サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
体力トレーニング
news.yahoo.co.jp
北海道の洞爺湖で中国の国籍を持つドライバーがレンタカーで自転車の列に突っ込み、大学生4人重軽傷という事故を起こした。このドライバーが日本で有効な運転免許証を持っていたのか不明ながら、基本的に中国の免許だと日本で運転出来ない。本来ならレンタカーも借りれないのだけれど、驚く状況が起きている。 海外からの観光客多い沖縄では、2015年に17,7%もの中国人がレンタカーを利用していたという。北海道でも徐々に増加していると言われており、危惧する声も多い。なぜ中国の免許が危険なのか? 交通法規の共通化をすすめている『ジュネーヴ条約』に中国は加入していないからだ。したがって運転の常識からして異なる。 ジュネーヴ条約に加入している国同士や、2国間で協定を結んでいる国(ドイツやフランス、台湾など)は相互の免許証が有効ながら、中国の免許証についていえば無効。つまり無免許運転ということ。なぜ日本でレンタカー出来
排気ガス不正疑惑で問題となったベンツが(日本での正式名称はメルセデスベンツ)過剰在庫を抱えたのだろう。大バーゲンセールを行っている。驚くべきは値下がり額! 例えばベンツの公式Webサイトで360万円と表示されている『B180』という車種の売り物を探すと、走行9kmという実質的な新車で272万円。 何とナンバーが付いただけで90万円くらい安く買える。しかもこのクルマ、メルセデスベンツ日本の正規ディーラーの展示車。その他、正規ディーラーが在庫をかかえきれなくなってオークションに出すケースも続出しており、普通の中古車屋さんであれば”ほぼ新車”が228万円程度で大量に流通している。140万円安いのだから驚く。 もちろん大バーゲンセールはB180だけに限らない。一昔前なら憧れの人気車『C200d』も正規ディーラーの”ほぼ新車”で398万円。正価575万円ということを考えれば実質的な値落ちは強烈。前述
世界規模で電気自動車へ切り替えようという動きが出ている中、何とマツダは次世代省燃費ガソリンエンジンを発表した。究極のガソリンエンジンとも呼ばれる『圧縮着火』なる技術で、もちろん市販されれば世界初。理論上の性能を発揮させることが出来たならディーゼルエンジンと同等の燃費を実現する。 マツダは電気自動車や電気とガソリンを組み合わせて使うハイブリッドの普及に懐疑的で、リーマンショックを受けピストンエンジンが本命だという戦略を2009年に立てた(スカイアクティブ)。以後、ハイブリッド技術はトヨタなどから導入すればよいという方向を打ち出す。エンジンに将来を託したのだった。 しかしマツダの読みは大きく外れ、世界規模で電気自動車の方に流れが行きつつある。中国やインドなど新興国を見ると明らかに電気自動車方向へ舵を切った。マツダとしては、アメリカなど一部の先進国にエンジンも残ると判断した? 実際、石油は採掘さ
2015年の参戦以来、悪いニュース続きのホンダF1ながら初めて明るい情報が入ってきた! 終盤に向け、大きく進化するかもしれない。どうやらホンダジェットの技術ノウハウを投入するようなのだ。御存知の通りホンダジェットに搭載されるエンジンは本田技術研究所の和光で設計&開発されている。 本田技術研究所の要職がホンダF1の低迷を受け「ここまで来たら総力戦。持てる技術を全て使おう。ところでジェットエンジンの技術は流用できないのか?」と考えたらしい。一般的にピストンが上下する内燃機関と、タービンエンジンは別モノと思われている。だからこそ今まで関与してこなかった。 逆に言えば、そこまで追い込まれているということだろう。という経緯でジェットエンジンの開発チームにF1パワーユニットの情報や図面を見せたところ「ええっ?」と驚いたそうな。詳細は不明ながら精度の管理がジェットエンジンと全く違うらしい。ジェットエンジ
