昨日は折形デザイン研究所のトークショーを聞いた後、アップルストア銀座へ。美術出版社から『欧文組版』を上梓された、嘉瑞工房・高岡昌生さんのトークショーを聞くためだ。 欧文組版 組版の基礎とマナー (タイポグラフィの基本BOOK) 作者: 高岡昌生,高岡重蔵出版社/メーカー: 美術出版社発売日: 2010/02/25メディア: 単行本購入: 11人 クリック: 93回この商品を含むブログ (20件) を見る 嘉瑞工房は戦前から続く欧文金属活字の印刷会社で、海外からも高い評価を得ている。昌生さんはその三代目にあたる。 トークショーでは、本の内容に沿いながら、なぜ昌生さんがこの本を作ろうと思ったのか、本に込められた想いについてが語られた*1。 この本は「読みやすい欧文組版」をテーマにしている。そしてもうひとつの大きなテーマが「思いやり」だという。組版はなんのためになされるかといえば、「読み手のため