカ軍は常に志願者の不足に悩んできた軍隊なので前代未聞です。 しかし、 「国防総省当局者によると、近年の新規入隊者で頭の痛い問題は肥満で、軍事作戦での機敏な行動に悪影響を与えかねないと懸念している。17歳から24歳までの年齢層では、1980年代は20人のうち1人が肥満と診断されたが、この比率は現在では4人中1人になったという。」 ということは最近の新兵はデブばかりということですか。 軍隊に志願してくるほどの人員ですから、平均的アメリカ人よりは肥満が少ないはずなんですけど。 あと、ヤバイと思ったのは、 「国防総省は新規入隊者で、9割を高卒以上の学歴保持者で占めることを狙っていたが、96%が該当したという」 という記述。 ロー
鳩山の奥さんが金星に行ったことがあると言った事についてのウクライナのネットでの反応をまとめた鳩山夫人の奇言についての各地での報道と、それに対する反応(2)で知ったのですが、ウクライナでの反応は「今のキエフ市長と同類か」ですか。 興味を持ったので、ウクライナの首都キエフの市長レオニード=ミハーイロヴィチ=チェルノヴェーツキー氏がどういう人なのか、ざっと調べてみました。 まずはKiev mayor hopes to sing way out of crisisは金融危機での支援で、市長が俺がCDを出したら100万ドルの売り上げになるけど、売り上げは市に寄付するよと語っているという記事。 つまり「俺の歌でキエフ市を救うぜ!」というわけですね。 "I sing very well," Mr Chernovetskiy was quoted as saying. "I don't think any
この前買った「平和宇宙戦艦が世界を救う」の感想を酒飲みながら書いてみました。 この本はあんまりにも凄すぎるので、私のレベルでは酒の力を借りなければとても書くことが出来ませんでした。 さて、ネットのごく一部で人気が沸騰している「平和宇宙戦艦が世界を救う」ですが、この本を読む人にとっては以下のプラス事項があるかと。 その1 とっても心が広くなれる この本は全てが突っ込みどころだらけなので、最初は怒りたくなってきますが、読み進めるうちに慣れてしまい、突っ込みどころだらけの文章を普通に笑って楽しめるようになります。 そのお笑い効果は、心が疲れている人のリハビリとしてもお奨めです。 その2 最後までだれることなく読める 普通の本は最初だけが盛り上がって、最後は竜頭蛇尾になってしまうことがよくありますが、「平和宇宙戦艦が世界を救う」ではそんなことはありません。 最初から「予言者」の言葉とかが爆発して、
光デパートさんの某所からのネタです。 US: Large disc UFO low to ground over Texas caught on camera アメリカのテキサス州で水遊びをする子供達を撮影していた母親が、家に帰ってコンピューター上でデジカメ画像を確認すると、巨大な円盤型UFOが写っていました。 撮影時には何の音もせず、子供達も母親もまったく気づかなかったとのことです。 写真のUFOを拡大すると赤と緑のライトが確認できます。 この記事を読んだUFO民間調査団体MUFONのテキサス在住メンバーがUFOの正体を突き止めましたが、その詳細はTexas disc UFO turns out to be converted T6 trainer。 何とUFOに見えたのは、アメリカでT-6テキサン練習機を魔改造して製造された中島B5N2(97式艦上攻撃機)のレプリカ。 映画トラ・トラ・
についての感想を。 この本の著者は大戦末期に陸軍航空隊の陸軍航空輸送隊に所属して、後方から前線までの飛行機輸送任務を行っていた人物です。 大戦末期の飛行機輸送部隊の体験記なんて、全然無いのでそれだけでも貴重です。 あと終戦直後にこの人がやらかしたことは、後で書きますが、 「お前はなんて事をやらかしてるんだ~!!」 と叫びだしたくなったり。。 いくつか箇条書きを。 ・著者は昭和2年生まれで終戦の時にはまだ18歳。 搭乗員としての訓練は逓信省の乗員養成所で受けて、そこを昭和16年4月入学、昭和19年10月卒業という軍人搭乗員としては珍しい経歴。 卒業時点で上等兵になり、陸軍航空輸送部第9航空隊太刀洗分遣隊に配属されて、各地に航空機を輸送する任務につくことに。 昭和20年3月に一気に軍曹に昇進。 ・1944年10月に部隊配属された時点で著者の飛行時間は300時間。 この時期には特攻も始まり実戦部
2ch軍事板の【中】J10や87式や99式等について語る【国】★5(http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/army/1231672409/)で知ったネタですが、中国の軍事マニアが自分たちの国のJ-10Bを美少女化してました。 http://bbs.cjdby.net/viewthread.php?tid=621345&extra=page%3D1&page=1 参考:J-10のWiki 何というか、日本で兵器が美少女化されているのとノリが全く一緒なのですけどw コメントのノリも一緒ですし。 J-10Bは無表情なのかというコメントにたいして、33番のコメントで作者が、 「無表情ではない!!! 傲嬌(ツンデレ)だ!!!」 と熱く叫んでいるのにも吹きました。 あとは16番に貼られていた、盗撮ネタということでSR-71ブラックバードと射命丸文が一緒に描かれて