ヨーロッパ各国が電気自動車に大きく舵を切った。オランダやノルウェイなど早い国では2025年から。ドイツ2030年から。イギリスやフランスも2040年から基本的に電気自動車しか販売してはいけないという法案が正規に通りそうになっている(ディーゼルは禁止。ガソリンハイブリッドについては国により検討中)。 電池の進化など考えれば、もはや実現不可能ではない。2020年くらいになるとリチウムイオン電池で実用航続距離300km&急速充電時間20分が見えているし、2022年あたりに登場する全固形電池なら実用航続距離400km&充電時間10分。当然ながら月極やマンションなど多くの駐車場に充電コンセントが付けられると思う。 乗用車についていえば電気化でOK。大きな問題がトラックやバスである。ディーゼルエンジンの全廃は、どうやら二酸化炭素の排出量と言うより健康被害からきているらしい。ディーゼル排気ガス中に含まれ
中国全体の自動車販売台数が頭打ちになった2017年1~6月期ながら、日本車の販売台数は回復しておりホンダやマツダなど過去最高の数字となっている。依然として対日感情が好転しない状況の中、なぜ好調なのか? 調べてみたら、意外なことに日本を訪れた中国人観光客の口コミによるものだという。 今年1~6月の中国自動車販売台数は、前年同期の1,61%増。景気や成長率の鈍化を受け停滞した。ドイツ勢も5,5%増。アメリカ勢3,5%増という状況。そんな中、日本勢はホンダの1ブランドであるアキュラが過去最高5,4倍(%でなく倍!)を筆頭に、ホンダ過去最高18%増。マツダ過去最高15%増。日産6,7%増。トヨタ5,4%増といった具合で、日本勢合計は17,01%増。圧倒的な伸びといってよい。 中国で自家用車を買えるような収入の層は、日本旅行をする層と重なっている。日本に旅行に行った人達は、口コミをSNSなどで発信。
電気自動車、日産リーフの中古車価格が激しく下落している。2011年や2012年の初期モデルについていえば、30万円~40万円という超バーゲンセール。新車時に325万円した2016年モデルの自動ブレーキ付きモデルすら110万円台で購入可能という状況。日本の量販自動車で最も激しい価格下落を記録中である。 なぜ暴落か? 理由は簡単。バッテリーの性能劣化のためである。御存知の通りバッテリーの場合、使っていると性能低下する。初期型のリーフで言えば、新車時に160kmほど走れたものの、今や100km以下になってしまった個体すら珍しくない。エアコンや暖房を使うと、80km程度となり、近所の買い物以外使えくなってしまう。 リーフに乗っていると、確実に性能劣化を感じるだけでなく、遠からず自動車としての役割を果たせなくなり「ゴミ」になってしまう気分を味わうことになる。最大にして唯一の解決策は「安価なバッテリー
フロリダからカナダ国境のミシガンまで4200kmを9日間掛けて走る全米最大のヒストリックカーイベント『グレートレース』に出場したスバル360が全行程を走りきり、日本車としては初めてとなる栄誉ある特別賞を二つも獲得。そして毎日のゴール地点で「可愛い!」と多くのアメリカ人の笑顔を作った。 スバル360は来年還暦を迎える日本のファミリカーの始祖的存在として広く知られており、NHKの『プロジェクトX』でも取り上げられ視聴者の涙を誘ったモデル。戦争の荒廃から抜け出そうと日本全体で頑張る中、やっと本格的な工業製品を作ることが許された技術者達は小さい小さいクルマに日本の夢を載せたのである。 1958年に発売された時は連続して高速走行出来るようなテストコースもなく(高速道路自体無かった)、連日80km/h以上で、長い日だと600km走るような使い方など想定していなかったと思う。しかも排気量は360cc。グ
東名のバス事故、問題は高速道路の分離帯の構造と書いたら「スピードを出し過ぎたクルマが悪い。道路の問題ではない」と主張する意見が少なからずあり、驚いた。もちろん原因を作ったのは乗用車だけれど(故意か疾病か現時点で不明)、社会インフラというのは個人のミスに耐えられる安全性を確保していなければならない。 高速道路の中央分離帯の場合、パンクして車両のコントロールが出来なくなったり、他車と接触して中央分離帯に衝突することだってある。そういったクルマを対向車線に飛び出さなないような役割を持たせなければならない。実際、中央分離帯を設計する時の基本中の基本。そのためのガードレールやガードロープなのだ。 中央分離帯に衝突してハネ返ってくるなのに今回は全く役に立たなかった。中央分離帯のガードレールに衝突する前に飛んでしまったからだ。なぜ中央分離帯が盛り土になっていたのか、全く理解出来ない。通常の高速道路であれ
・追記 時間の経過と共にたくさんの状況が出てきた。下の写真は対向車線側の中央分離帯。普通、中央分離帯は平坦になっていないとならない。けれど事故区間を見ると、中央に行くにしたがって盛り上がっている。ここにクルマが飛び込めばジャンプ台のようになってしまうことだろう。 対向車線の中央分離帯なんでこういった構造になってしまったのか全く理解出来ない。中央分離帯の土盛りにワダチがあって飛び出していれば道路管理者側の大きなミスだと思う。今回はバス側に死者出なかったものの、当たったのが乗用車などなら厳しい状況になっていたと思う。全国の高速道路の早急な見直しが必要だ。 ------------------------- 本日朝に東名道で発生したバスと乗用車の事故、今まで見たこと無い形態である。様々な情報を集めると、どうやら対向車が宙に舞い、走行中のバスの上に落ちてきたようだ。車両は原型を留めていないほどのダ
トヨタがテスラとの提携を全面解消し、最後まで所有していた1%の株式を全て手放した模様。トヨタが提携した時の投資額は45億円(3,15%)。すでに2,15%の売却で数百億円規模の利益を得ていると思われるのに加え、現在のテスラの株価総額に於ける1%と言えば570億円程度。この売買に於いてトヨタが得たと思われる利益は1000億円を超えると考えていいだろう! 今や破竹のイキオイのイーロン・マスク代表ながら2010年当時テスラは経営的にとても厳しい状況にあり、”ほぼ”豊田章男社長の一存でテスラへの資金援助を決定。その上で、現在テスラの稼ぎ頭になっているフリーモントの工場を38億円という破格で売却した。加えて「トヨタが援助した」ということで運転資金も集まり立ち直る。 現在のテスラがあるのは、トヨタの援助あったからと言ってよいと思う。しかしその後、両社の関係は悪化。トヨタとテスラで共同開発することになっ
ここにきて自動ブレーキの性能差が一段と大きくなってきた。20~25km/hという極めて限られた車速でのみ止るという、ほとんど役に立たないと思われる性能しか持っていない車種もあれば、優秀な自動ブレーキの他、車両全周に渡る事故防止機能を持たせ、事故発生率にして90%以上削減出来そうな車種まである。 そもそも現時点では歩行者を検知出来ない自動ブレーキが大半を占めているのに、多くのユーザーはそのことを認識していない傾向。重要な情報ながら、メディアもほとんど取り上げない。という中、技術革新は進み、素晴らしい性能を持つ自動ブレーキが出てきた。 ・自動ブレーキの試験結果一覧 なかでも最近「凄い!」と評価されているのが、イスラエルの企業『モービルアイ社』(インテル傘下)の新世代カメラだ。下の動画はこのカメラを使った歩行者に対する自動ブレーキ試験動画。車種はマツダ・アクセラである。車両の間から出てきた歩行者