第二次大戦末期のドイツ空軍の特攻攻撃について、きちんとまとめられた日本で初めての本です。 当時の情勢とか、日本の特攻がドイツでの作戦実施に与えた影響、戦後何故ドイツでこの特攻攻撃が語られなくなったか?とかも書かれてます。 この本では、 ・1945年4月7日にアメリカ爆撃部隊に向けて出撃したエルベ特別航空隊の戦い ・1945年4月16~17日に行われたオーデル川にかかるソ連軍橋梁への体当たり攻撃 の2つの作戦を参加者の証言を元に記述しています。 それと作者が現役新聞記者ということもあってか、文章がかなり平易で読みやすいです。 軍事的な専門用語をできるだけ排除して、普通の人にも分かりやすくしようとしてます。 どのくらい文章から軍事用語を排除しているかと言うと、証言者達の当時の軍の階級すら書いていないくらい。 それでも充分に当時の情勢や技術的状況とかを判りやすく書いていて、非常に好感が持てる本か
迷子になった無人哨戒機、平和維持部隊の任務地チャドから故郷アイルランドへむかって5000キロの旅を続けたあげくで知った話です。 ダルフール紛争絡みで2008年からアフリカのチャドで国連平和維持軍の欧州連合部隊(EUFOR)の一員として活動しているアイルランド軍は、これまでに監視任務に運用しているUAV(イスラエル製Orbiter)6機のうち2機を喪失しましたが、実はそのうちの1機はオペレータとのリンクが途切れた後に、自分の判断で本国アイルランドを目的地に設定しなおして飛行し続けていたそうです。 残念ながらOrbiterは航続距離の短い小型UAVなため、元記事によるとチャド~アイルランド間5000キロのうち4800キロを残して電池切れで力尽きてしまいましたが。 つまり、 「戦場で迷子になって一人きりになった無人軍用機が、自分の判断ではるか彼方の故郷アイルランドを目的地に設定して、バッテリーの
イスラエルのガザ攻撃はガザの民間人を多数殺傷しているイスラエルが世界中から非難されまくってますが、個人的にはイスラエルの方が追い詰められているようにしか見えません。 今のイスラエルの置かれている状況を日本で例えてみます。 (かなり乱暴なので細かい突っ込みは勘弁してください) ・北朝鮮が内部崩壊。 色々な事情で韓国は北朝鮮を合併できず暫定政権が成立。 しかし今のイラクやアフガニスタンのようにその政権は国内をまともに統治できず北朝鮮は大混乱。 ・大混乱して希望の見えない北朝鮮ではネット等で反日世論が爆発。 北朝鮮から日本に大量流入した出稼ぎ労働者のごくごく一部が日本の都市部で自爆テロ。 ・相次ぐ北朝鮮人の自爆テロに日本は北朝鮮からの労働者移入を制限。 だがその措置により、日本での出稼ぎ労働者からの送金に頼っていた北朝鮮の経済は破滅。 それまで、北朝鮮でたいした支持を受けていなかった反日テロ組織
首相の先祖は下着ドロ、豪で見直される流刑地としての過去 司史生さんが某所で書かれていたのですが、オーストラリアの首相の先祖がどのような罪を犯してオーストラリアに流罪になったかが判明した、という記事です。 このたび明らかにされた家系図によると、首相の父方の曾々祖父、トーマス・ラッド(Thomas Rudd)氏は「砂糖1袋を不法に入手した」罪で7年の刑期を過ごすため、1801年に英植民地だったオーストラリアに流された。 また、国営通信社AAPが家系図を元に報じたところによれば、首相の父方の曾々々祖母にあたるメアリー・ウェイド(Mary Wade)さんはロンドンの路上生活児で、道路掃除や物ごいで日銭を稼いでいた。 メアリーさんは12歳だった1788年、年上の少女とつるんで8歳の別の少女をトイレに連れ込み、ドレスと下着を奪った。翌89年1月、ロンドンの中央刑事裁判所・オールドベイリー(Old Ba
「ワレサ氏は秘密警察の元スパイ」告発本出版、論争呼ぶ 記事はポーランドで「連帯」を率い、大統領にもなったレフ・ワレサが1970~76年まで「ボレク」というコードネームを持つ秘密警察の非公式協力者で、大統領時代に自らに関する秘密警察資料を取り寄せた際、資料を返却せず証拠隠滅を図った等が書かれた本が出版されたというものです。 個人的にこのニュースはまず本当だと思います。 「連帯」の事件が大々的に起こったのは1980年頃なので、そのときには既に関係は切れていたようですが、「連帯」の大元になったグダニスクの労働者グループに入る際にはスパイとして潜入したということなのでしょう。 ただスパイとして潜入した筈のワレサは何かに目覚めてしまったらしく、最終的にポーランド共産主義政府を倒してしまうことになりますが。 同じようなタイプとしてはドイツのヒトラーもそうですね。 彼が泡沫政党「ドイツ国家社会主義労働者
変なゲリラ ネパールのマオイスト・ゲリラがゲリラ組織なのに、外国人相手にきちんと領収書を切っていたというお話。 私はこの話を知って、こういう武装集団だからこそ、最終的に彼らがネパールを掌握できたのだと思いました。 古今東西のあらゆる反政府武装集団って、内部財政がザルなのばかりですが、領収書なんてのをちゃんと管理しているということは、それなりに財政体制がしっかりしているということですし。 そもそも古今東西の革命家って金勘定が出来なかったり、それ以前の問題として武装闘争ばかりやっているうちに普通の金銭感覚を無くすのが多いです。 戦後日本の過激派組織も、武装闘争メンバーが地下に潜り、その活動の資金面を表の組織からの寄付などで支えるという形が多かったですが、ずっと隠れてばかりの武装闘争メンバーが金銭感覚を失ってしまい、豪遊などで無駄な金を使ってトラブルになることが多かったようです。 一般民衆のため
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『MURAJIの戯れ言so-net blog版』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く