東京モーターショーの出展メーカーが発表された。リストを見て業界関係者は「それほど深刻な状況なのか!」と驚きを隠さない。ここ数回、東京モーターショーは海外メーカーの出展取りやめが相次ぎ、今や国際ショーと言うには恥ずかしいほど。なにしろ世界有数の自動車生産国であるアメリカや、伝統あるイギリス、イタリア勢の姿も無いほど。 ・東京モーターショー凋落。米・英・伊の出展無し そればかりか、数少ない出展社リストの水増しまで行っている。例えば『メルセデスベンツ』は、本体の他『メルセデスAMG』、さらに『メルセデス・マイバッハ』、メルセデスベンツのブランドである『スマート』、そして『スマート・ブラバス』というブランド名まで並ぶ。ちなみにAMGなど『スバル』に対する『STI』のようなもの。 だとしたら日産だけでなく、関連の『ニスモ』や『オーテック』を出展社リストに載せているかと言えば、無し。日本のメーカーにつ
今年の秋に開催される東京モーターショーの出展メーカーが発表された。ここ何回か東京モーターショーの存在感は薄れてきたけれど、一段と寂しくなってきたようだ。世界最大級の自動車生産国であるアメリカのメーカーは姿を見せず、今回からフィアットが撤退しイタリアの自動車メーカーも消えた。ジャガーやランドローバーといったイギリス勢も出展社リストに無い。 ドイツ VW、アウディ、ポルシェ、BMW、メルセデスベンツ フランス ルノー、プジョー、シトロエン スウェーデン ボルボ 海外の自動車メーカーはVWやベンツ、BMWなどドイツ勢と、日産グループであるルノー、そしてプジョーなどフランス勢。それに加えてボルボのみ。一時期はフランクフルトやパリと並び「世界の3大モーターショー」とも言われていた東京モーターショーながら、今や5大モーターショーから転落。ここにも日本パッシング(日本抜かし)の兆候が出ている。
盗難防止に決定的な効果を発揮すると言われてきたスマートキー(暗号電波で車両との交信を行いドア開閉やエンジン始動を行う)ながら、ここにきて「リレーアタック」という方法を使えば簡単に突破できることがアムステルダムで開催された『HITBSecConf2017』に緊急課題として挙げられた。動画を見ると10秒ほどでエンジン始動し、盗難されてしまう。 もう少し具体的に説明したい。スマートキーは1mくらいしか飛ばない微弱な電波を常時出している。スマートキーを所持している状態でドアノブなどに触れると、車両側から電波を発射。スマートキーと通信してドアロック解除するというシステムだ。この電波の中に暗号など含まれているため、同じスマートキーでないと稼働しない。 リレーアタックはこの特性を逆手に取る。スマートキーを持った人が買い物など自分のクルマから離れるとしよう。1人が車両の近所に。猛1人はスマートキーに接近し
大分県で病院に軽自動車が飛び込むという事故が起きた。ブレーキ痕が無く原因はアクセルとブレーキの踏み間違えだろう。TVなどの報道を見ると「暴走事故防止のため自動ブレーキの標準装備化を急ぐ」と言われているけれど、残念ながら今のシステムではアクセル全開による飛び出し事故の全てを防ぐことなど出来ない。 車両の直前に他の車両や歩行者、壁などあればアクセル全開にしてもパワーが出ないようになっているものの、障害物まで10m以上の距離あれば自動ブレーキ機能は稼働しないからだ。というのも、壁のない場所でアクセル全開にしてパワーが出なければ高速道路などで合流出来ないからである。大分県の事故も防止出来なかったと思う。 ではアクセルとブレーキの踏み間違い事故の防止は難しいかといえば、そんなことない。このタイプの事故を分析すると、ブレーキだと思っているため皆さん力一杯アクセルを踏み込んでいる。「思い切りブレーキを踏
千葉県でプロパイロット付きの日産セレナが追突事故を起こした。国交省のリリースや報道を見ると「自動運転を過信しないで」という内容だけれど、状況からすれば自動運転でなく、今や急速に普及が始まっている自動ブレーキの問題だと思われる。報道を見る限り、ディーラーの営業担当が公道で他車を相手に自動ブレーキの試験をさせたということになる。 ・国土交通省のリリース そもそも自動運転(日産プロパイロット)と自動ブレーキは全く違う。自動運転の場合、加速も減速も普通の運転より穏やかに行われる。仮にプロパイロットの体験試乗をしていたなら、早めにブレーキが掛かるハズ。そして減速しなければ、普通にブレーキを踏むことで安全に止まれることだろう。ブレーキを掛けないよう指示したなら、信じられないミスだ。 ちなみに国土交通省のリリースを見ると「プロパイロットシステムを使用した走行中に」とある。プロパイロットの機能は、日産も宣
自動運転の実証試験は昨年までグーグルが熱心に取り組んでいたものの、いくつかの事故を含むトラブルのため直接的な開発を終了。今やホンダと組み、公道での無人走行試験を中止して着実路線に切り替えている。アップルも熱心だったが、これまた開発規模を縮小し威勢の良いニュースは途絶えた。 そんな中、唯一頑張っていた『ウーバー』だけれど、数日前にアリゾナで自動運転中に事故を起こし、自動運転車両が横転。乗っていた2人は怪我を負った。自動運転者と普通のクルマがお互い譲らなかったようである(事故の詳細な状況は調査中)。起こるべくして起きた事故だと考える。 ・ツイッターにアップされた事故直後の写真 この事故でウーバーは実証試験を中止。そればかりか、ウーバーから資金を引き揚げる動きも顕著になり、存続自体も怪しくなっている。ということで最後まで残っていた実証試験の中止により、ベンチャーの大規模完全自動運転プロジェクトは
軽自動車のナンバープレートといえば、目立つ上、ボディカラーとのコビネーションが難しい「黄色」になってしまう。しかし! 4月から交付を開始する『ラグビーワールドカップ2019』の特別仕様ナンバープレートを選ぶことにより、普通車と同じ白ナンバーになる。しかも手続き簡単。詳しく紹介したい。 特別仕様ナンバープレートは、ラグビーワールドカップ2019の応援のため企画されたもの。上の如くナンバープレート右上にピンク基調のエンブレムが入る。交付料金は地域によって異なるものの、東京の場合7000円。全国的に同じくらいだと考えていい。どうやって手続きしたいいだろうか? ・申し込みサイト まず車検証など用意し、上のリンクから申し込みサイトに行く。必要な項目を記入。料金を振り込めば終了である。オーダーしてからプレートの生産を行うため、おおよそ10日間程度掛かるという。ちなみにナンバーの数字などは現在使っている
安倍首相がトランプ大統領とどんな約束をしたのか不明ながら、少なくともアメリカのクルマを日本でもう少し売らなければならなくなるだろう。担当する部門で交渉をする場合、必ず出して欲しいのがフォードの撤退である。徹底的に日本から尻尾巻いて撤退した理由を追求すべきだと思う。 そもそもフォードジャパンは「アメリカ本国仕様の車種は大きくて売れない」という理由を付け、販売に前向きではなかった。エクスプローラーやマスタングをフル装備状態にして本国より大幅に高い値で販売していたのみ。何度「本国と同じような価格でフォードを入れたらどうか?」と言ってきた。 フォードジャパンが選んだのは『フォーカス』などヨーロッパフォード開発の小型モデルである。アメリカ本国モデルだと左ハンドルしかなく、ボディサイズも大きい。ヨーロッパフォード開発のクルマであれば、イギリス仕様の右ハンドルはあるし、フォーカスなら生産国だってタイ国。
今や全く先が見えなくなったTPPながら、その中で日本は自動車税の排気量課金を見直すことになっていたようだ。実際、排気量による自動車税の区分をしている国は非常に少ない。日本と同じく輸入車の締め出しをしようとしている中国くらいのもの。 本来、自動車税を決めるなら、燃費や出力を基準にすべきだ。排気量を基準とした理由が全く理解出来ない。同じ300馬力でも2000ccなら3万9500円で、3600ccになったら6万6500円なのである。 燃費規制が声高に叫ばれる昨今なら、自動車税を管理目的ということで一律1万円くらいにしておき、後はガソリンに現在の自動車税の税収分を分配して課税したっていい。これなら排気量と関係無く公平な税負担になることだろう。燃費良い運転をすれば税金負担も下がる。 日本より厳しいアメリカのディーゼル排気ガス規制をクリアしたクルマを、日本でそのまま車検が取れるようにすることも必要。ト
日本でアメリカ車は売れるだろうか? 結論から書くと「アメリカ人の好みと日本人の好みは違うため基本的に難しい」と思う。トヨタやホンダのアメリカ向けモデルをみれば解る。現在もカムリやアコードというアメリカでのベストセラーカーを日本国内で販売しているけれど、トヨタを持ってしても毎月数百台しか売れない。 ホンダの場合、アメリカで生産したモデルを何回か日本に持ってきて販売したものの、全て失敗。今年の夏にアメリカ向けのシビックを日本で販売するというが、これまた厳しいと予想される。ちなみに日本とヨーロッパは使い方がデザインの好みが似ている部分もあるため、性能の良いベンツやBMWなどは日本でも売れている。 ただヨーロッパ車であっても、アメリカのGMの傘下であるオペルや、ヨーロッパフォードのクルマは日本で受け入れられない。オペルやヨーロッパフォード、デザインが日本人向けでなく、性能もベンツやBMWより低いか
トランプ大統領は日本に対し「アメリカ車が売れないのは非関税障壁のためだ!」と言い始めた。実際、日本に於けるアメリカ車の価格は高い。アメリカなら310万円から買えるGMのシボレー・カマロが間もなく日本でも発売されるけれど、日本に入ってくるのは同じエンジンの豪華装備モデルで490万円程度になるという。 ちなみにどんな車種であっても、最上級の豪華装備グレードの販売比率は少ない。もちろんそうなった理由は存在する。長い間、アメリカ車といえば排気量が大きく、お金持ちしか買えなかった。お金持ちのニーズを満足させようとすれば、下品なくらいゴテゴテしたクルマが必要だとインポーターは考えているのだ。 仮にアメリカのディーラーで買ったクルマを日本に持って帰ってきてナンバーを取れるのなら、現地価格+10万円程度の運送コストで済む。カマロは映画『トランスフォーマー』の人気キャラになっており、搭載されるエンジンも20
トランプ大統領が「日本は自動車に対し輸入障壁を設けている」と主張していることに対し、日本政府は「関税ゼロ。安全基準は米国の方が厳しい。環境基準も厳しい。輸入障壁など無い」と言っているけれど、現実が全く解っていないと思う。アメリカからクルマを持ってきてナンバー取ろうとすると、大変な作業である。 例えば排気ガス。アメリカ基準が日本より厳しいのなら、アメリカ仕様に関しては排気ガス試験など不用のハズだ。本来なら工場から出荷された証明書あればナンバー取れるし、書類のある中古車も名義変更や車検継続が可能。なのにアメリカからクルマを輸入した場合、国交省は「排気ガス規制は通っていない」と判断する。 つまり日本側で再計測しなければならないのだった。これには数十万円の費用が掛かってしまうため、簡単に持ってくることなどできない。車体に関しても、安全基準が同じであれば本来ならヘッドライトさえ左側通行用に交換するだ
福岡のタクシー暴走事故、ここにきて「フロアマットが2枚使われていたため」という方向になりそうだけれど、もう少し深く考えるべきだと思う。そもそもプリウスには『ブレーキオーバーライド』という安全コンセプトが導入されている。「アクセルとブレーキを同時に踏んだらブレーキを優先させましょう」という考え方だ。 仮にフロアマットに引っかかってアクセルが戻らなくなっても、ブレーキペダルを踏めば馬力を絞るようになっている。そういった意味ではプリウスというクルマ、優れた安全性を持ってます。さらにフロアマットにアクセルが引っかかるのは一番奥まで踏み込んだ時に限られる。奥まで踏み込まないとアクセルペダルが床面に届かないからだ。 普通のアクセル開度なら床まで届かない。100歩譲ってアクセル全開になり、なおかつブレーキオーバーライドが効かなかったとしても、ブレーキさえ強く踏めば、プリウスは負圧(アクセル戻した時にブレ
アメリカで燃費の認定を行うEPA(環境保護庁)は、現代自動車の新型ハイブリッド車『アイオニック』の燃費を発表した。驚くべきことに歴代モデルの中で最も優れた数値の新型プリウスを凌いでおり、トヨタに衝撃を与えている。御存知の通りプリウスはトヨタを代表するECOカーであり、4世代20年間にわたり燃費を追求してきた。 ちなみにアメリカ仕様の新型プリウスの燃費は23,9km/L。日本のJC08モードでは37,2km/Lながら米国は実燃費に近い数字でないと訴えられる。プリウスのユーザーなら23,9km/Lが実際の燃費に近い数字だと理解していただけることだろう。EPAが認定したアイオニックの燃費は、プリウスと同じ計り方で24,7km/Lに達した。 わずか0,8km/Lと思うだろうけれど、今までプリウスに匹敵するEPA燃費のクルマは皆無。ホンダを始め、フォードや現代自動車、VWなどもハイブリッド車を開発し
11月としては記録的な寒波がやってきており、広い地域で降雪も予想されている。当然ながら多くの人が夏タイヤからスタッドレスタイヤへの交換を考えるため、本日は多くのガソリンスタンドやカー用品店がタイヤ交換作業待ち。「それなら」と自分での作業を考える人も多いだろう。 交換作業自体簡単ながら、タイヤは命を預ける重要な部品だし、クルマをジャッキで持ち上げるという行為も危険性を伴う。安全のためのワンポイントアドバイスをお届けしたい。 まず作業する場所。微妙な勾配であってもジャッキアップするとクルマが動いてしまう。タイヤを外している最中にジャッキから落ちたら大きな事故になる。平坦な場所を選んだ上、パーキングブレーキを掛けとAT車ならパーキングレンジに入れておくこと。その上でレンガや角材でもいいから車止めをしておきたい。 ホイールナットはジャッキアップする前、対角線上に反回転程度緩めておく(ジャッキアップ
警察庁は高速道路の最高速度を一部区間で100km/hから110km/hへ引き上げると発表した。とはいえ今までの警察の動きを見ていると単なる「規制緩和」と思えない。自動車産業にとって追い風だろうか? 御存知の通り現在の制限速度は全く守られていない。制限速度があまりに低すぎるからだ。首都高速の都心環状線など基本的に50km/h制限(40km/hの区間も多い)。速度を遵守している車両など皆無に近い。 それでいて取り締まりをするときは誰も守っていない速度を基準にしてくるため、国民の大半が警察官の二枚舌に閉口している状態。そもそも警察官や裁判官だって非番の時は流れに乗って走っていると思う。 結果、警察嫌いを招いてしまっている。まともな官僚なら「なんとかしたい」と考えることだろう。今回制限速度を上げるにあたっての根拠を見ると「実際の走行速度と違うため」としてきた。その通りかと。 一方、制限速度を引き上
2014年に新車の41%を占めるまでになった軽自動車ながら、その後、販売シェアは縮小を続け、10月の販売台数速報によれば33%まで落ちた。なぜ安価で手頃な軽自動車の売れ行きが落ちてしまったのだろう。いくつか理由は考えられるけれど、どうやら主因は30歳以下の若い世代の軽自動車人気低下にあるようだ。 まず若い世代の軽自動車離れだけれど、調べてみたら「危険だから」という声が多い。本当かな、と思っていたら、どうやらSNSとかクチコミで広まっているらしい。SNSやクチコミで回っている情報は信じる傾向にあるから、軽自動車離れの要因になりつつある。 しかも一般のメディアに危険だという話が出てこないのは「自動車メーカーから広告料で口止めされているから」という理由も付く。もはや印象真っ黒である。果たしてどうか? 残念ながら「半分その通り」。側面衝突時に役立つサイド&カーテンエアバッグ一つ取っても、ホンダを除
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『news.yahoo.co.jp』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く